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京都市立芸術大学芸術資源研究センターワークショップ「メディアアートの生と転生――保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」

文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業 タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業 京都市立芸術大学芸術資源研究センターワークショップ「メディアアートの生と転生――保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」を開催いたします。

概要

 センターでは,文化庁平成27年度メディア芸術連携促進事業「タイムベースト・メディアを用いた美術作品の修復/保存に関するモデル事業」として,古橋悌二《LOVERS》(1994年)の修復と保存をはじめとする,メディアアートの修復と保存に関する調査研究を行っています。

 メディアアートは,従来の絵画や彫刻と異なります。様々な技術や素材を用いて作られているため,最新技術を用いた作品がやがて古色を帯びたり,部品の故障や摩耗によって動作しなくなることもあります。裏を返せば,メディアアートは,私たちと同じように生きていると言えないでしょうか。だからこそ,たえざるケアとメンテナンスを必要としているのです。メディアアートにおいて,何をどのように保存修復し,そのためにどんな情報をアーカイブ化するのかという問題は,このメディアアートの生と密接に関係しています。

 メディアアートは,保存修復によって,制作時とは異なるものになる場合もあります。また,動作しなくなって,アーカイブの情報の中に生き続ける場合もあるでしょう。それは,ドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンが翻訳論で述べた「死後の生」というよりは,存在の構成を変えて,生を転じて生きているようにも思えます。今回のワークショップでは,こうしたメディアアートの生と転生について,メディアアートの保存修復やアーカイブ事業に取り組んでいるアーティスト,学芸員,研究者を招いて考察します。

 皆様のご参加をお待ちしています。

芸術資源研究センターワークショップチラシ[PDF:4100KB]

 

テーマ

「メディアアートの生と転生――保存修復とアーカイブの諸問題を中心に」

日時

2016年2月14日(日曜日) 午後1時30分〜午後4時45分(午後1時開場)

※午前11時〜午後1時 修復された《LOVERS》の公開(修復作業中の状態での鑑賞ですので,通常の作品の鑑賞とは異なります)

会場

元・崇仁小学校(京都市下京区川端町16)

定員

先着50名 要事前申込 メールで受け付けています。 参加をご希望される方の氏名,人数をご明記の上 arc@kcua.ac.jp へメールを送信してください。(メールでのお申込みが困難な方は,往復ハガキまたはFAXでお申込みください。)

※事前申込みをされてから1週間経っても返信メールが届かない場合は,お手数ですが当事務局までお問い合わせください。

定員に達しましたので申し込みは終了させていただきました。(2016/02/09)

参加料

無料

問い合わせ先

京都市立芸術大学芸術資源研究センター

TEL:075-334-2231

FAX:075-333-8533

芸術資源研究センターホームページ