京都市立芸術大学 芸術資源研究センターでは、2024年2月7日(水曜日)14時から、本学B棟3階 講義室4において、第41回アーカイブ研究会を開催します。今回は、『映像をアーカイブする〜その実践と可能性〜』と題し、映画監督で秋田公立美術大学准教授の石山友美氏を講師にお迎えします。皆様のご参加をお待ちしております。
第41回アーカイブ研究会:映像をアーカイブする〜その実践と可能性〜
- 講師|石山友美
- 日時|2024年2月7日(水曜日)14時〜16時
- 会場|京都市立芸術大学 B棟3F 講義室4(お越しの際は公共交通機関をご利用ください アクセス)
- 申込不要・参加無料
講師:石山友美(映画監督・秋田公立美術大学准教授)プロフィール
1979年生まれ。日本女子大学家政学部住居学科卒業。磯崎新アトリエ勤務を経て、カリフォルニア大学バークレイ校大学院、ニューヨーク市立大学大学院で建築、芸術論、社会理論を学ぶ。ニューヨーク市立大学大学院都市デザイン学研究科修士課程修了。在米中に映画制作に興味を持つようになる。映画監督作に《少女と夏の終わり》(2012)、《だれも知らない建築のはなし》(2015)。現在秋田在住。秋田で8ミリフィルムを収集するプロジェクト「秋田8ミリフィルム・アンソロジー」代表。
〈フライヤーより〉
映像(動画)はいま、撮影・編集・共有が手軽にできるようになりました。写真よりも映像で記録されることすらあります。では、アーカイブの観点から映像を考えた場合、どうでしょうか。
映像をアーカイブする。それはこれまで記録媒体の保存を意味してきました。問題は二つあります。一つは、映像の場合、写真以上に「記録媒体を見ただけでは何もわからない」こと。昔のフィルムはもちろん、YouTube でもサムネイル画像しか見れません。もう一つは、映像を保存したところで、「視聴する以外にほとんど使い道がなかった」ことです。
今回はこの状況を逆手にとって、アーカイブとしての映像の可能性と展望を考えてみたいと思います。秋田公立美術大学の石山准教授をお招きし、秋田市の家庭に長年眠っていたアナログ8mmフィルム(その数、200以上)を収集・デジタル化から始まった活動実践と、将来の展開についてお話いただきます。映画監督でもある石山さんの活動は本業の映像制作とはまた別の、とてもユニークなものです。つねに映像の地域性を念頭に置いていて、単なる集積から、地域文化活動、はては地域医療現場にまで広がります。
映像をアーカイブして何になるのか。そんなことを改めて考えるきっかけになるかもしれません。
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イベント会場
日本、京都府京都市下京区下之町57−1