日下部雅生
- 役職:教授
- 専攻:工芸科(染織専攻)
- 専門:型染・染造形
コメント
工芸する心とは、人生を如何に豊かに楽しむかという事。京都芸大の工芸科では、すぐに枯渇するテクニックや時代に流された“雰囲気”、浅薄な流行ではなく、一生をしなやかに力強く、そして楽しく生きるための本物のスキルを、広く深く学んで欲しいと思っています。
略歴
1964 | 京都市生まれ |
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1988 | 京都市立芸術大学美術学部工芸科卒業 |
1990 | 同大学院修了後渡米 |
1993 | 帰国 |
1994 | 沖縄県立芸術大学に赴任 |
2000 | 京都市立銅駝美術工芸高等学校からの招聘を機に帰京 |
2007 | 本学に赴任 |
所属学会
京都工芸美術作家協会 理事
京都万華鏡ミュージアム 運営同人
日展 会友
最終学歴及び学位称号
京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻修士修了
業績・研究発表
受賞歴
1996 | 第18回 日本新工芸展 読売新聞大阪本社賞 |
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1998 | 第13回 国民文化祭 国民文化祭実行委員会会長(平山郁夫)賞 |
2000 | 第22回 日本新工芸展 読売テレビ賞 |
2003 | 第25回 日本新工芸展 読売新聞大阪本社賞 |
2005 | 第27回 日本新工芸展 帖佐美行記念賞 |
2006 | 第28回 日本新工芸展 京都市長賞 |
2007 | 第29回 日本新工芸展 日本新工芸会員賞 |
2009 | 第31回 日本新工芸展 日本新工芸会員賞 |
2010 | 第56回 全関西美術展 全関西美術展賞 |
2012 | 第44回日展 特選 |
2013 | 第59回 全関西美術展 京阪百貨店賞 |
2017 | 第73回 京都工芸美術作家協会展 奨励賞 |
個展・グループ展
1988 | 日下部雅生型絵染展(京都 堺町画廊 以後’90 ’92 ’94 ’97 ’00年開催) |
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第10回 日本新工芸展入選(以後’89 ’92 ’93 ’95 ’96 ’97 ’98年、’99年以降正会員 毎年出品) | |
第20回 日展 入選(以後’92 ’94 ’95 ’96 ’97 ’98 ’99 ’00 ’01年、’02年以降会友 毎年出品) | |
1989 | 第41回 京展入選(以後’90 ’91 ’96 ’97 ’98 ’99 ’00 ’01 ’02 ’03 ’04 ’05 ’06 ’08 ’09年出品) |
日下部雅生纏(コスチューム作品)展(京都 テアトロ・マロン) | |
1990 | 京都工芸美術ビエンナーレ(京都文化博物館) |
日下部雅生染めもの展(長谷工アーベスト・ギャラリー・大阪心斎橋/舞子/東住吉) | |
1993 | 日下部雅生型絵染展(米国ロサンゼルス エルク) |
1995 | 日下部雅生作品展(京都 ギャラリーマロニエ 以後’99 ’02 ’04 ’05年開催) |
1996 | 第19回 京都工芸美術作家協会展(以後毎回出品) |
沖縄県立芸術大学設立10周年記念展(沖縄県立芸術大学附属資料館ギャラリー) | |
1997 | 沖縄工芸デザインコンペ(那覇市民ギャラリー) |
1998 | 日下部雅生作品展(福井 遊悠文庫) |
第13回 国民文化祭’98美術展(大分) | |
フラッグアート展 ’98(岐阜) | |
沖縄県立芸術大学染色教員作品展「融和と触発」(沖縄県立芸術大学附属資料館ギャラリー) | |
1999 | 第8回 りゅうぎん(琉球銀行)紅型デザイン公募展(那覇リウボウホール) |
第25回 明日をひらく日本新工芸展(箱根彫刻の森美術館) | |
日下部雅生染作品展(宝塚 アートスクエア) | |
2000 | 美工のあゆみ 創立120周年記念展(京都市立美術館) |
2006 | 京都市学校歴史博物館企画展「教壇に立つ芸術家たち」(京都市学校歴史博物館) |
2007 | 第10回水中展覧会「アクアート・イン・奄美大島」(以後’08、’09、’10年出品) |
第3回「テキスタイルの未来形」展(以後’08、’09、’10、’12年出品) | |
2008 | 日下部雅生型絵染展(京都万華鏡ミュージアム) |
2009 | 今井裕之 日下部雅生 二人展(京都万華鏡ミュージアム) |
2010 | 第56回 全関西美術展(大阪市立美術館) |
日本新工芸近畿会 染織・陶芸選抜展(大丸京都店美術画廊) | |
2011 | アジア芸術家交流展(京都市立芸術大学ギャラリーアクア、韓国釜山慶星大学校美術館) |
日下部雅生展(京都ブライトンホテル ウインドギャラリー) | |
現代型染展Part2 (京都、染・清流館) | |
アジア芸術家交流展 (京都市立芸術大学ギャラリーアクア、韓国釜山慶星大学校美術館) | |
創立65周年記念京都工芸美術作家協会展(京都文化博物館、南丹市文化博物館) | |
創立65周年記念京都工芸美術作家協会小品展(京都文化博物館別館) | |
日下部雅生型絵展(那覇市 リウボウ美術サロン) | |
2012 | 日下部雅生展(京都 ギャラリー恵風) |
Art Across Asia-Renewed Encounters(インド コルカタ ヴィクトリア記念堂) | |
肥後の出会い・業人4人展(熊本市 島田美術館) | |
2013 | Aqua Synergy 水のちから 四人展(京都 ギャラリー恵風) |
第59回 全関西美術展(大阪市立美術館) | |
