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京芸の授業風景を紹介します!第ニ弾は環境デザイン専攻の合評です

2013.06.03

本学の授業の様子をご紹介するシリーズ第二弾は,美術学部デザイン科の環境デザイン専攻の合評です。

「合評」とは,課題制作に対して教員から評価・指導・助言を受ける授業です。

今回は,非常勤講師の古鍛冶達也先生(植物事務所COCA-Z代表)から出された「自分の好きな植物を選んで,都市空間に配置する」という課題に,4回生の4人,研究留学生の1人が挑みました。

学生は,まず好きな植物を選ぶところから始めて,植物をスケッチしたり,特性を調査します。そして,植物の色や大きさ,形や影を生かして,その場所を訪れる人に与える影響を多方面から考え,資料とともに立体作品を作り上げます。

池上俊郎教授堀口豊太教授藤本英子教授,非常勤講師の古鍛冶先生,島田陽先生(タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所代表)を前に,学生が緊張した面持ちでプレゼンテーションを始めます。コンセプトや着想に対して,先生方から鋭く指摘される場面もありますが,教員や参加している学生が,発表者自身が考えてきた過程に寄り添ってアイデアを出すことに多く時間を割いています。

合評を御存じの方には,この「全員参加でアイデアを出し合う」というのは,変わったスタイルだと感じられるかもしれませんが,教員から学生への一方向の指導ではないところが,京芸の合評の大きな特徴なのです。

一人の学生の作品に対して,じっくりと時間をかけて,教員と学生がフラットな関係でディスカッションし,全員でより良いものに仕上げていくというプロセスを大切にしています。