三宅砂織
- 役職:准教授
- 専攻:美術科(油画専攻)
- 専門:絵画、映像
コメント
私的な関心と普遍的な事物のあいだを行き来しながら、描くことを通じて対象との関係を捉え直し、観察と試行錯誤を重ねて表現を立ち上げていく態度およびプロセスを大切にしたい。
略歴
イメージの起源に関する美術史的文脈、特に「影」という現象を手がかりに、フォトグラム、映像、ドローイングなどの手法を独自に用いた作品を手がける。人々の視線に内在する「絵画的な像」を浮かび上がらせることを制作のテーマとしている。1975年岐阜県生まれ、2015年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員、現在は京都を拠点に活動している。
website:https://saorimiyake.com
学歴
2000 | 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(版画)修了 |
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1999 | 英国 ROYAL COLLEGE OF ART 交換留学 |
1998 | 京都市立芸術大学美術学部美術科版画専攻 卒業 |
学位称号
修士(美術)
業績・研究発表
主な個展
2023 | 「Nowhere in Blue」WAITINGROOM(東京) |
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2021 | 「アーティスト・イン・ミュージアム AiM Vol.9 三宅砂織」岐阜県美術館アトリエ(岐阜) 「THE MISSING SHADE 3」WAITINGROOM(東京) |
2019 | 「庭園|POTSDAM」SPACE TGC(東京) |
2018 | 「白夜」haku(京都) 「THE MISSING SHADE 3」WAITINGROOM(東京) |
2017 | 「THE MISSING SHADE 2 」SAI GALLERY(大阪) |
2015 | 「THE MISSING SHADE」FUKUGAN GALLERY(大阪) |
2013 | 「Found」TRAUMARIS/SPACE(東京) 「Abstract dislocation」FUKUGAN GALLERY(大阪) |
2011 | 「realities or artifacts」ギャラリーノマル(大阪) |
2010 | 「image castings 2」FUKUGAN GALLERY(大阪) 「image castings」GALLERY at lammfromm(東京) |
2009 | 「CONSTELLATION 2」Yuka Sasahara Gallery(東京) |
2007 | 「プリックル」FUKUGAN GALLERY(大阪) 「CONSTELLATION 」Yuka Sasahara Gallery(東京) |
2006 | 「トゥィンクル」FUKUGAN GALLERY(大阪) |
2004 | 「ナゾナゾライ」FUKUGAN GALLERY(大阪) |
2003 | 「点/滅」ノマルエディション(大阪) |
2002 | 「三宅砂織展」ギャラリーココ(京都) 「三宅砂織展」FUKUGAN GALLERY(大阪) |
2001 | 「さがしもの」FUKUGAN GALLERY(大阪) 「三宅砂織展」ギャラリーココ(京都) |
2000 | 「三宅砂織展」ギャラリーココ(京都) |
主なグループ展
2025 | 「第4回 PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ」京都京セラ美術館 本館 南回廊2階(京都) 「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」kudan house(東京) 「CADAN × ISETAN ART GALLERY ON & OFF THE WALL WORKS PAINTING AND SCULPTURE」伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー(東京) |
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2024 | 「AWT VIDEO『飛行機雲か山脈か』」三井住友銀行東館1Fアースガーデン(東京) 「real SOU #14+ 理性的な問いと、不合理な答え」、茨木市福祉文化会館(オークシアター)2階(大阪) 「ゲバルト : 制度の暴力に対する抵抗の変遷」東京日仏学院・CAVE-AYUMI GALLERY・セッションハウス2Fギャラリー(東京) 「ヒューマンビーイング-藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで」群馬県立館林美術館(群馬) |
2023 | 「アーバン山水β」kudan house(東京) 「“MEMORIES 01” selected by Yoshiaki Inoue」CADAN有楽町(東京) 「VOCA30周年記念 1994-2023 VOCA 30 YEARS STORY / KOBE展」兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー(兵庫) |
2022 | 「ミラーレス・ミラー」gallery αM(東京) |
2021 | 「The Practice of Everyday Practice 日常の実践の練習」名古屋芸術大学 Art & Design Center(愛知) 「奥能登国際芸術祭2020+最涯の芸術祭、美術の最先端。」石川県珠洲市全域(石川) 「MOTコレクション Journals 日々、記す」東京都現代美術館(東京) 「DELTA デルタ」KAYOKOYUKI(東京)、駒込倉庫 Komagome SOKO(東京) 「恵比寿映像祭2021・地域連携プログラム『映像の気持ち 小瀬村真美 × 三宅砂織』」MA2 Gallery(東京) |
2020 | 「10TH」WAITINGROOM(東京) 「task」アートラボあいち(愛知) 「10のテーマでアートをつなぐ」群馬県立館林美術館(群馬) |
2019 | 「MOTアニュアル2019 Echo after Echo: 仮の声、新しい影」東京都現代美術館(東京) 「The Voices of Time」絆屋ビルヂング(京都) 「Stone Letter Project #2 石からの手紙 – ESPAI NAU U」Escola Llotja Sant Andreu(バルセロナ、スペイン) 「real SOU #2 やさしい贈り物 「SOU」のほんもの作品展」茨木市本町センター(大阪) |
