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『アート・スコープ2012-2014[旅の後もしくは痕]』

東京都品川区の原美術館では『アート・スコープ2012-2014[旅の後もしくは痕]』と題した展覧会が開催されており,本学美術学部彫刻専攻の今村遼佑非常勤講師が出品しています。

以下,展覧会のチラシより抜粋

 日本とドイツの間で互いに現代美術のアーティストを派遣・招聘し,異文化での生活を体験しながら交流をはかる──それがダイムラー・ファウンデーションジャパンの文化・芸術支援活動「アート・スコープ」です。原美術館は2003年から「アート・スコープ」のパートナーをつとめており,交換プログラムの成果を踏まえた展覧会を開催してきました。本展は2012年にドイツから招聘したリタ・ヘンゼンとベネディクト・パーテンハイマー,2013年に日本から派遣した今村遼佑と大野智史,あわせて4名による展覧会です。いずれのアーティストも,異国での滞在プログラム(アーティスト・イン・レジデンス)を終えたのち,その経験を踏まえて本展のために制作した新作を発表いたします。

 人間は古くから旅をする生き物であったと言えます。旅が困難を伴う時代であった遥か昔から,《巡礼》や《参拝》といった宗教的儀礼としての旅は長い歴史を持ちます。時代が下るにつれ,交通の発達もあってさまざまな旅の形態が生まれました。

 気候,風景,言語,民族,文化,社会──さまざまに《異なる》国・地域への旅は,旅人それぞれにとって大きな意味を持ち,貴重な体験になるものです。「アート・スコープ」プログラムによって異文化を経験した4名のアーティストは,それぞれの旅の過程で何を見,何を感じ,旅の《後》の創作活動にどのような刺激を得たのでしょうか。絵画・写真・インスタレーションなど多彩な出品作品の中には,ストレートに体験が反映され主題となったものもあれば,その旅の《痕》を表現の中につかみとりにくいものもあります。いずれも,旅の報告や感想ではなく,旅の経験を表現としての作品に結実させる4者4様のアプローチと言えます。そこに現代美術の多様な魅力を感じていただくと同時に,人間にとって《旅》をすることの意味を再確認していただければと思います。

会期

平成26年7月12日(土曜日)~10月13日(月曜日・祝日)

11時00分〜17時00分(水曜は20時まで/入館は閉館時刻の30分前まで)

休館日

月曜日(祝日にあたる7月21日,9月15日,10月13日は開館),7月22日,9月16日

入館料

一般1,100円,大高生700円,小中生500円

会 場

原美術館

出品作家

■今村遼佑 [Ryosuke IMAMURA]

1982年京都府出身。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。「横浜トリエンナーレ」(2011,横浜),「龍野アートプロジェクト刻の記憶」(2012・13,兵庫),「六甲ミーツ・アート芸術散歩」(2012・13,兵庫)などに出品。京都府在住。

 

 

■大野智史 [Satoshi OHNO]

1980年岐阜県出身。東京造形大学卒業。「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2009,新潟),「リアル・ジャパネスク世界の中の日本現代美術」(2012,国立国際美術館,大阪)などに出品。山梨県在住。

 

 

■リタ・ヘンゼン [Rita HENSEN]

1960年,ケルン郊外のベットブルク出身。ミュンヘン芸術アカデミーで学ぶ。ドイツ国内を中心に個展を開催したほか,グループ展にも多数出品。ドローイング・写真・彫刻など多岐にわたる作品を制作。ミュンヘン在住。

 

 

■ベネディクト・パーテンハイマー [Benedikt PARTENHEIMER]

1977年ミュンヘン出身。ミュンヘン,ニューヨーク,メルボルンで学ぶ。ニューヨークでは短期間リチャード・アヴェドンの助手をつとめる。ドイツを中心にヨーロッパ,アメリカ,オーストラリアなど幅広く展覧会に出品。ベルリン在住。

 

イベント

■ギャラリーガイド

日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行ないます。

(14:30より 30分程度)

住所

〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25

主催

原美術館,ダイムラー・ファウンデーションジャパン

後援

ドイツ連邦共和国大使館

協賛

メルセデス・ベンツ日本株式会社,メルセデス・ベンツ・ファイナンス株式会社,三菱ふそうトラック・バス株式会社

企画協力

レジデンス・プログラム NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]

アクセス

原美術館ホームページをご参照ください。

原美術館ホームページ

関連ページ

彫刻専攻のページ