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京芸の授業風景を紹介します!第三弾はピアノ専攻の公開レッスンの様子です

2013.06.07

本学の授業の様子をご紹介するシリーズ第三弾は,音楽学部ピアノ専攻の公開レッスンです。

6月5日(水曜日)に開催された公開レッスンは,本学と交流協定を結んでいるブレーメン芸術大学で教鞭を取られるピアニスト,クラウディア・ビルクホルツ氏をお招きしました。そして,レッスンを受講するのは,6月10日(月曜日)に開催されるピアノフェスティバルに出演するピアノ専攻の学生達です。

ビルクホルツ氏のミニ・コンサートに続いて公開レッスンが始まると,学生の熱の入った演奏が講堂に響きます。一人一人への丁寧なアドバイスを受けて,学生の演奏は,更に表情豊かになっていきました。

ラヴェル作曲「夜のガスパールより 3.スカルボ」を演奏する西岡沙樹さん(3回生)は,「曲全体の説得力を増すために、弱音の表現をもっと追求すると良いですね。それによって曲の持つ色彩感を明確に表現することができるから。」とアドバイスされたとのこと。「楽曲を詳しくご存じない方に聞いていただいても,情景が浮かび上がるような演奏を目指します。」と,本番に向けた意気込みを語っていただきました。

「楽譜どおりでなくても、曲が持つ響きやリズムの特徴を生かせるペダリングを教えていただきました。」と語るのは,坂口絵梨さん(4回生)。演奏する曲はショパン作曲「2つのピアノのためのロンド」のデュオ。「この曲は特にペダルの指示が曖昧なところもあり、しっくりこないなと思いながらもそのまま弾いていた部分もありました。今日いただいたアドバイスを元に、より自分たちらしい表現を目指したいです。」と晴れやかな笑顔を見せてくれました。

5時間以上にわたるレッスンを終えたビルクホルツ氏から,「学生のみなさんは,楽曲の持つオーケストラの響きが自然と出てくるようになってきました。当日は,素晴らしい演奏が聴けると思います。ご来場のみなさん,楽しみにしていてください。」と,メッセージをいただきました。

京都ライオンズクラブ様の協賛により,2011年度から著名なピアニストを海外から招へいし実施している公開レッスン。学内オーディションから選ばれたピアノ専攻生は,ビルクホルツ氏のレッスンを受けて,大舞台にかける思いを更に高めていました。

ピアノフェスティバルについて,詳しくはイベント情報をご覧ください。