2010年度 フライブルク音楽大学 岡田喜美子
氏名 | 岡田喜美子 |
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学年 | 2回生 |
学部 | 大学院修士課程 |
専攻等 | 器楽専攻(ホルン) |
留学先 | フライブルク音楽大学 |
留学期間 | 2010年10月~2011年7月(2学期間) |
行動記録
9月末 | 渡航 |
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10月 | 住民登録、銀行口座開設、保険加入(AOK)、ビザ申請、学生証発行、 新入生説明会、レッスン開始、語学クラス開始 |
11月 | テュービンゲン研修旅行、門下合宿(スイス) |
12月 | 室内楽コンサート、門下コンクール、門下コンサート |
12月末~ 1月初旬 |
バンベルク旅行 |
1月 | 公開ゲネプロ |
2月 | オーケストラコンサート、門下発表会、レッスン終了 |
2月末~ 4月初旬 |
一時帰国 |
4月 | レッスン開始、先生と門下生でアンサンブルコンサート |
5月 | 門下コンサート(2回)、ストラスブール旅行、門下パーティー |
6月 | 門下発表会、楽器購入、バーゼル観光 |
7月 | 門下オケスタ発表会、門下カルテットコンクール、室内楽コンサート、 銀行解約、学生寮解約、転出届、保険解約、 バーデン=バーデン観光、帰国 |
留学先の大学やそこでのレッスン・語学クラスについて
1.大学について
フライブルクは大都市近郊の都市で,例えていうなら宇治市。学校の規模は京芸と同じくらい。留学生(特にアジア系)が非常に多い。図書館が充実している。
2.サポート体制
今年度はプファンさんという女性の方がお世話してくださいました。分かりやすいドイツ語で丁寧に対応してくれますが、日本よりも自主性が求められていると感じました。
3.ホルン専攻
教授であるシュナイダー先生と、主にオケスタのレッスン担当のナディアとイザベルの3人の先生にレッスンを受けました。学生は16人ほどで、そのうちドイツ人は4人。伴奏助手の方が日本人だったので門下演奏会の合わせなど不安なくできてよかったです。ホルン専攻にスポンサーがおられてその方の招待で門下合宿等がありました。
4.費用について
家賃243ユーロ(光熱費、インターネット代込み)、携帯代30ユーロ、食費300ユーロ 留学生のための奨学金が1ゼメスターにつき2000ユーロもらえたので余裕がありました。
5.語学クラス
フライブルク大学の夜間のドイツ語を受講しました(120ユーロ)。
6.レッスン室
24時間使用できますが、渡航後学生証が発行されるまでは使用できず少し困りました。
向こうでの生活について
1.レッスン時間は週どのくらいでしたか?
個人レッスンが1時間、みんなでする基礎練習の時間が大体30分から1時間×2回
2.伴奏者とのコミュケーションは何語でしたか?
伴奏者は日本の方がいらっしゃったので日本語でコミュニケーションできました。
3.外国語での音楽専門用語で困ったことはありますか?
言葉だけではなく実践も伴っているので、単語を知らなくても意味は分かりました。どうしても分からなかったら英語で説明してくださって、ドイツ語はメモしておいて後で調べて覚えました。
4.治安はどう感じましたか?
フライブルクの人は温かい人ばかりだったので安心して過ごせました。ただフランスとドイツの国境でテロが起こるといわれていたときは少し用心して過ごしてました。
5.コンサートにはどのくらい行きましたか?
学内や他の学校であった演奏会も含めて月に2・3回行きました。
6.ドイツ語はどのくらい上達したと思いますか?
日常会話にはそこまで困らないくらいにはなりました。
7.到着から帰国までで一番困ったことは何でしたか?
役所の手続きのややこしさとご飯の慣れなさです。
8.京芸との違いで、フライブルクの方がいいと思ったことはありますか?
冬はいつでも暖房が効いていて暖かかったです。図書館の楽譜が充実していて、ホルンの楽譜だけでも本棚の4,5段はありました。期限は2ヶ月間借りられ、一度に何冊でも借りることができます。何冊か借りていてももうさらに何冊でも借りることができました。視聴覚資料も充実していました。
9.逆に京芸がいいと思ったことも教えてください。
練習室の予約ができることです。
最後に,自分にとってどうプラスになったかなど
1.一番大きかった成果は何ですか?
留学する前は内にこもった演奏しかできず、先生方にもそこをよく指摘されていましたが、留学してから特に何か意識したわけではないのですが、外に向かった演奏ができるようになりました。
2.自分が留学前と変わったとことがありますか?
「こうでなくてはいけない」という考えをしてしまいがちでしたが、視野が広がって許容範囲が大きくなったと思います。