京都市立芸術大学では、美術学部・美術研究科の学生が専攻の枠を超えて関心のあるテーマのもとに集い独自の調査や研究・制作を行う「テーマ演習」という授業を行っています。
今年度4~7月に開講した「和菓子の文化史」というテーマの演習では、京都の文化と深くかかわる京菓子の世界を探求するため、資料を調べ、実際に菓子を購入して食べ比べ、さらに自分たちでオリジナルの和菓子作りに取り組みました。
その成果として、現在 特別展「大名と菓子―百菓繚乱―」が開催されている彦根城博物館の再現御殿をお借りし、学生たちの創作和菓子と、普段制作している日本画等の作品を10月21日(土曜日)と22日(日曜日)の2日間にわたって展示します。和菓子は一人一つ季語を選び、そこからイメージを膨らませて制作しました。
大名の愛した菓子の文化が、さまざまに形を変えながらも現代の芸大生の創作につながっていることを御覧いただければ幸いです。
芸大生による作品と創作和菓子展 ―「大名と菓子」展によせて―
イベント会場
日本、滋賀県彦根市金亀町1−1 彦根城博物館