文政9(1826)年の暴風雨により損害を被り、祇園祭の巡行から退いていた山鉾である「鷹山」が、この夏、約200年ぶりに正式に巡行に復帰することとなりました。
鷹山の復帰に当たっては、本学の教員及び学生が、平成29(2017)年から「テーマ演習」の授業「鷹山復興プロジェクト」で鷹山保存会と協力し、衣装や裾幕などのデザインに取り組んできました。
この度,本学の学生が5年間にわたってデザインしてきた、「曳子」、「ちゃりん棒」、「囃子方」、「音頭取り」、「車方」(※1)の衣装や、裾幕が現物となって、鷹山の復帰という歴史的巡行で初お目見えし、祇園祭の歴史に残っていきます。
鷹山は、後祭の巡行(7月24日(日曜日))に復帰します。
当日の巡行は、9:30から順次11基の山鉾が烏丸御池を出発し、河原町通を経由して、最終11:50頃に四条烏丸に到着します(※2)。
鷹山は最後から2番目の巡行です。
本学学生がデザインした衣裳と裾幕が実際に巡行する様子を是非ご覧ください!
※1 「曳子」、「ちゃりん棒」、「囃子方」、「音頭取り」、「車方」
曳子:山鉾の綱を引く人
ちゃりん棒:曳子を先導する役目の人
囃子方:お囃子を奏でる人
音頭取り:山に乗り音頭を取って合図を掛ける人
車方:山の進行を制御する人
※2 巡行の経路と時刻の目安
烏丸御池出発(9:30)→河原町御池(10:00頃)→四条河原町(10:40頃)→四条烏丸到着(11:20頃)
<祇園祭の日程や巡行経路については、公益財団法人祇園祭山鉾連合会ウェブサイトで御確認ください。>