畑中英二
- 役職：教授
- 専攻：総合芸術学科（総合芸術学専攻）
- 専門：窯業史，考古学
コメント
人の生活にかかわることが多い陶磁器は，それそのものを研究することはもちろん，それをみることにより人間について考えることができる素材です。数多の人やものが行き交い，さまざまなものを生み出してきた京都は陶磁器の歴史を学ぶ上では最適のフィールドです。ともに学んでいきませんか。
略歴
| 1967 |
京都市東山生まれ |
| 1991 |
龍谷大学史学科卒業 |
| 滋賀県文化財保護協会 技術職員（考古学） |
| 1995 |
滋賀県教育委員会 文化財保護技術者（考古学）（2016年度まで） |
| 2006 |
滋賀県立大学人間文化学部学位取得（人間文化学博士） |
最終学歴及び学位称号
滋賀県立大学人間文化学部学位取得
人間文化学博士
業績・研究発表
主な展覧会
| 2009年1月 |
『第37回企画展 大信楽焼展－出土資料を中心に－』滋賀県立安土城考古博物館（企画・展示） |
| 2010年3月 |
『信楽伝統産業会館常設展 土と炎のおくりもの－信楽焼750年の歴史－』甲賀市信楽伝統産業会館（展示総括指導） |
| 2011年11～12月 |
『岡本太郎と信楽展』岡本太郎と信楽展実行委員会（総合プロデューサー） |
| 2015年8～9月 |
『信楽焼の近代とその遺産 －岡本太郎，信楽へ－』信楽焼振興協議会（総合プロデューサー） |
主な学会等発表
| 2002年5月 |
北野博司･畑中英二･浅生卓司･穐田和樹･菅原雄一「須恵器の成形におけるロクロ回転」（日本考古学協会第68回総会研究発表）日本考古学協会 |
| 2005年5月 |
畑中英二･片山弘道･長林大「信楽における開窯期の技術系統と展開について」（日本考古学協会第71回総会研究発表）日本考古学協会 |
| 2008年5月 |
佐藤隆・尾野善裕・畑中英二・西田宏子・岡佳子・伊藤嘉章「膳所焼大江窯の調査」（日本考古学協会第74回総会研究発表）日本考古学協会 |
| 2016年5月 |
畑中英二・片野雄介・水谷貴之・黒澤照弘・大西雅広「富岡製糸場出土の陶製糸取鍋について」（日本考古学協会第82回総会研究発表）日本考古学協会 |
| 2016年10月29日 |
渡辺芳郎・野上建紀・赤松和佳・畑中英二・水本和美・滝川重徳・庄田知充・新宅輝久・藤掛泰尚・河合修・小野田恵・佐藤雄生「肥前磁器の流通について−17世紀前半の出土資料を中心に−」（東洋陶磁学会第44回大会研究発表）東洋陶磁学会 |
単著
| 2003年12月 |
『信楽焼の考古学的研究』サンライズ出版 |
| 2007年1月 |
『続・信楽焼の考古学的研究』サンライズ出版 |
| 2015年8月 |
『岡本太郎，信楽へ －信楽焼の近代とその遺産－』信楽焼振興協議会，サンライズ出版 |
主な共著
| 1998年7月 |
『古墳出土須恵器集成』第二巻・近畿Ⅱ（「Ⅱ 滋賀県」を執筆），雄山閣出版 |
| 2005年4月 |
『茶陶の美 第二巻 桃山の茶陶』（「信楽水指」を執筆）株式会社淡交社 |
| 2010年6月 |
『近江の文化と伝統』（「駅弁とお茶の文化史」を執筆）財団法人守山野洲市民交流プラザ「ライズヴィル都賀山」 |
| 2016年11月 |
『中近世陶磁器の考古学（４）』（「考古学からみた和物茶陶の創出とその担い手 －水指・建水を対象に－」を執筆）雄山閣 |
自治体史
| 2012年2月 |
共著『甲賀市史』第二巻 甲賀衆の中世（「信楽焼の成立」を執筆）甲賀市史編さん委員会編（甲賀市） |
| 2013年3月 |
共著『甲賀市史』第五巻 信楽焼・考古・美術工芸（「信楽焼の考古学」，「須恵器窯」を執筆）甲賀市史編さん委員会編（甲賀市） |
英文
| 2012年6月 |
共著『Lake Biwa：Interactions between nature and people』（「Development of Water Transportation on Lake Biwa and Prosperity of the Port Towns」）Springer |
主な論文
| 1993年3月 |
「草津市笠山古窯出土遺物の紹介－笠山古窯の位置付けをめぐって･瀬田丘陵生産遺跡群の検討－」『紀要』第６号，滋賀県文化財保護協会 |
| 2001年1月 |
「穴太瓦窯の再検討」『古代文化』第53巻第１号，古代学協会 |
| 2003年11月 |
「近江における緑釉陶器生産の様相」『古代の土器研究会第７回シンポジウム 古代の土器研究－平安時代の緑釉陶器－』古代の土器研究会 |
| 2007年2月 |
「伊賀における陶器生産」『中世窯業の諸相～生産技術の展開と編年～補遺編』全国シンポジウム「中世窯業の諸相～生産技術の展開と編年～」実行委員会 |
| 2009年3月 |
「タタキ文を有する平鉢の集成と検討－灰器との関わりを中心に－」『膳所焼大江窯の研究』平成18～20年度科学研究費補助金（基盤研究（Ｃ））研究成果報告書 |
| 2012年5月 |
尾野善裕・平尾政幸・佐藤隆・畑中英二「御室仁清窯跡出土陶片の基礎的研究 : 茶入」『京都国立博物館 学叢』京都国立博物館 |