第19回染・清流展Part1(京都 染・清流館) | |
2014 | 日下部雅生型絵染展(髙島屋京都店美術画廊) |
染の学び舎~表現の明日~(東京駅前“京都館”) | |
京都万華鏡ミュージアム開設10周年記念特別企画展 彩る布 日下部雅生展 | |
第1回改組新日展(国立新美術館、京都市美術館 以後2015年出品) | |
2015 | 琳派400年記念~現代作家200人による日本画・工芸展(京都文化博物館) |
Across Time and Space -Expression of the connected heart-(英国 Bath Spa University Corsham Court Campus Chinese Room) | |
Across Time and Space -Expression of the connected heart- and Masao Kusakabe Tradition & Practice(英国 Bath Spa University Arts & Design School Gallery) | |
2016 | 京都工芸美術作家協会設立70周年記念展(京都文化博物館) |
創立70周年記念京都工芸美術作家協会小品展(京都伝統工芸館) | |
琳派400年記念~現代作家200人による日本画・工ゲイ店(東京 日本橋高島屋ホール) | |
今井裕之 日下部雅生 二人展 ~相違の鏡像~(京都万華鏡ミュージアム特別企画展) | |
いま、戦争の兆しに語りかけ:応える作品展(京都 ギャラリー・マロニエ/ギャラリー・恵風) | 2017 | 「京を視る・京から見る」 日下部雅生型絵染展(京都 髙島屋美術画廊) |
“島想い” ―沖縄ゆかりの6人展―(京都 ギャラリー梧桐) | |
“Masao Kusakabe Exhibition that Imagined from the Kaleidoscope”~世界万華鏡大会2017京都での作品展示~(京都市堀川御池ギャラリー) | |
いま、戦争の兆しに語りかけ:応える作品展(京都 ギャラリー佐野/舞鶴 GALLERY SUNMOON) | |
2018 | KYOTO・アート6(福知山市佐藤太清記念美術館) |
2019 | いま、戦争の兆しに心いたむ美術家たちの作品展2019(京都展 ギャラリー・ヒルゲート/沖縄展 沖縄愛楽園交流会館/南風原文化センター) |
第39回 京都工芸美術作家協会展(京都府立文化芸術会館) | |
第11回 祇園祭展(染・清流館) | |
第9回 国際伝統芸術招待展(上海芸術品博物館 中華人民共和国) | |
第26回 心に響く小品展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
第37回 京都新聞チャリティー美術展(京都髙島屋グランドホール) | |
第22回 染・清流展(京都 染・清流館) | |
2020 | 第27回 心に響く小品展―今、表現者として―(京都 ギャラリー・ヒルゲート) |
第7回 日展(東京国立新美術館/京都産業会館) | |
「久松るす」 日下部雅生型絵染展(京都 髙島屋美術画廊) | |
新収蔵品展(京都 染・清流館) | |
2021 | 第29回 折々の作家たち展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) |
京都工芸美術作家協会設立75周年記念展(京都文化博物館) | |
創立75周年記念 京都工芸美術作家協会小品展(京都文化博物館) | |
線の誘惑・型染展(京都 染・清流館) | |
いま、戦争の兆しに語りかけ:応える作品展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
京都工芸美術作家協会展 in 伊賀 2021(伊賀市 史跡旧崇廣堂・他) | |
第39回 京都新聞チャリティー美術展(京都髙島屋グランドホール) | |
第23回 染・清流展(染・清流館) | |
第8回 日展(国立新美術館/京都市京セラ美術館) | |
日下部雅生作品展 「洛北の庭より」(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
京都工芸美術作家協会展@東京 ―京都が、KOGEIする―(松坂屋上野店 本館6階催事場) | |
2022 | 第30回 折々の作家たち展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) |
第41回 京都工芸美術作家協会展(京都府立文化芸術会館) | |
透過と浮遊 ―染の空間表現―(京都 染・清流館) | |
銅駝美工旧教員展(京都 ギャラリー中井) | |
第29回 心に響く小品展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
第40回 京都新聞チャリティー美術展(京都髙島屋グランドホール) | |
沖縄 首里城再建のためのチャリティー展(京都 ギャラリーギャラリー) | |
第9回 日展(国立新美術館/京都市京セラ美術館) | |
日下部雅生作品展 「今、今更に型紙にて放哉を想う」(京都 堺町画廊) | |
京都の工芸展 ~新しい工芸への先進的試行~(ヒューリックホール京都) | |
2023 | 「Hand On」 京都芸大同窓会アートオークション2023(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA) |
第31回 折々の作家たち展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
「平和のために」 いま、ひたすらに『非戦』を願う美術家たちの作品展2023(京都 堺町画廊) | |
第42回 京都工芸美術作家協会展(京都府立文化芸術会館) | |
