
京都市立芸術大学 芸術資源研究センターでは、2026年7月4日(土曜日)14時から、本学C棟1階 講義室1において、第50回アーカイブ研究会を開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
芸術資源研究センター第50回アーカイブ研究会 嶋田美子+ブブ・ド・ラ・マドレーヌ ヴェネツィア・ビエンナーレに参加して:アート・脱植民地主義・非西洋・フェミニズム
日時:2026年7月4日|土|14:00–17:00(開場13:30)
会場:京都市立芸術大学 C棟1階 講義室1
定員:150名程度(参加費無料・予約不要)
主催:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター
ヴェネツィア・ビエンナーレは、現代美術界における最も重要な舞台のひとつであり、そこへの参加はアーティストとしての実践を世界的な文脈に接続する出来事です。本研究会では、今年ビエンナーレに参加した2名のアーティスト、嶋田美子氏とブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏をお招きします。お二人それぞれから、これまでの活動、1998年にはじまる二人のコラボレーション、そして今回のビエンナーレへの参加についてお話いただきながら、巨大な芸術祭における表現の問題、アートと脱植民地主義(デコロニアリズム)、フェミニズム、西洋と非西洋などの諸問題をめぐって、聞き手とともに議論を深めたいと思います。
嶋田美子+ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
1998年に「Made in Occupied Japan」展を開催し、異性装やドラァグによってジェンダーや国籍を撹乱することで戦後日本におけるセクシュアリティの構築を問い直した。ふたりの脱構築的実践は日本における クィア/フェミニズム表現の先駆的事例として評価されている。「第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」(企画構想:コヨ・クオ)に招待され、企画展『In Minor Keys』に参加。
嶋田美子(しまだ よしこ)
1959年東京生まれ、千葉県在住。アーティスト、美術史家、アーキビスト。
1991年より、女性と戦争をテーマに作品制作を開始。男性中心に語られる時代における女性の機能と功罪をリサーチすることで、従来のフェミニズムを批判的に乗り越えることを試みてきた。権力により組織された大日本国防婦人会のあり方や表象を作品に取り込み、韓国人慰安婦に対して日本人女性がいかなる立場をとりうるかを検証する作品を発表。近年は美術史家・アーキビストとしても活動し、戦後日本の政治と芸術、オルタナティブ美術教育、フェミニズムなどを研究対象としている。
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(BuBu de la Madeleine)
1961年大阪生まれ。アーティスト。京都市立芸術大学構想設計専攻卒。
1990年代前半にアーティスト・グループ「ダムタイプ」のメンバーとして活動を開始。パフォーマンス《S/N》出演後にダムタイプを離れ、ソロアーティストとして多様なメディアを用いた作品を発表。HIV/エイズとともに生きる人々やセックスワーカーの健康と人権に関する市民運動にも携わり、クラブシーンでのドラァグ・クイーン/キングとしての活動も継続している。2004年より《人魚の領土》をテーマに制作を展開。身体を個人の領土とみなし、セックスワーク、そして家族の介護などの経験と思索を作品化してきた。
聞き手
佐藤知久(さとう ともひさ)京都市立芸術大学 芸術資源研究センター 教授
谷澤紗和子(たにざわ さわこ)京都市立芸術大学 美術学部 准教授
関連リンク
イベント会場
日本、京都府京都市下京区下之町57−1 京都市立芸術大学

