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学生がデザインしたトレイマットが京都市内マクドナルド全店舗で使用されます。

2024.12.18

 この度、美術学部デザイン科2回生がデザインしたトレイマットが、12月18日(水曜日)から31日(火曜日)までの約2週間、京都市内のマクドナルド全店舗で実際に使用されます。

 この取組は、京都超SDGsコンソーシアムの取組の一環として、次代を担う大学生のSDGsへの理解を深め、自ら考え行動するきっかけとするため、産学公連携プロジェクト「トレイマット デザイン コンテスト」として、京都市と本学が、日本マクドナルド株式会社と連携し実施したものです。

 本学学生が「京都市における子育て応援の機運醸成に係る取組」及び「マクドナルドにおける地域貢献の取組」に関する講義を受けてデザインした作品の中から、一般の方の参加によるオンライン投票が行われ、得票の多かった最優秀賞及び優秀賞2作品、並びに、優れたデザイン等で選考された京都市長賞を決定しましたので、以下のとおりお知らせします。

コンテスト結果

  • 総投票数:1,761件
  • 投票期間:2024年11月1日(金曜日)~11月20日(水曜日)

最優秀賞(トレイマットとして実際に使用)

西山 碧(美術学部デザイン科2回生)

制作者コメント
 地域社会が一丸となって子どもたちをはぐくんでいく様子を表現し、京都らしい街並みと、笑顔あふれる楽しい世界観にこだわりました。実際に立体で制作して撮影することで、奥行きとにぎやかさを感じられるようなデザインにしました。

優秀賞(2点)

藤井 慈(美術学部デザイン科2回生)

制作者コメント
 はぐくみ文化が根強い京都の地で、地域全体で子どもをはぐくんでいこうというメッセージを込め、子どもの未来を想う人々のあたたかな輪をイメージしデザインしました。京都市やマクドナルドは子どものための様々な施策をしており、頼れる場所はたくさんあるということを知ってもらえたら嬉しいです。

北藤 美結(美術学部デザイン科2回生)

制作者コメント
 マクドナルドや京都市の取り組みを街の看板や店舗に配置し、それらの中で気になったものを調べてもらうような呼び掛けにしました。ハンバーガーやポテトに目を付けたり、建物をポップな色使いにして親しみを持ちやすくしました。

京都市長賞

西浦 秋津(美術学部デザイン科2回生)

制作者コメント
 マクドナルドや京都市が子どもを守り、はぐくむ様子を表現しました。コンセプトは「温もり」です。子どもが描いた絵のような質感と、抱きしめられる子どものイラストで温かみを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

表彰式の様子

 2024年12月16日(月曜日)にマクドナルド竹田街道店にて表彰式が行われました。

 日本マクドナルド株式会社から森下正義部長、京都市から吉田副市長、本学からは赤松学長等が出席し、森下部長及び吉田副市長から受賞者に賞状と記念品が授与されました。

 最優秀の作品は、12月18日(水曜日)から31日(火曜日)までの約2週間、京都市内のマクドナルド全店舗で実際に使用されます。また、各受賞作品は、12月20日発行の「あつまれ!京わくわくのトビラ」でも紹介されます。

「トレイマット デザイン コンテスト」プロジェクトについて

【実施内容】

 京都市立芸術大学の学生が「京都市における子育て応援の機運醸成に係る取組」及び「マクドナルドにおける地域貢献の取組」に関する講義を受けてデザインした作品のうち、一般の方が参加するオンライン投票で最優秀賞・優秀賞を、また、特別賞として京都市長賞をそれぞれ決定しました。

【実施経緯】

 京都市では、子どもを健やかで心豊かに育むための京都市民共通の行動規範として「京都はぐくみ憲章(子どもを共に育む京都市民憲章)」を制定しており、憲章の理念に基づく市民の日常生活に根差した実践行動を促すことにより、家庭、地域、育ち学ぶ施設、企業、行政などのあらゆる場において行動の輪を広げ、子どもを健やかに育む社会の実現を目指しています。

 京都市立芸術大学は、地域連携や社会貢献の推進を目標に掲げ、教育研究の成果を地域等に還元し、社会全体の発展への貢献に取り組んでいます。芸術分野はもとより、多様な分野の教育研究機関や団体との連携を推進し、様々な社会問題の解決や、多様性と包摂性のある誰一人取り残さない社会の実現など、社会や経済に資する新たな価値の共創に努めています。

 日本マクドナルド株式会社は、創業以来「地域に貢献する」という理念を掲げており、共に助け合う社会を目指したチャリティ文化の醸成と子どもの治療に付き添うご家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の支援などを通じて“病気の子どもとその家族”を笑顔にする活動に取り組んでいます。現在、国内14か所目のハウスとして「ドナルド・マクドナルド・ハウス 京都」が2026年秋頃のオープンを目指しており、開設に向けた様々なサポートを行っておられます。

 今回、この3者の想いが一致し、本プロジェクトが実現しました。

【参加学生】

京都市立芸術大学 美術学部デザイン科 14名

参考

 本プロジェクトは、京都超SDGsコンソーシアムの取組の一環として、実施しています。

 京都超SDGsコンソーシアムとは、SDGs先進都市である京都市をフィールドに産学公が連携し、SDGsの達成に向けてともに考え、行動し、発信する「京都 産学公SDGsプロジェクト」を推進している組織であり、本件の日本マクドナルド株式会社をはじめ、京都大学、京都市、マクドナルドなど23の団体で構成されています。

 資源循環や省エネ・創エネに関する取組、中山間地域の活性化、持続可能性・SDGsをテーマにした教育プログラムの開発等、SDGsの社会実装を目標とした取組やシンポジウムや博覧会等による発信・情報交換を行っています。