京都市立芸術大学芸術資源研究センターは,特別招聘研究員の塩見允枝子氏による特別授業「水を演奏する」を開催します。
<概要>1960年代以降,さまざまなジャンルとメディアを横断して芸術と日常をつなぐ実験を国際的規模で繰り広げたフルクサス。その中心メンバーとして活躍された音楽家・塩見允枝子氏による水をテーマとしたパフォーマンス作品の演奏会を行います。
また演奏会の出演者を募集しています。興味のある人は担当教員の柿沼敏江(音楽学部教授, amunika@ec.mbn.or.jp),井上明彦(美術学部教授, aki@kcua.ac.jp)までご連絡下さい。
演奏曲
《水の回路》 Water Circuit 2017
《水の会議》 Water Conference 2017
《ウォーター・ミュージック:ヴァージョン2012》
Water Music:version 2012 1964/2012
講師プロフィール
塩見允枝子(しおみみえこ)氏 SHIOMI Mieko
音楽家。1938年,岡山市に生まれる。1961年,東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。大学在学中より小杉武久らと「グループ・音楽」を結成,即興演奏やテープ音楽の制作を行う。1963年,ナム・ジュン・パイクを通じてフルクサスを紹介され,翌年ニューヨークに渡る。1965年,メールによるイヴェントシリーズ「スペイシャル・ポエム」を開始。同年帰国。1969年,音楽や映像,美術,舞踊など多様なジャンルの融合の実験として開催されたクロストーク・インターメディアに参加。1970年より大阪を拠点に活動,言葉と音を軸にした室内楽や劇場的な作品を発表。90年代から電子テクノロジーへの関心を持ち,音と視覚的要素を結合したパフォーマンスを編み出す。1995年パリ,1998年ケルンにて個展。その後も国内外で数々のフルクサス展に参加し,各地で演奏会やワークショップを行う。本学では,2005年11月の「アクアプロジェクト」でワークショップ開催,2014年から芸術資源研究センター特別招聘研究員。2015年にも大学会館で大規模なワークショップを行った。著書に『フルクサスとは何か』(フィルムアート社,2005年)。本年6月,フルクサス時代からの作品をまとめた『塩見允枝子パフォーマンス作品集——フルクサスをめぐる50年』を刊行。
主催:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター
タイトル |
特別授業 塩見允枝子「水を演奏する」 |
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日時 |
2017年11月17日(金曜日)10:40~12:10(2限目) |
会場 |
大学会館ホール |
事前申込 | 不要 |
参加料 |
無料 |
問い合わせ先 |
京都市立芸術大学芸術資源研究センター
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