
京都市立芸術大学 芸術資源研究センターでは、2026年10月24日(土曜日)13時から、 笠原記念アンサンブルホールにおいて、第52回アーカイブ研究会を開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。
芸術資源研究センター第52回アーカイブ研究会「バシェ音響彫刻 〜 その響きと形を継承するために 〜」
日時:2026年10月24日|土|13:00–17:00(開場12:30)
会場:京都市立芸術大学 B棟地下1階 笠原記念アンサンブルホール
定員:40名(参加費無料・予約不要)
主催:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター
1970年大阪万博のために来日したフランソワ・バシェが17 基の音響彫刻を製作してから56年、そのうち2基が京都市立芸術大学で修復されてから11年が経ちました。この間、私たちはこれらの類い稀な芸術資源を大切に守り、保存するだけでなく教育・研究・創造活動にも活用してきました。しかし今、物体の劣化、管理者の交代、価値観の相違など、乗り越えるべき課題を数多く抱えています。これらの課題をどのように乗り越えていくのか。芸術資源研究センターに託せるものは何か。大学として何ができるのか。
本研究会では、まずバシェの音響彫刻を実際に体験していただき、「音を鳴らす」「響きを聴く」という行為の愉しさを味わっていただきます。そのうえで、「バシェ音響彫刻をアーカイブ(保管・記録)するとは?」というテーマについて、共に考えていきたいと思います。
タイムスケジュール
序の部
「バシェの音響彫刻とは?バシェの音響彫刻と日本とのと関わりについて、および本学との関わりについて」
登壇者:岡田加津子(音楽学部教授・音楽学部長)
第1部
「バシェ体験ツアー」
案内人:岡田加津子、北村千絵(音楽学部非常勤講師)
第2部
前半「音響彫刻を用いた本学での活動報告 2015〜2026年」
登壇者:岡田加津子
後半①「バシェ音響彫刻のアーカイブとは」
登壇者:川崎義博(音楽学部客員研究員)
後半②「『わたしたち』による作品の保存と継承(希望と現実)」
登壇者:黒川岳(美術家)
第3部
クロストーク「芸術資源の保存と継承について」
登壇者:田中栄子(美術学部教授、芸術資源研究センター所長)、佐藤知久(芸術資源研究センター教授)、岡田加津子、川崎義博
登壇者プロフィール
岡田加津子
神戸市生まれ。東京藝術大学作曲科卒業、同大学大学院音楽研究科修了。2003年バロックザール賞受賞。2016年藤堂音楽賞受賞。作曲活動の一方で、楽器を使わずに音楽する「リズミック・パフォーマンス」を全国的に展開。2015年バシェの音響彫刻の修復に立ち会い、強い衝撃を受ける。それ以来、音響彫刻の保存と、それらを用いた新しい創造活動、教育活動に情熱を注ぐ。京都市立芸術大学音楽学部教授。「バシェ協会(日本)」会長。
川崎 義博
1991年に開局した衛星放送ラジオ局のプロデューサーとして、世界中をロケして番組やCD 制作に携わる。1992年日本サウンドスケープ協会設立、初代事務局長就任。1995年よりインターネットのコンテンツ制作。2000年より東京藝術大学先端芸術表現科講師として音表現論、音環境論など担当。多摩美術大学映像演劇学科でも教鞭をとる。2019年より京都市立芸術大学芸術資源研究センター客員研究員としてバシェ音響彫刻アーカイブ担当。現在、音楽学部客員研究員。バシェ音響彫刻修復記録には2015年より関わる。
北村 千絵
京都市立芸術大学音楽学部を卒業後、ロンドンに留学。1991年より京都市立芸術大学音楽学部非常勤講師(英語)。ルネサンスから現代まで、主に英語を テキストに持つ作品を歌い、朗読でも好評を得る。また、20年以上のキャリアを 持つ声の即興演奏では、幅広い音域、ノイズともとれる「音」としての声を駆使し、 多くのミュージシャン、ダンサーとの共演を果たしている。「バシェ協会(日本)」副会長。
黒川 岳
1994年島根県生まれ。京都府在住。自らの体で様々な物・事にきちんと触れる(触れようとする)ことの喜びや不思議さ、難しさなどと向き合う作業を出発点として、彫刻や音楽の手法を用い作品制作を行っている。令和5年度京都市芸術文化特別奨励制度認定者。過去の主な展覧会に、「甕々の声」(アートラボあいち、2021年)、「美しいHUG!」(八戸市美術館、2023年)など。
イベント会場
日本、京都府京都市下京区下之町57−1 京都市立芸術大学

