3月1日(日曜日)から4月18日(土曜日)まで,京都市中京区の染・清流館では,本学美術学部漆工専攻,栗本夏樹教授の参加する展覧会が,下記のとおり開催されます。是非ご覧ください。
以下,展覧会DMより抜粋
近時,日本人の生活様式は大きく変わってきました。特に住宅では畳が姿を消し,椅子の生活になりました。辛うじて茶席だけは畳が使用されていますが,いつまでも畳での正座にこだわっていると,茶の人口が減少してゆきます。そこで茶席も今後は,立礼席が重要視されるでしょう。ここで想起されるのは,民族学者・梅棹忠夫氏の言葉です。「西洋の文明を考えるときに,日本というカードを一枚入れてみると,また違った西洋が見えてくる。ところが日本では,西洋化という近代化のなかで,肝心の日本というカードを置き忘れたままゲームが進んでしまった」。この日本というカードの一つとして,茶の湯という大きなカードが存在します。
今回の展覧会は「茶の湯」を通して,世界に誇る現代工芸作品によって茶席を設え,「現代の和美・茶美」を追求します。そして2020年に開催される東京オリンピックに向けての「おもてなし」に備えたいと思います。
会期 | 平成27年3月1日(日曜日) – 4月18日(土曜日) 10:00 – 17:00 |
---|---|
場所 | 染・清流館 |
入館料 | 大人300円,学生200円 |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日),3月15日(日) |
監修 | 松尾善宣(宗全),田野倉 徹也 |
出品作家 | 河田孝郎,面屋庄甫,松本ヒデオ,栗本夏樹,加賀城 健, 山本 茜,草間喆雄,小野山 和代,倉内 啓,斎藤高志,加藤 亮太郎,賀門利誓 |
住所 | 京都市中京区室町通錦小路上ル山伏山町550-1 明倫ビル6階 |
問合せ | 染・清流館 TEL :075-255-5301 |
アクセス |
|