京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターでは,多くの方に日本の伝統音楽や芸能について理解を深めていただけるよう,音源・映像を用いて説明を行いつつ,歴史的資料,口伝書,楽譜等の演奏資料を読み進める「でんおん連続講座」を開講しています。
平成26年度(後期)は長唄と舞楽に関する2講座をご用意しました。専門的なテーマに気軽に触れていただける市民講座となっておりますので,皆様ぜひご参加ください。
講座タイトル | D講座:能を題材とした長唄曲1 E講座:平安末期・鎌倉期の舞楽 -音楽と舞の様式をさぐる- |
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日時 | D講座:第1回 11月27日(木)10時30分~15時 第2回 12月11日(木)10時30分~15時 (各回1時間程度の昼休憩を含む) E講座:第1回 2015年2月27日(金)13時~16時10分(10分程度の休憩を含む) 第2回 2015年2月28日(土)13時~(2時間程度) *E講座の第2回は,カワイサウンド技術・音楽振興財団助成による催しとして,平安末期・鎌倉期の舞楽を再現するデモンストレーションを行います。 |
会場 | 京都市立芸術大学内 新研究棟7階(合同研究室1) *E講座の第2回のみ,会場は「京都市立芸術大学 大学会館ホール」となります。 |
住所 | 京都市西京区大枝沓掛町13-6 |
講座内容等 | D講座:能を題材とした長唄曲1 歌舞伎舞踊として発展した長唄には,能を題材にした曲が多く存在します。しかも,長唄の代表曲とされるような曲であることも多いです。長唄の曲はよく知っていたり,能由来だということは知っていても,両方を比較して味わってみる機会は多くないのではないでしょうか。能を長唄に仕立て直したときに,何がどのように変わるのか,内容・構成・歌詞・音楽・舞台の表現等からじっくり比較・再考してみます。 講師:武内恵美子(日本伝統音楽研究センター准教授)
E講座:平安末期・鎌倉期の舞楽―音楽と舞の様式をさぐる― 雅楽は,平安前期に様式が確立したといわれていますが,今日,我々が見て聴いて知っている雅楽は,平安前期はおろか中世まで遡ることも困難です。中世以前のあらゆる資料から垣間見える音楽や舞は明らかに現行とは様子が違います。平安末期および鎌倉期には,舞譜『掌中要録』・楽書『教訓抄』『続教訓抄』・笛譜『管眼集』・箏譜『仁智要録』・琵琶譜『三五要録』など,実に多くの雅楽に関する書や譜が執筆され,そしてそれらの多くが今日に伝わっています。そこから垣間見えるその時代の舞楽は,どのような音楽と舞だったのでしょうか?唐楽を伴奏とする左方舞のうち平舞演目の再現に挑みます。
講師:田鍬 智志(日本伝統音楽研究センター准教授) 出演:齊藤 尚(日本伝統音楽研究センター図書室司書) 他 |
受講料 | D:2,000円(全2回分) E:1,000円(第1回分) *E講座の第2回は無料となります。 |
定員 | D・Eともに 50名(要予約) |
主催 | 京都市立芸術大学 |
申し込み方法 | はがき,FAX,電子メールのいずれかの方法により, ①郵便番号 ②住所 ③氏名 ④電話番号(FAX番号) ⑤希望する講座名(D・Eまたは両講座) をご記入のうえ,お申込みください。 ※受講名簿の作成上,10月1日(月曜日)から上記方法でお申込みください。 ただし,定員に余裕がある場合は,当日申込も受け付けます。 |
問合せ・申込み先 |
京都市立芸術大学事務局連携推進課事業推進担当 電話: (075)334-2204 ファックス:(075)334‐2241 電子メール:public@kcua.ac.jp |
アクセス | 交通アクセスをご覧ください。 |