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【受賞情報】柿沼敏江名誉教授が「第30回吉田秀和賞」を受賞

2021.01.12

柿沼敏江名誉教授が「第30回吉田秀和賞」を受賞しました。

吉田秀和賞は音楽を中心に芸術評論に多大な功績のあった吉田秀和氏の名を冠し,平成2年に創設されました。音楽・演劇・美術などの各分野で優れた芸術評論を発表した人に対して賞を贈呈し,芸術文化を振興することを目的としています。

今回は,候補書籍の総数135点(音楽31点/演劇17点/美術50点/映像23点/建築9点/その他5点)の中から,柿沼名誉教授の『<無調>の誕生 ドミナントなき時代の音楽のゆくえ』(音楽之友社 2020年1月刊)が選ばれました。

略歴

柿沼 敏江(かきぬま としえ)
静岡県出身。国立音楽大学楽理科卒業後,御茶の水女子大学大学院修士課程修了。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程を修了し,PhDを取得。2001年より2019年まで京都市立芸術大学で教鞭をとる。
著書に『アメリカ実験音楽は民族音楽だった』(フィルムアート社、2005年)。主要訳書にジョン・ケージ『サイレンス』(水声社 1996年),アレックス・ロス『20世紀を語る音楽』(みすず書房 2010年,ミュージック・ペン・クラブ音楽賞),スチュアート・ホール編『カルチュラル・アイデンティティの諸問題』(大村書店 2001年,共訳)などがある。