この度,ビジュアル・デザイン専攻(研究代表:辰巳明久教授(デザイナー))と,京都大学医学研究科人間健康科学系専攻(研究代表:福間真悟特定准教授(医師))は,「アートとヘルスケアの融合による健康コミュニティのデザイン」をテーマに,共同研究を開始いたしました。
(写真:ゆうゆうの里視察)
ヘルスデータ共有コミュニティの構築を目指している介護付き有料老人ホーム「ゆうゆうの里(宇治市)」をフィールドとして行われる本研究は,医療者と入居者がヘルスデータを共有するにあたり,ビジュアルデザインの発想(デザインシンキング)と手法を活かし,両者間の円滑なコミュニケーションを実現することを目標にしています。
本研究は,本学大学院修士課程デザイン専攻ビジュアルデザインの教育としても位置付けられています。
学生たちは,4月に京都大学(医学研究科「医学領域」産学連携推進機構)が主催したデザインシンキングの講座で学び,現在はビジュアルデザイン研究室の教員と京都大学の研究メンバーと綿密な協議を重ねながら,入居者のエクスペリエンスを想定し,インフォグラフィックス,イラストレーション,ファッションなどビジュアルデザインの手法を活かしたコミュニケーションデザインを進めています。