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KYOTO駅ナカアートプロジェクト2024で、本学学生が作品を展示しています。

2024.12.13

京都市及び京都市内の芸術系等8大学では、協賛企業等のご協力のもと「KYOTO駅ナカアートプロジェクト2024」を実施しています。

13回目となる今年度は「京都をアートで元気に」を創作テーマとして、2025年2月10日(月曜日)まで、京都市営地下鉄の駅を学生たちの個性豊かな感性で創作されたアートで彩ります。
本学からは、デザイン専攻の大学院生による作品が、京都市営地下鉄京都駅南改札口付近の南北通路壁面に展示されています。

地下鉄の駅にお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

KYOTO駅ナカアートプロジェクト

「大学のまち京都」、「国際文化芸術都市京都」で学ぶ学生たちが創作したアート作品を、地下鉄駅において展示し、京都の重要な交通インフラである地下鉄のイメージアップと活性化を図るとともに、京都の文化芸術の発信を目的に、平成23年度から実施しており、今回で13回目です。

KYOTO駅ナカアートプロジェクト2024|京都市交通局ウェブサイト

ホワイトノイズ  * 京都駅(地下鉄南改札口付近、南北通路壁面)に展示

 制作者| 竹内 柊祐(大学院美術研究科修士課程デザイン専攻(ビジュアル・デザイン)2回生)

創作すること、それは人間らしさを象徴する行動のひとつだと私は感じています。
作品に触れ、咀嚼し、そこから生まれた感情を味わう行為は、どれも貴重な体験です。

しかし、機械や技術が驚異的な速度で進化し、人間の能力に迫りつつある現代、それらを進化させた私たち自身が「人らしさ」を見失い始めているように感じる瞬間が増えています。
感情や思考、交流の中にある柔らかな人間性が、便利さや効率に埋もれてしまう危機感を時折感じています。
この作品の原画は「切り絵」で制作しました。
この手法を選んだのは、単純ながら奥深いこの表現が、手を動かす中で「自分自身と向き合う」機会を与えてくれるからです。
均一な完璧さを目指すのではなく、作り手の息づかいや不均一さが宿る瞬間にこそ、
人間らしさがあるのではないでしょうか。

本作品のテーマは「人らしさ」です。
この作品を通じて、それぞれの内にあるものを見つめ直すきっかけになれば幸いです。