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川端美都子

  • 役職:准教授
  • 専攻:音楽学専攻
  • 専門:民族音楽学

コメント

アルゼンチンを中心に、ラテンアメリカを主なフィールドとして調査を行ってきました。主な関心事は、ある音楽アイデンティティの構築を可能にするエコシステムについてです。個人、集団、国家を表す音楽の創造過程に関与する人、物、制度などの存在や関わり方、それぞれの意図を明らかにすることで、複層的・複眼的に音楽文化・現象について考えることを試みています。現在、取り組んでいるテーマは、19世紀末から20世紀前半に発展したアルゼンチン風サーカスにおける音楽とその録音物の保存、アルゼンチンにおけるユダヤ音楽の創造と若者文化との関係、音楽を通したメディア上のディアスポラについてです。

略歴

大阪大学文学部人文学科音楽学専攻卒業後、同大学院文学研究科博士前期課程と博士後期課程を修了。2006年にロータリー財団国際親善奨学金を得てカンザス大学博士課程(音楽学)に短期留学。その後、マイアミ大学で修士号、インディアナ大学(民俗学・民族音楽学)で博士号を取得。現在、京都市立芸術大学准教授。日本音楽学会、日本ポピュラー音楽学会、日本ユダヤ学会、Society for Ethnomusicology会員。

最終学歴及び学位称号

博士号(大阪大学)、Ph.DIndiana University

業績・研究発表

雑誌論文

「現代のアルゼンチン・ユダヤ・コミュニティとその多様な音楽文化」『立教大学ラテン・アメリカ研究所報』47,2019年:1-20.
「民族音楽学的見地から考える音楽演奏の保存の意義と諸問題」第60回自動制御連合講演会,2017年 : 1-7.
“The Topology of Queerness and Jewishness in Buenos Aires: From ‘Silent Exile’ to ‘Home’” Kagawa University Economic Review 89/3, 2016年: 595-623.
「アブラハム・ツヴィ・イデルゾーンAbraham Zvi Idelsohn(1882-1938)によるユダヤ音楽の比較研究――20世紀のアメリカ合衆国におけるユダヤ性の創造」『阪大音楽学報』10,2012年:19-39.
“A Representation of Italian Immigrants in the Traditional Argentine Circus,” The Musicological Society of Japan International Forum for Young Musicologists, Conference Proceedings, 2010年5月 : 206-214.
「カルロス・ベガCarlos Vega (1898-1966)による/についての記述をめぐるアルゼンチン音楽研究についての一考察」『待兼山論叢』41,2007年:53-78.
「ガウチョが舞台に登る時――《ファン・モレイラJuan Moreira》とクリオージョ・サーカス」『阪大音楽学報』4,2006年:63-77.

学位論文

“The Politics of Musical Hybridity in Buenos Aires: Jewish Music, Youth Culture, and Cultural Policy.” PhD diss. Indiana University, 2019. https://pqdtopen.proquest.com/doc/2291632062.html?FMT=ABS
“Musical Representations of the Gaucho and Immigrant: Navigating Identity within the Argentine Criollo Circus.” Master’s thesis, University of Miami 2009. https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.922.1643&rep=rep1&type=pdf
『舞台表演におけるガウチョの表象とアルゼンチン・アイデンティティーの変化と持続』大阪大学大学院文学研究科博士論文,2009.

書籍の一章

「伝統と創造性の狭間で:なぜジューバンJewban・パフォーマーはアイデンティティを表現するのか?」『コンフリクトのなかの芸術と表現――文化的ダイナミズムの地平』(圀府寺司、三谷研爾、伊東信宏他11名と共著)第4章,2012年:127-148. 

研究発表

「初期タンゴ商業蝋管録音の保存とノスタルジア」第21回大学博物館等協議会・第13回日本博物科学会全国大会,2018年6月22日.
「民族音楽学的見地から考える音楽演奏の保存の意義と諸問題」第60回自動制御連合講演会,2017年11月9日.
「20世紀初期タンゴ録音の商業的・民族誌的価値と『保存』に関わる諸問題」日本音楽学会第67回全国大会,2016年11月12日.
「ブエノス・アイレス市における若者ユダヤ・アイデンティティの『パッケージ化』と多様化する『クレズマー音楽』」日本ユダヤ学会第13回学術大会,2016年10月29日.
「アルゼンチン・ユダヤ共同体における『新しさ』の政治学:過ぎ越しの祭りを事例として」香川大学現代社会研究会, 2016年7月23日. 
“Enacting Ethnomusicological Trends in Graduate Life in the United States,” London University and Osaka University Music Forum, 2015年11月5日.
“Singing Disaster: Charity Songs for Tohoku Region Earthquake,” East Asian Center Graduate Symposium, Indiana University, 2011年4月19日.
“A Representation of Italian Immigrants in the Traditional Argentine Circus,” The Musicological Society of Japan International Forum for Young Musicologists, 2010年5月16日.
“Between Diaspora and New Homeland: Jewban Musicians’ Challenges in Miami,” Society for Ethnomusicology, 54th Annual Meeting, Mexico City, Mexico, 2009年11月19日.
「舞台表演におけるガウチョの表象とアルゼンチン国民アイデンティティーの変化と持続」日本音楽学会第341回関西支部例会,2009年6月2日.
“The Challenge of the Contemporary Argentine Malambista: Confronting Globalization and Tradition,” College Music Society Southern Chapter, University of Central Florida, FL, 2009年2月17日; Society for Ethnomusicology, Middletown, CT, 2008年10月25日; Musicology Forum, University of Miami, FL, 2008年10月10日.
「ガウチョ音楽からみる、アルゼンチン国民アイデンティティーの変化と持続」大阪大学グローバルCOEプログラム 「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」大学院生調査研究助成(平成19年度第二次)成果報告会,2008年6月7日.
“Argentine Change and Continuity: Representations of the Gaucho in the Early National Circus and Contemporary Theater,” Musicology Joint Meeting of Society for Ethnomusicology and American Musicological Society, Southern Chapter, Tallahassee, FL, 2008年3月1日; Midwestern Graduate Music Consortium, Madison, WI, 2008年2月23日; Musicology Forum, University of Miami, FL, 2008年2月15日.
「アルベルト・ヒナステラの作品におけるパンパの表象」東洋音楽学会西日本支部214回定例研究会,2003年6月14日;日本音楽学会第306回関西支部例会,2003年5月31日.

翻訳

共訳『ヴィジュアル・シリーズ世界の音楽大図鑑』(監修:金澤正剛)河出書房新社(Dorling Kindersley, London),2014年.

表彰

Richard M. Dorson Dissertation Research Award from the Department of Folklore and Ethnomusicology at Indiana University, 2012. 

競争的研究資金

基盤研究(C)(2018-2022年)研究題目:「『ディアスポラ』を離れたアルゼンチン・ユダヤ音楽家に関する民族音楽学的研究」(研究課題番号:18K00129)
Grants-in-Aid of Jewish Studies Research for Graduate Students from the Robert A. and Sandra S. Borns Jewish Studies Program, Indiana University, 2013. 
Grants-in-Aid of Jewish Studies Research for Graduate Students from the Robert A. and Sandra S. Borns Jewish Studies Program, Indiana University, 2012. 
松下幸之助記念財団研究助成(2012年度)研究題目:「ブエノス・アイレス市におけるハイブリッド化する音楽の政治学――ユダヤ音楽、若者文化、そして文化政策」(助成番号:12-003)
特別研究員奨励費(2007-2008年)研究題目:「19世紀末アルゼンチンにおける「国民」の創出と音楽」(研究課題番号:07J02141)