記譜法研究会企画 シンポジウム&コンサート
糸が紡ぐ音の世界
<概要>織物やその技術は記譜(ノーテーション)の一種として読むことができる。糸や繊維を撚りあわせ,紡ぐという行為は,線を書き込む行為に似ている。それはまた網を縫い合わせ,布を織る技術を生み出し,さらには機織りのために紋紙という記譜法を作り出した。結ぶ行為,織る行為は「記す」という行為と表裏一体である。織物,織る行為,織りの音を身体が媒介する。世界各地の「織り」を通して,織ることと,記すこと,そして音響の世界の関係を探る。
【シンポジウム】
織物・身体・ノーテーション
伊藤悟 |国立民族学博物館外来研究員・文化人類学|
井上航 |国立民族学博物館外来研究員・民族音楽学|
滝奈々子|京都市立芸術大学芸術資源研究センター研究員・民族音楽学|
谷正人 |神戸大学・民族音楽学| 藤野靖子|京都市立芸術大学美術学部教授・織物|
佐藤知久|京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授・文化人類学|[コメンテーター]
柿沼敏江|京都市立芸術大学芸術資源研究センター所長・音楽学|[司会]
谷正人 |サントゥール演奏|
【コンサート】
トーク 藤枝守|九州大学芸術工学研究院教授・作曲家|
藤野靖子 伊藤悟 藤枝守:筝四面による《織・曼荼羅》(委嘱新作)
出演:中川佳代子,丸田美紀,大八木幸恵,渡部志津子(十七弦筝) 録音:山口友寛
タイトル |
織物・身体・ノーテーション |
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日時 |
2019年2月16日(土曜日) 14:00−17:00 |
会場 |
京都市立芸術大学大学会館 交流室・ホール |
事前申込 | 不要 |
参加料 |
無料 |
問い合わせ先 |
京都市立芸術大学芸術資源研究センター
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