2018 | 「SOU JR総持寺駅アートプロジェクト」JR総持寺駅(大阪) 「MUSUBI」GALERIE DA-END(パリ、フランス) 「県政150周年記念 ひょうご近代150年」兵庫県立美術館(兵庫) 「VOCA展25周年企画 ALL VOCA賞」第一生命ギャラリー・第一生命日比谷本社ロビー(東京) 「第20回 DOMANI・明日展」国立新美術館 企画展示室2E(東京) |
2017 | 「アートのなぞなぞ」高橋コレクション展 – 静岡県立美術館 企画展示室(静岡) 「NEWSPACE」WAITINGROOM(東京) 「ArtMeets04 田幡浩一/三宅砂織」アーツ前橋・ギャラリー1(群馬) 「Certains Regards à Paris – ある視点 in Paris –」兵庫県パリ事務所(パリ、フランス) |
2016 | 「日本・ベルギー国際交流美術展in金沢 / WEWANTOSEE」金沢21世紀美術館市民ギャラリーB(全フロア)(石川) 「La métis du renard et du poulpe」CABANE GEORGINA(マルセイユ、フランス) 「ドローイング レッスンズ」3331アーツ千代田(東京) |
2015 | 「第51回企画展 “現代の美術作家4人展 4 Spirited Artists”」関市立篠田桃紅美術空間(岐阜) 「Why did I laugh tonight?」Gallery Out of Place(東京) |
2014 | 「Layering」ギャラリー ノマル(大阪) 「HANGA-Japanese and Belgian printmaking today」セントニクラス美術館(セントニクラス、ベルギー) 「”Kokoro” (*coeur et esprit)」ジュンヌ クレアシオン ギャラリー(パリ、フランス) |
2013 | 「秘密の湖~浜口陽三・池内晶子・福田尚代・三宅砂織~」ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション(東京) 「アートがあればⅡ」東京オペラシティアートギャラリー(東京) 「みなとの物語」クリエイティブセンター大阪(大阪) |
2012 | 「New contemporaries」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都) 「キュレーターからのメッセージ2012 現代絵画のいま」兵庫県立美術館(兵庫) 「自主企画展『アブストラと12人の芸術家』」大同倉庫(京都) |
2011 | 「『ベルギー&日本-当世版画交流展』~Part 1~ひらのはっこうあれじまい」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA2(京都) 「TOUGEN『現代作家による桃源郷へのアプローチ』」masayoshi suzuki gallery(愛知) |
2010 | 「あいちアートの森」ナゴヤインドアテニスクラブ(愛知) 「VOCA展2010 —新しい平面の作家たち—」上野の森美術館(東京) |
2009 | 「neoneo展 Part 2 [女子] 」高橋コレクション日比谷(東京) 「モンブラン ヤングアーティスト ワールド パトロネージ 2009」モンブラン銀座本店(東京) |
2008 | 「JAPAN NOW」Inter Alia Art Company(ソウル、韓国) 「SENJIRU / INFUSION」Galerie Kashya Hildebrand(チューリッヒ、スイス) 「MAXI GRAPHICA / Final destinations」京都市美術館(京都) 「ローカス 五人の作家が紡ぎだす軌跡」神戸アートビレッジセンター(神戸) |
2007 | 「in my room」FUKUGAN GALLERY(大阪) 「Art Court Frontier 2007 #5」アートコートギャラリー(大阪) 「版という距離」京都芸術センター(京都) |
2006 | 「YSG project vol.1 加藤千尋/三宅砂織」Yuka Sasahara Gallery(東京) |
2005 | 「錦市場でフィレンツェ、トスカーナを探そう展」錦市場(京都) 「密、砂、織 展」ギャラリー16(京都) 「Independent〜イメージと形式〜」愛知県美術館ギャラリー(愛知) |
2004 | 「art in transit 展」パレスサイドホテル(京都) |
2003 | 「temporary project room exhibitions」名古屋造形芸術大学(愛知) |
2002 | 「multiple market メイド・イン・キョート」ヴォイスギャラリー(京都) 「想画展/ 青木陵子・法貴信也・谷本良子・ブブ・ 三宅砂織」ヴォイスギャラリー(京都) |
2001 | 「京都府美術工芸選抜展~2001新しい波~」京都文化博物館(京都) 「Between The Lines」ギャラリーココ(京都) |
2000 | 「新鋭美術選抜展」京都市美術館(京都) 「神戸アートアニュアル」神戸アートビレッジセンター(兵庫) |
スクリーニングイベント
2024 | 「レクサス長良 秋の芸術祭|Nowhere in blue」レクサス長良(岐阜) |
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パブリックコレクション
東京都現代美術館、東京
兵庫県立美術館、兵庫
和歌山県立近代美術館、和歌山
町田市立国際版画美術館、東京
アーツ前橋、群馬
京都市立芸術大学、京都
テネシー大学ユーイングギャラリー、アメリカ
モンブラン ジャパン、東京
第一生命保険相互会社、東京
千島土地株式会社、大阪
高橋龍太郎コレクション、東京
受賞歴
2016 | 京都府文化賞 奨励賞 |
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2013 | 「JEUNE CRÉATION賞 奨励賞(ART OSAKA) |
2011 | 咲くやこの花賞 美術部門 |
2010 | VOCA展2010 VOCA賞 |
2009 | 京展 京展賞(版画部門) |
2000 | 平成11年度京都市立芸術大学作品展 大学院市長賞・買上げ賞 |
1998 | 全国大学版画展 収蔵賞 |
1998 | 平成9年度京都市立芸術大学作品展 市長賞 |
1997 | 第49回京展 市長賞 |
出版物
『庭園(ポツダム)』2020年11月〔私家版〕
寄稿
フォトグラムによる「絵画的な像」の探求――色と素材に触れながら
科学研究費補助金 研究成果報告書 大学主導型で、学校美術教育にポップカルチャー等を取り入れる実践を推進する, 研究研究代表者:石井理之, 研究分担者:加藤隆文/津田やよい/唐仁原希, 研究期間:令和2年度~5年度, p.48-54, 2024.