第30回 心に響く小品展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) | |
第41回 京都新聞チャリティー美術展(京都髙島屋グランドホール) | |
第10回 日展(国立新美術館/京都市京セラ美術館) | |
「うつろう染いろ―日下部雅生型絵展―」(京都 万華鏡ミュージアム特別企画展) | |
2024 | 第32回 折々の作家たち展(京都 ギャラリー・ヒルゲート) |
論文・著書等
1997 | 「日下部雅生の染色表現」 月刊染織α 工芸染色作家の発想と表現 |
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2000 | 「大学教育における伝統工芸技法の展開」 沖縄県立芸術大学紀要 第8号 |
2005 | 「さあ、クラフトマネージメントを始めよう!!」 第11回 日本教育公務員共済会教育賞応募論文 |
2011 | 「手遊びカフェへようこそ」 月刊染織情報誌「α」掲載 |
2023 | 「巻頭コラム・海暮れきれば」(血縁・尾崎放哉について)吉村昭記念文学館広報紙「万年筆の旅」 20号 |
その他の活動
2005 | 第27回 日本新工芸展 審査員 |
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2007 | (財)ローム・ミュージック・ファンデーション “2007 大文字国際交流音楽祭”声楽衣装制作(京都 金剛能楽堂) |
2008 | polepole基金を応援する展覧会(京都 堺町画廊) |
2010 | 「京を包む」(社)京都デザイン協会風呂敷デザイン展京都 宮井株式会社ギャラリー) |
polepole基金を応援する-ごりらエコバッグ展(京都 堺町画廊) | |
2011 | ものうみ奄美大島復興支援展(京都 清課堂ギャラリー) |
ポポフうちわ展(polepole基金)(京都 堺町画廊) | |
「生きるための手遊び(工芸)を探る」(2011年度 京都芸大特別研究助成事業) |
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2012 | 3.11復興支援ミニアチュール展(京都 ギャラリーかもがわ) |
「手遊びカフェは深化する」(2012年度 京都芸大特別研究助成事業) | |
「Santiniketan Society of Visual Art and Design」(インド)でのArtist in Residence・「KATAZOME」 レクチャーとワークショップ開催 |
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2013 | 3.11復興支援ミニアチュール展2013(京都 ギャラリーかもがわ) |
2014 | 英国 Bath Spa大学 客員研究員として渡英(2015年にかけて1年間)、滞在中複数回の型染と自作のレクチャーとワークショップを開催 |
2015 | 「Across Time and Space -Expression of the connected heart- and Masao Kusakabe Tradition & Practice」 展覧会記念講演(英国バース BSUホール) |
2016 | 京都工芸美術作家協会設立70周年記念パネルディスカッション「京のものづくり」(京都文化博物館) |
2017 | 染の鋭角・染からの広角(京都 染・清流館 新鋭染色作家展覧会プロデュース・パネルディスカッション司会) |
万華鏡世界大会における万華鏡リピートの作品展示(京都芸大ギャラリー・アクア) | |
祇園祭鷹山の復興プロジェクト①(共同研究) |
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2018 | 洛西ニュータウン小畑川活用検討チームによるフジバカマ育成プロジェクトへの参加(京の生きもの・文化協働再生プロジェクト第14号への協力、プロジェクトアドバイス 現在まで継続) |
汲響 国際現代音楽祭 アジアの音舞・管弦の現在2018 (京都市立芸術大学会館ホール 燈籠制作) | |
祇園祭鷹山の復興プロジェクト②(共同研究) | |
2019 | 第7回上海国際無形文化遺産保護フォーラム(パネルディスカッション「千年の都の作家達から」) |
インド 西ベンガル州Silpa Sadana, Visva Bharati大学で1週間のレクチャーとワークショップ |
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祇園祭鷹山の復興プロジェクト③(共同研究) | |
2020 | 京都新聞社主催「祇園祭展」プレイベント 染織作家講演会 フジバカマ染の型染を開発・発表(フジバカマ育成プロジェクト) |
祇園祭鷹山の復興プロジェクト④(共同研究) | |
2021 | 祇園祭鷹山の復興プロジェクト⑤(共同研究) |
2022 | 共同研究「Make a Mark」 UTFORSK application公開レクチャー(ノルウェー・ベルゲン大学) |
祇園祭鷹山の復興プロジェクト⑥(共同研究) | |
廣瀬千紗子(江戸文学専門家)×日下部雅生 対談イベント「一人で暮れている放哉」(京都 堺町画廊) | |
2023 | ノルウェー・ベルゲン大学 客員研究員(2024年にかけて1年間)として半年間の渡諾 |
共同研究「Colour and Dyestuffs」 UTFORSK application公開レクチャー(ノルウェー・ベルゲン大学) |
パブリックコレクション
京都万華鏡ミュージアム
Bath Spa University(英国)
上海芸術品博物館(中華人民共和国)
京都 染・清流館