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認知症の予防と健康寿命の延伸を目標とする ワークショップの研究を開始しました。

2019.12.06

本学ビジュアルデザイン研究室(研究代表:辰巳明久教授)は,調剤薬局と医療モールを展開するイントロン株式会社(本社:埼玉県川越市)からの寄付を受け,高齢者を対象とした認知症の予防と健康寿命の延伸を目指すワークショップの研究を開始しました。

このワークショップでは,参加者が回想し,手を動かし,談笑しながら作品作りに取り組むことで,認知症予防の効果を見込んでいます。 

ワークショップで作られた作品は,地方行政機関やNPO(特定非営利活動法人)の協力を得て開催する展覧会で発表するとともに,SNSなどの各種メディアでも発信します。作品発表の場である展覧会を,作者である高齢者と鑑賞者である地域住民との交流の場としてデザインすることで,健康寿命の延伸に効果があると言われるソーシャルキャピタル(社会生活資本)の醸成に繋げます。

将来は,医療機関の協力を得て,ワークショップの健康への効果測定も行う予定です。

 

ワークショップの概要

開催を希望する高齢者施設において,1回30〜40分程度のワークショップを,イントロン株式会社とともに定期的に開催します。作る作品は,施設が位置する地域の自然や文化をモチーフとしたカレンダー,手ぬぐい,アクセサリーなど多岐にわたります。

第1回ワークショップ

11月19日(火曜日)に,佐倉市佐倉地域包括支援センター(千葉県)が主催するカフェおいて行いました。約30名の参加者の方と一緒に「手作りカレンダー」の制作を行いました。このカレンダーは,佐倉市にある「佐倉ふるさと広場 風車のひまわりガーデン」をモチーフにしています。

参加者は,「佐倉ふるさと広場風車のひまわりガーデン」があらかじめ描かれた台紙に,花,人,動物などのシールを貼り,参加者お一人ずつの様々な思い出と物語を載せたカレンダーを作りました。参加者同士,カレンダーを見せ合いながら会話が弾み,歌が歌われる,和気あいあいとしたワークショップとなりました。

 

 

 

 

 

イントロン株式会社において,埼玉県・千葉県・東京都を中心に,アートワークショップの開催を希望する高齢者施設を受け付けています。

 

申込・お問い合わせ

イントロン株式会社 担当:横井

電話:049-249-2626 Eメール:yokoi-hirofumi@intron.co.jp