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石橋義正教授が映画『唄う六人の女』公開について学長に報告しました。

2023.10.16

10月10日(火曜日)、美術学部構想設計専攻の石橋義正教授が、自身が監督・脚本・編集を手掛けた映画『唄う六人の女』の公開に先立ち赤松学長を訪問し、今作の制作や撮影に関して報告しました。

映画『唄う六人の女』は、10月27日(金曜日)から全国の映画館で公開予定です。ぜひ御鑑賞ください。

取組の様子 取組の様子 取組の様子 取組の様子

石橋義正教授インタビュー

interviewerこの映画のテーマは何でしょうか?

石橋教授 一言で言うと「自然との共生」です。人類はこの先、自然と共に生き、それを未来へ繋げるように生きていかなければならないと考えています。このテーマで映画を作ろうと思ったのは「どう生きても自然を破壊してしまう人間は、なぜこの世に生まれてきたのか」という素朴な疑問を以前から持っていたからです。その疑問に対する一つの答えとして、人間は時間をかけて、自然と共生しながら独自の進化をしていくのではないか、またそうしなければならないのではないか、という考えに至り、映画にその想いをぶつけました。

interviewer映画の見どころはどこでしょうか?

石橋教授 出演者の素晴らしいパフォーマンスを最大限魅力的に描くことができたと思います。登場人物を艶やかに撮ることができて、画を見ているだけでも楽しめるように作っています。テーマとしては重い部分もありますが、サスペンス、コメディ、ファンタジーなど様々な要素のあるエンターテイメント作品に仕上げています。中盤に15分間くらい夜の儀式を中心としたシーンがあり、そこは音楽を先に作って音楽に合わせて展開するように構成していますが、全体的にテンポよく楽しんで見てもらえる構成になっています。

interviewer監督としてキャストの方々には演技について細かく指示を出されたのか、自由にしてもらったのか、どちらでしょうか?

石橋教授 こだわる部分では細かく指示を出しますが、演技を専門にされている方々なので基本的にはお任せする部分が多いです。ただ、竹野内さんは私の思想の部分をしっかり把握したいとのことだったので、撮影に入る前に、脚本について十分な時間を取って話をする機会を持ちました。また女性陣はセリフが一切なく、表情のみで演技しなければならなかったのですが、できるだけ表情も無くしてほしいという指示を出したので、どうやって感情を伝えるのか、非常に難しかったと思います。でもそのおかげで、観客が登場人物が何を言いたいのか想像できる余白ができました。それにより言葉を話すよりもメッセージが強くなったと思います。

interviewer映像を学ぶ学生にはどんなところに注目してもらいたいですか?

石橋教授 一見気づかないと思いますが、さまざまなシーンで特殊な撮り方をしている場面があります。学生には映画を何回も見て、どんな撮り方をしているのか探ってもらえたらと思いますし、このテーマについて一緒に考え、未来に向けて私たちが何をすべきか、前向きに、共に実行していきたいと思います。

 

映画『唄う六人の女』

  • 公開:2023年10月27日から全国ロードショー (京都は、Tジョイ京都、TOHOシネマズ二条、京都シネマ)
  • 出演:竹野内豊、山田孝之、水川あさみ、アオイヤマダ、武田玲奈 ほか
  • 監督・脚本・編集:石橋義正
  • 脚本:大谷洋介
  • 音楽:加藤賢二、坂本秀一
  • プロデューサー:伊藤主税、植村真紀、大橋和実、下京慶子
  • 共同プロデューサー:山田孝之、佐野徹、河本晴光、門馬直人
  • 配給:ナカチカピクチャーズ、パルコ
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    ©2023『唄う六人の女』製作委員会

関連サイト

映画『唄う六人の女』公式サイト

【動画】映画『唄う六人の女』予告編|YouTube