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2014年度 国立高等装飾美術学校/フランス 大橋千晶

氏名 大橋千晶
学年 1回生
学部 美術研究科修士課程
専攻等 ビジュアル・デザイン
留学先 国立高等装飾美術学校(École nationale supérieur des Arts Décoratifs)/フランス
留学先専攻 Image Imprimée
留学期間 2014年9月~2015年1月

留学行動記録

9月16日 日本出国/一つ目のホームステイ先へ
9月22日 留学生受入日、留学担当者と会う/生徒登録
9月25日 ホテルへ引越
9月29日 授業開始
10月1日 専攻の説明,授業スタート/在留届を提出/二つ目のホームステイ先へ引越
10月2日~9日

スタジオの登録

  • 毎週月・水曜にフランス語授業
  • 水曜に専攻の授業
  • 金曜にスタジオ授業
10月8日 専攻の第一課題提出/講評
11月15日 旅行(フランス・ストラスブール)
11月26日 専攻授業でアングレーム国際漫画祭の公募への作品提出/講評
11月29日~12月1日 旅行(ドイツ・ミュンヘン)
12月3日 専攻授業でボローニャ国際絵本原画展の公募への作品提出/講評
12月7日〜9日 旅行(オランダ・アムステルダム)
12月12日 写真スタジオ作品提出/講評
12月16日~19日 各授業の授業評価レポートの作成申請
 12月19日 留学修了書の申請手続き
12月20日~1月4日 クリスマス休暇
12月21日~23日 旅行(ベルギー・ブリュージュ/ブリュッセル)
1月5日 授業再開
1月14日 写真スタジオオープンキャンパス用展示作品提出
1月15日 フランス出国
1月16日 日本帰国
1月24日,25日 ENSADオープンキャンパスにて作品展示

授業や制作について

ENSAD の授業は、専攻とスタジオでの授業、留学生用のフランス語の授業があります。スタジオの方は選択式で興味のある授業を好きなだけとることができます。

専攻の授業は、テーマや生徒の好み・手法に合わせて、先生から幅広い知識や情報が与えられる場という印象です。非常にタイトなスケジュールで進んでいき、自分のペースで制作をするというよりは、現地の生徒にまじりながら授業内で出された課題に沿って作品を制作していきます。

スタジオの写真の授業では、主に自分の写真作品について教授の指導を受けます。制作材料をレンタルすることができ、暗室も備えてあるので自分で現像ができます。これまでパソコンのソフトなどを極力使わずアナログの手法で作品制作をしてきた私にとって、手で直に写真の加工ができるフィルムカメラの授業はとても有意義でした。

現地の暮らし・語学について

パリは地区ごとに雰囲気が全く違い、治安の善し悪しに幅があります。安全面が気になるようでいたら、落ち着いた雰囲気があり治安の比較的良い左岸に住むことをお勧めします。

留学前にフランス語と英語の授業を受けたり、個人的にフランス語講座を受けたりしましたが、語学学習の期間が短かったので言葉の壁や海外での生活が上手くいくのかとても不安でした。学校では英語を話せる教授が少なく授業や説明等は全てフランス語でしたので、週2回のフランス語の授業を受けたり、ホストファミリーに質問したりして実践で学んでいきました。

留学を終えての感想

作家として活動されている卒業生や先生方の日々の制作活動や展示会を間近に拝見できたことや、日本の学生とは違った制作過程を知ることは、自身が新しい手法に挑戦することにもつながり、非常に大きな収穫でした。この4ヶ月間の留学で感じたことは、研究テーマだけでなく将来の自分の方向を決める上でも大きな指針になるだろうと思います。