阪哲朗
- 役職:教授
- 専攻:指揮専攻
- 専門:オーケストラ 指揮
略歴
京都市出身。京都市立芸術大学作曲専修にて廣瀬量平氏らに師事。卒業後、ウィーン国立音楽大学指揮科にてK.エステルライヒャー、L.ハーガー、湯浅勇治の各氏に師事。これまでに、ビール市立歌劇場(スイス・ベルン州)専属指揮者、ブランデンブルグ歌劇場専属第一指揮者、ベルリン・コーミッシェ・オーパー専属指揮者、アイゼナハ歌劇場(ドイツ・テューリンゲン州)音楽総監督、山形交響楽団首席客演指揮者、レーゲンスブルク歌劇場(ドイツ・バイエルン州)音楽総監督を歴任。現在、山形交響楽団常任指揮者。びわ湖ホール芸術参与。
最終学歴及び学位称号
- 京都市立芸術大学音楽学部作曲専修 卒業
- ウィーン国立音楽大学指揮科 卒業
受賞歴
- 1995年 第44回ブザンソン国際指揮者コンクール 優勝
- 1996年 京都府文化賞奨励賞
- 1997年 ABC国際音楽賞
- 2000年 京都市芸術新人賞
- 2000年 第2回ホテルオークラ音楽賞
- 2004年 第12回渡邉暁雄音楽基金音楽賞
- 2006年 第26回藤堂顕一郎音楽賞
- 2020年 京都府文化賞功労賞
演奏実績・活動等
欧米での客演も数多く、おもにドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリアなどで約40に及ぶオーケストラ、歌劇場に招かれ成功を収めている。日本においては、主要オーケストラ、新国立劇場、二期会などのオペラ団体を指揮している。
ベルリン・コーミッシェ・オーパーでは、H.クプファー新演出による「天国と地獄」、A.ホモキ演出による「ファルスタッフ」、M.シューラー新演出による「リゴレット」などを手がけ、約20演目170回余を指揮し好評を得た。
また、2008/09年の年末年始に、ウィーン・フォルクスオーパーで、同劇場の年間のハイライトとも言うべき公演である「こうもり」を指揮したことは、大きな話題となった。地元ウェブ・サイト“オペラ・ウィーン”では『成功した大晦日』と題して、“阪哲朗によるオーケストラは、躍動感あふれる熱のこもった演奏をした。弦楽器には官能的に悦びにふける何かがあった”と絶賛された。
ほかに、シュトゥットガルト歌劇場、スイス・バーゼル歌劇場、新国立劇場などで、「ファルスタッフ」、「カルメン」、「ペレアスとメリザンド」、「ホフマン物語」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」、「天国と地獄」など多くの作品を指揮。ドイツ国内はもとよりヨーロッパ各地の歌劇場における過去25年間に指揮した舞台作品数は約70演目、通算公演回数は1000回以上にのぼる。