京都芸大「今熊野・岡崎学舎」井上隆雄写真展
—もう一つの『描き歌い伝えて』—
<展覧会概要>
2017年4月より京都市立芸術大学芸術資源研究センターでは,本学出身であり写真家として数々の功績を残された故・井上隆雄氏の膨大な写真関連資料をお預かりし,調査研究を進めています。資料調査で,京都市立芸術大学が現在の西京区沓掛に移転する前の「今熊野・岡崎学舎」(1926年から1980年まで)の写真プリントが多数保管されていることを確認し,その中には1980年に刊行された今熊野・岡崎学舎の記録集『描き歌い伝えて』には掲載されていない写真も含まれています。
そこで本展では,井上隆雄氏が残したこの京都芸大今熊野・岡崎学舎の写真プリントやポジ・ネガ,記録集作成のための資料を展示するとともに,「井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブ実践研究」プロジェクトの活動紹介を行います。本展は写真とともに,書籍・プリント・ネガ・ポジ・メモ類等,関連資料を併置することで,表現の多様化やデジタルメディアの発展とともにその動向が注視されているアーカイブ,すなわち資料の分類・調査・管理・利活用の意義を検証するもので,単なる写真展ではありません。
現在,京都市立芸術大学は沓掛からこの崇仁地区への移転を計画しています。この元崇仁小学校を舞台に,「今熊野・岡崎学舎」の写真を展示し,今熊野・岡崎→沓掛→崇仁地区という長い年月を一つに重ね合せることで,本学の移転や歴史について考えるささやかな場となるでしょう。
タイトル |
京都芸大「今熊野・岡崎学舎」井上隆雄写真展 —もう一つの『描き歌い伝えて』— 井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブ実践研究 |
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日時 |
2018年2月7日(水曜日)〜 2月11日(日曜日)13:00−17:00 |
会場 |
元崇仁小学校 南校舎2F |
入場料 | 無料 |
問い合わせ先 |
京都市立芸術大学芸術資源研究センター
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