2011年度 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート/イギリス 高橋卓久真
氏名 | 高橋 卓久真 |
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学年 | 2回生 |
学部 | 美術研究科修士課程 |
専攻等 | 構想設計 |
留学先 | ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art)/イギリス |
留学先専攻 | Design Product |
留学期間 | 2011年9月~12月 |
留学行動記録
9月22日 | 日本出国 |
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9月22日 | ロンドン到着→ゲストハウスに滞在 (9/25まで) |
9月24日 | 大学訪問 |
9月25日 | フラットへ移動 |
9月26日 | Autumn term begins / Orientation |
9月27日~ | 授業スタート/毎週火・木:チュートリアル/毎週月:Designer Talk/毎週金:CHS Discussion |
9月29日 | International Student Reception |
10月13日 | 1st Project Presentation |
10月20日 | Platform 1st Presentation |
10月31日 | Across RCA (11/4まで) |
11月10日 | Platform 2nd Presentation その1 |
11月25日 | Platform 2nd Presentation その2 |
12月05日 | HF Tutorial |
12月12日 | Kyoto Exchange Student Exhibition(12/16まで) |
12月16日 | End of Term |
12月21日 | フラットを引き払う |
12月21日 | ロンドン出発/22日日本帰国 |
渡航~オリエンテーションまで
9/26に行われたレジストレーション(履修登録)までの4日間は、主に学校までの交通手段と経路の確認、滞在先周辺のリサーチを行いました。 9/26、午前中は全体のレジストレーション、午後からは専攻に分かれオリエンテーション。その後、第一課題が発表されました。 本格的に学校が始まったのは翌週の10/3から。それまでの何日かは、一年生全体に向けた図書館の利用方法などのオリエンテーション。Design Productに関していえば、各種加工機材の使い方のワークショップを受けました。
授業や制作について
授業は、プロジェクトベース単位で動いているので、自分の所属するPlatform(研究室)によって忙しさはバラバラです。プロジェクトは、短いもので10日間、長いもので1ヶ月と様々な形態をとります。自分の製作を進める上で足りない知識は、プログラミング、ソフトウェア、エンジニアリングワークショップなどを受講することで補うことができます。
スケジュール
- 毎週月曜日、著名デザイナーを招聘したレクチャー(約3時間)
- 毎週火曜日、木曜日にPlatformのチュートリアル
- 毎週金曜日、CHSレクチャー(デパートメント全体向けのレクチャーイベント)
現地の暮らしについて
滞在先を見付けるのは現地に住んでいる日本人でも難しいそうなので、早めに現地入りし、MixbなどのサービスやRCAが用意しているアコモデーション用の Notice Boardを通して見付けるのが無難かと思われます。3ヶ月という短い期間での滞在なので、RCAはもちろんロンドンライフを体感するという意味でもイーストロンドンに住むことをお勧めします。電子機器販売店(電子楽器、電子工作用品など)や東急ハンズの様な材料類を販売しているお店が殆どありません。ある程度は日本から持ち込んだ方が製作に困らないなという印象を受けました。天候は、比較的晴れの日が多かったが、その反面夜になると気温の低下が著しい日が続きました。昨年の様に雪が積もるといった様な事態には出会いませんでした。ロンドン在住の日本人や、RCAで1st yearから入学している日本人の友達を作り、ローカル情報を入手するのがロンドンで安全な生活を送る最良の手段です。
語学について
プレゼンの資料作成や口頭発表時のステイトメントを入念に作り込む過程でかなり語学の勉強をしていると思います。それ以外では、英語のアートブックを読むなどして専門用語を学びました。
授業やプロジェクトの成果発表等
Platform内でのプレゼンテーションが3回とExchange Student Exhibitionの計4回それにプラスして、他のデパートメントの学生とコラボレーションワークプロジェクトに参加しました。
留学を終えての感想
3ヶ月を振り返ると、これまでの経験から培ったものの考え方を西洋思想、社会システムに裏打ちされた制作プロセスを比較検討できたと共に、既に持っていた価値観や見解をブラッシュアップできた貴重な時間だったという印象です。