京都市立芸術大学芸術資源研究センターは,特別招聘研究員の塩見允枝子氏による特別授業「時間と空間に分け入る~フルクサス作品の演奏をとおして~」を開催します。
概要
1960年代以降,さまざまなジャンルとメディアを横断して芸術と日常をつなぐ実験を国際的規模で繰り広げたフルクサス。その中心メンバーとして活躍された音楽家・塩見允枝子先生によるフルクサス作品の演奏会を行います。奏者は美術学部,音楽学部の学生と教員,来場者のみなさん,そして塩見允枝子先生ご自身です。
どなたでも来聴できる公開授業です。
演奏曲
- ジョン・ケージ <2’47″>(原題<4’33″>)
- フィリップ・コーナー <ヘッダー>
- フィリップ・コーナー <時空と距離の調和>
- ジュゼッペ・キアリ <ムシカ・マドゥレ>
- 小杉武久 <ディスタンス・フォー・ピアノ>
- エリック・アンダーセン <オペラ・インストラクション>
- トマス・シュミット <サニタス NO.35>
- エステル・フェラー <ステージの横断>
- 塩見允枝子 <ジョージ・マチューナスへの追悼>
フライヤー
特別授業「時間と空間に分け入る~フルクサス作品の演奏をとおして~」フライヤー(PDF)
講師プロフィール
塩見 允枝子(しおみ みえこ)
音楽家。1938年岡山市に生まれる。1961年,東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。在学中より小杉武久らと「グループ・音楽」をエッセイ,即興演奏やテープ音楽の制作を行う。1963年,ナム・ジュン・パイクを通じてフルクサスを紹介され,翌年ニューヨークに渡る。1965年,メールによるイヴェントシリーズ「スペイシャル・ポエム」を開始。同年帰国。1970年より大阪を拠点に活動,言葉と音を軸にした室内楽や劇場的な作品を発表。90年代から電子テクノロジーへの関心を持ち,音と視覚的要素を結合したパフォーマンスを編み出す。1995年パリ,1998年ケルンにて個展。その後も国内外で数々のフルクサス展に参加し,各地で演奏会やワークショップを行う。本学では,2005年11月の「第1回アクアプロジェクト」でワークショップ開催。2014年から芸術資源研究センター特別招聘研究員。2015年,2017年に大学会館で特別授業で大規模なワークショップを行う。著書に『フルクサスとは何か』(フィルムアート社,2005年),『塩見允枝子パフォーマンス作品集――フルクサスをめぐる50年』ほか。
タイトル | 特別授業 塩見允枝子「時間と空間に分け入る~フルクサス作品の演奏をとおして~」 |
日時 | 2019年10月30日(水曜日)10時40分から12時10分まで |
会場 | 京都市立芸術大学 大学会館ホール |
事前申込 | 不要 |
参加料 | なし |
問い合わせ先 | 芸術資源研究センター
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参照ページ
イベント会場
日本、京都府京都市西京区大枝沓掛町13−6 京都市立芸術大学