第5回アーカイブ研究会 「アーティストはいつしか作品を作るのをやめ,資料を作り始めている」の報告
第5回アーカイブ研究会は,アーティストの田中功起氏をお迎えして,「アーティストはいつしか作品を作るのをやめ,資料を作り始めている」と題するお話をしていただいた。 (さらに…)
第5回アーカイブ研究会は,アーティストの田中功起氏をお迎えして,「アーティストはいつしか作品を作るのをやめ,資料を作り始めている」と題するお話をしていただいた。 (さらに…)
クリコテカ外観 撮影:マリア・ポプシェンツカ
Cricoteka photo:Maria Poprzęcka
本年は,中欧に位置するポーランド,チェコ,スロヴァキア,ハンガリー,すなわちV(ヴィシェグラード)4国と日本との交流年である。本企画は,この交流年を記念して,V4国やその周辺諸国と日本における芸術を取り上げ,その特殊な歴史的経緯をふまえつつ,それぞれの国において芸術がどのように受け継がれ,また社会においてどのような役割を果たしてきたのかという点に注目するものである。 (さらに…)
2014年11月24日,六本木の国立新美術館でシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」を開催した。 (さらに…)
11月21日に芸資研特別招聘研究員の塩見允枝子氏の特別レクチャーが開かれた。美術学部の共通授業,造形計画2B(担当:井上明彦教授)「[読めるものと読めないもの2] Artist Bookをつくる」として行なわれたものである。1960年代以降にグローバルに展開された前衛芸術運動,フルクサスのメンバーである塩見允枝子氏には以前,美術と音楽両方の学生を対象としたワークショップをやっていただいたことがあったが,今回はおもに美術の学生向けの授業としてアーティストによるBook Artをテーマとして行なわれた。 (さらに…)
第4回アーカイブ研究会は,東京大学大学院の田中純教授をお迎えして,「ダイアグラムと発見の論理 アーカイヴに眠る「思考のイメージ」」と題するお話をしていただいた。田中氏は,ダイアグラムを要素間の関係を表現したものと捉えたうえで,そこにとどまらない「思考のイメージ」全般について論じた。 (さらに…)
芸術資源研究センターでは,アーカイブの理論的な理解と可能性の共有のため,研究者やアーティストによるさまざまな研究会を開催しているが,実際に資料をアーカイブ化し,維持・発展させていくための技術的な研究は,もっぱら文系の研究者主体の本学では,残念ながらおざなりにされがちである。理論と技術(デザイン含む)は両輪であるべきだが,後者が欠けた現状は,同時期に立ち上げられるべきメディア・サポート・センターの設立が遅れていることにも一因がある。 (さらに…)
今回で第3回を迎えるアーカイブ研究会では,京都工芸繊維大学美術工芸資料館の平芳幸浩氏を迎え,「記憶/記録/価値 ミュージアムとアーカイブの狭間で」というテーマでお話いただいた。議論の導入として平芳氏が提示されたのは,平芳氏が勤務する美術工芸資料館の英語表記,「Museum and Archives」であった。1981年の開館当時,いかなる経緯によってこの英語表記がなされるに至ったのかは不明ではあるものの,このMuseumとArchivesを併記する命名の背後には美術品と非美術品を区分する価値判断があったのではないかと平芳氏は指摘した
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8月2日に第2回アーカイブ研究会が開催された。第二回目の研究会では,1973年から2013年までニューヨーク近代美術館(MoMA)に勤務し,ビデオおよびメディア部門のキュレーターを務めたバーバラ・ロンドン氏をお招きし,「それってテクノロジーと何の関係があるの?」というタイトルでお話いただいた。ロンドン氏の40年にわたる美術館勤務と研究実践の過程を紹介しながら,目まぐるしく変化するメディアテクノロジーの状況と,それにつれて新たな表現方法を模索した若手作家たちの活動の様子について,多くの画像や映像,音源などを用いながらの,内容の濃い発表となった。
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7月7日,本学客員教授であり,ヨコハマトリエンナーレ2014 でアーティスティック・ディレクターを務める森村泰昌氏による特別授業「横盗り物語/ ヨコハマトリエンナーレに託すもの」が,美術学部と芸術資源研究センターの共催で行われた。 (さらに…)
京都市立芸術大学の創立記念日に当たる7月1日に芸術資源研究センターの開設記念事業を開催した。京舞井上流の井上安寿子氏による祝舞で幕を開けた第一部の創立記念式典では,建畠晢学長の挨拶のあと,来賓代表として門川大作京都市長,中村三之助京都市会議長にご祝辞を頂いた。 (さらに…)