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新年の御挨拶

2023.01.01

 謹んで新春をお祝い申し上げます。
 皆様方には日頃より京都市立芸術大学にご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 さて、2023年は京都芸大のキャンパス移転の年です。今年の秋、京都駅東部エリアにキャンパスを全面移転します。現地では建築工事が着々と進んでおり、10月からいよいよ新校舎での授業が始まります。
 創立143年目のこの移転で大学がさらに発展していくために、新しいキャンパスでは、テラスのように開かれた大学を目指しています。テラスは外に向かって開かれ、地面から少し浮いている場所です。「テラスのような大学」は、社会に向かって開かれ地域の歴史や文化と緩やかに繋がります。そこは風通し良く、さまざまな人々が出会い、交流・交差が「芸術」を原動力にして活発に行われる場です。そして、テラスで受け取った刺激や情報を教員や学生がそれぞれ吸収し、作品や研究・演奏に昇華させ、クリエイティブで国際的な文化芸術の交流拠点となること。それが、京都芸大が目指す「テラスのような大学」です。
 これまでの京都芸大の理念を軸に、新たな価値を生み出す芸術表現や研究を世界の人々に届ける拠点であると同時に、「文化芸術都市・京都」が未来に発展するための拠点でもあります。京都芸大が100年後も魅力あふれる大学であり続けるよう、寛容で豊かなテラス作りに大学をあげて取り組んでまいります。多くの方々に新しいキャンパスで、学生たちが日々向き合う創作・表現活動や教員や研究者による最新の芸術の研究に触れていただける場所や機会を設けていきますのでどうぞご期待ください。

 今回の移転に際し、市民の皆様や市内外の多く企業の皆様にご理解ご支援いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。今後とも京都芸大の活動にご理解ご協力をいただきますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

令和5年1月1日
公立大学法人京都市立芸術大学
理事長・学長 赤松玉女

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