礪波恵昭
- 役職:教授
- 専攻:総合芸術学科(総合芸術学専攻)
- 専門:日本仏教彫刻史
コメント
日本の仏教彫刻史全般について様式史を中心に研究しています。京都は仏教文化の中心地として長い歴史があり、多くの優れた仏像を伝えています。それらを身近に見ることができる京都芸大は、仏教美術の研究に相応しい大学といえます。日本の仏像に興味や疑問を持ち、調べてみたいと思う人は、是非総合芸術学科の門をたたいてみてください。
略歴
1967 |
大阪府生まれ |
1990 |
京都大学文学部哲学科(美学美術史学専攻)卒業 |
1993 |
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(美学美術史学専攻)中途退学 |
1993 |
奈良国立博物館学芸課研究員 |
1999 |
京都市立芸術大学美術学部専任講師 |
2009- |
現職 |
最終学歴及び学位称号
京都大学大学院文学研究科博士課程美学美術史学中退
文学修士
業績・研究発表
研究発表・講演
2006 |
学会発表「野中寺弥勒菩薩半跏像の再検討」(美術史学会西支部例会) |
講演「亀岡の仏像」(生涯学習かめおか財団) |
講演「大津の仏像13 弥勒仏・弥勒菩薩」(大津市歴史博物館) |
2007 |
講演「東大寺の鎌倉復興造像をめぐって」(奈良芸術短期大学歴史公開講座) |
2008 |
講演「丹後・丹波の薬師如来像」(京都府立丹後郷土資料館) |
論文・著書等
著書
共著
1994 |
『長岡京市史 建築・美術編』(京都府長岡京市役所) |
1996 |
『新修亀岡市史 資料編第四巻』(京都府亀岡市) |
2002 |
『城陽市史 第1巻』(京都府城陽市) |
『韓国の美術・日本の美術』(昭和堂) |
2006 |
『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代造像銘記篇第4巻』(中央公論美術出版) |
2010 |
『新版古寺巡礼 奈良1 法隆寺』(淡交社) |
2011 |
『伊賀市史 第1巻通史編 古代・中世』(伊賀市) |
2013 |
『京丹後市史資料編 京丹後市の美術』(京丹後市役所) |
論文
単著
1993 |
「円成寺大日如来像考」(京都大学文学部美学美術史学研究室『研究紀要』第14号) |
1996 |
「鎌倉時代初期慶派無銘彫刻の基礎的研究」(鹿島美術財団『年報』第13号) |
1997 |
「九体阿弥陀像の展開」(帝塚山短期大学日本文化史学会『日本文化史研究』第27号) |
1999 |
「南都の浄土信仰と造像活動の一形態」(帝塚山短期大学奈良学学会『奈良学研究』第2号) |
2002 |
「日本の仏教彫刻の護持」(シンポジウム報告書『文化遺産保存についての日伊国際シンポジウム「文化遺産の伝承と現在」』,京都市立芸術大学発行) |
2003 |
「初期慶派における古代の仏像荘厳の影響」(科学研究費報告書『日本上代における仏像の荘厳』) |
2008 |
「丹後丹波の薬師如来像」(特別展図録『丹後丹波の薬師信仰』,京都府立丹後郷土資料館発行) |
2010 |
「野中寺菩薩半跏像をめぐって」(中野玄三・加須屋誠・上川通夫編『方法としての仏教文化史―ヒト・モノ・イメージの歴史学』,勉誠出版) |
2013 |
「日本古代の菩薩半跏思惟像をめぐる考察」(『図像解釈学』〈仏教美術論集4〉,竹林舎) |
その他活動
- 京都府長岡京市文化財保護審議会委員
- 京都府城陽市文化財審議委員
- 京都府京丹後市市史編纂専門部会員
- 三重県伊賀市史執筆委員
- 美術史学会会員
- 美学会会員