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芸術資源研究センター 第53回アーカイブ研究会 「記譜されない音楽は誰のものか — 非西洋・伝統文化・共同制作から考える著作権と創造 —」

京都市立芸術大学 芸術資源研究センターでは、2026年11月7日(土曜日)13時から、 多目的ギャラリー(C棟6階)において、第53回アーカイブ研究会を開催します。

皆様のご参加をお待ちしております。

第53回アーカイブ研究会「記譜されない音楽は誰のものか — 非西洋・伝統文化・共同制作から考える著作権と創造 —」のお知らせ

チラシPDF

音楽制作と著作権制度は密接な関係にあるが、口承音楽の伝承や、複数文化がまたがって共同制作されるコラボレーション作品などにおいては、著作権問題は複雑化している。本研究会では、西アフリカの音楽家たちとオペラ「LÀ-BAS OU ICI…」 (2025年万博にて世界初演)を協働制作した作曲家・藤家溪子氏、作曲家であり著作権にも詳しい田頭勉氏のお二人と共に、アフリカや日本の伝統音楽、西洋由来ではあるが集合文化的な音楽実践などを研究する研究者とともに、音楽制作における著作権について、実際の制作現場からの声を中心に議論する。あわせて、免状に象徴される日本の伝統芸能独自の権利のあり方にも目を向け、記譜も録音も前提としない音楽が誰のものであるのかを、制度の内と外の双方から問い直す。

●日時:2026年11月7日(土)13:30〜17:00(13:00開場)
●会場:京都市立芸術大学・多目的ギャラリー(C棟6階)
●入場無料・予約不要

●主催:京都市立芸術大学 芸術資源研究センター/FTミュージックオフィス
本研究会は、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団の助成を受けて実施します。

事前にお読みただきたい資料

こちらからご覧いだけます
https://ft-music.com/tce-shiryo-2026


タイムスケジュール

第1部「音楽制作と著作権 〜 日本の伝統と現在」
・田頭 勉 (作曲家、JASRAC正会員、元JASRAC分配委員会副委員長)
「作曲家から見た著作権制度」

・藤田隆則 (京都市立芸術大学 日本伝統音楽研究センター 教授・センター長)
「草の根からの権利回復 ― 能楽における実践から」

第2部「非西洋における音楽実践と作者性」
・矢野原佑史 (神戸大学特命助教/京都市立芸術大学非常勤講師/文化人類学)
「カメルーンの森の民・Bakaの音楽実践」― 実演を含む

・藤家溪子 (作曲家/ブルキナファソよりオンライン参加)
「西アフリカとの協働制作から考える作者性」
Martial Pa’nucci (出版人・ラッパー/ブルキナファソよりオンライン参加)
Maboudou Sanou (伝統音楽継承者・グリオ/ブルキナファソよりオンライン参加)

第3部 総合討論 〜 記譜されない音楽は誰のものか
登壇者全員
※会場からの質問を休憩中に書面で回収し、討論に反映します。


登壇者紹介 (五十音順)

佐藤知久(さとう・ともひさ) ※全体進行
京都市立芸術大学芸術資源研究センター教授。文化人類学者として、 「芸術とアーカイブ」 「創造のためのアーカイブ」をめぐる研究と実践に従事中。

田頭 勉(たがしら・つとむ)
作曲家。JASRAC正会員、元JASRAC分配委員会副委員長。作曲活動のみならず、著作権制度の実務にも長く携わる。

藤家溪子(ふじいえ・けいこ)
作曲家。合同会社FTミュージックオフィス共同代表。2025年、西アフリカの音楽家たちとの協働制作によるオペラ「LÀ-BAS OU ICI…」を大阪・関西万博にて世界初演。現在はブルキナファソ・ワガドゥグに在住し、ADEC/BF-J(ブルキナファソ日本文化交流協会)会長として、現地の音楽家との協働制作と公立小学校への伝統音楽の派遣授業に取り組む。

藤田隆則(ふじた・たかのり)
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授・センター長/民族音楽学。能をはじめとする日本の中世芸能や宗教儀礼の音楽的側面を研究。

Martial Pa’nucci (マルシャル・パヌッチ)
出版人・ラッパー(ブルキナファソ) 。フランスSACEMとブルキナBBDA両方の著作権管理団体に加盟。

Maboudou Sanou(マブドゥ・サヌ)
伝統音楽継承者・グリオ(ブルキナファソ) 。口承による伝統音楽を継承し、後進の指導も行う。

矢野原佑史(やのはら・ゆうし)
神戸大学特命助教/京都市立芸術大学非常勤講師/文化人類学。カメルーンのBkの人々の音楽を中心に研究。当日はそれを題材としたパフォーマンスも行う。

イベント会場

日本、京都府京都市下京区下之町57−1 京都市立芸術大学