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『Wild,Passionate and Sticky Things』 ‐京都美術の130年‐

京都にはガイドブックでは紹介しきれない独特の気質があります。厳しい自然環境のなかで鍛え抜かれ磨かれた感性,学生の街京都ならではの艶やかな情熱,そして伝統と現代のはざまで煩悶し,粘り強く理想を追究する自我。

これらは美術表現においても独特の気風を育み,いまなお若いアーティストたちに根付いています。

本展では,このような気質を本学130 年の歴史に探り,芸術資料館の収蔵品に加え,3人の現代アーティストたちによるインスタレーションとして展開します。資料館収蔵品を現代美術にとって,新たな創造のためのアーカイブととらえ,日本美術,現代美術双方における創発的な場の生成を目指します。

また,関連事業として,高校生等を対象に,ワークショップ「WildでPassionateでStickyなオブジェを作ろう!」を開催します。詳細は,次のPDFををご覧ください。

ワークショップ参加希望[PDF:92KB]

さらに,プレゼンテーション、トークイベントも開催します。

展覧会の詳細は,ギャラリー@KCUA(アクア)のホームページをご覧ください

ギャラリー@KCUA(アクア)のホームページ

会期

2013年7月24日(水曜日)〜8月5日(月曜日)

11:00~20:00 無休

会場

渋谷ヒカリエ 8/CUBE1,2,3

住所

〒150-8510

 東京都渋谷区渋谷2-21-1

展示内容

芸術資料館収蔵・展示予定作品

土田麦僊 髪 1911

稲垣仲静 豹 1917

岡文涛 暗中出手 1901

( 以上、芸術資料館収蔵・京都市立美術工芸学校/同絵画専門学校卒業作品)

現代美術作家出品者

貴志真生也(1986 年生まれ)

谷澤紗和子(1982 年生まれ)

三木章弘(1988 年生まれ)

関連事業

・7/26(金)

*イベントスペースCOURT にて

13:00-16:00 ワークショップ「Wild でPassionate でSticky なオブジェを作ろう!」

この展覧会のタイトルにある,Wild(野生の思考),Passionate(艶やかな熱),Sticky(煩悶する自我)から連想される言葉を組み合わせてあるストーリーをつくり,それを立体と平面を組み合わせたインスタレーションとして表現します。

角材やベニヤ板,段ボール,ロープ,ブルーシート,アクリル塗料など,今回の展覧会で作家が使用している素材を使い,自由な発想と表現力で,ダイナミックに造形します。

講師:

川田知志(京都市立芸術大学総合基礎実技非常勤講師)

上坂秀明(京都市立芸術大学総合基礎実技非常勤講師)

爆走兄弟(ライブペインティングユニット:本田新/京都市立芸術大学ビジュアルデザイン専攻,松永昴文/京都市立芸術大学ビジュアルデザイン専攻,吉田美菜/京都市立芸術大学彫刻専攻)


16:30-17:00

学生による,観光ガイドには載っていない京都の文化,アートシーン,学生生活などについてのプレゼンテーション

( 映像プレゼンテーション・プレゼンテーター:奥田けいと/京都市立芸術大学総合芸術学科)

・7/27(土) 

*会場内にて

15:30-16:30

ギャラリートーク:会場内アーティストトークならびに日本画作品列品解説

出演:出品作家(谷澤紗和子,貴志真生也,三木章弘)/松尾芳樹(大学附属芸術資料館学芸員)/森山貴之(本展企画)

*イベントスペースCOURT にて

16:30-17:30

学長と学外ゲストによるトークイベント:京都の現代美術と伝統美術について

ゲスト:建畠晢(京都市立芸術大学学長/美術評論家)

    山下裕二(明治学院大学教授/美術評論家)

    田中大(株式会社思文閣代表取締役)

    出品作家(谷澤紗和子、貴志真生也、三木章弘)

出品作家に加え,本学学長の建畠晢,明治学院教授山下裕二氏,株式会社思文閣代表取締役田中大氏を交えたゲストトークを開催します。現代美術,日本画,古美術の専門家から見た,京都の美術とは? 本展出品作品の,130 年間の時を超えた邂逅に見える共通点とは?本トークでは,京都の美術を多角的に検証し,その魅力を探ってゆきたいと思います。

お問い合わせ

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(アクア)

電話:075-253-1509

アクセス

東急東横線・田園都市線,東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷駅」15番出口と直結。

JR線,東京メトロ銀座線,京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。