本展覧会は,京都市立芸術大学大学院で彫刻を専攻している谷中佑輔の初個展です。谷中は制作初期から大規模で重量のある彫刻を手がけています。
石や木に穴を空け,無理矢理野菜を嵌め込む作品や,自らの体のネガを彫り込みその彫刻をよじ登る作品など,常に身体や素材との関わりに焦点を当てた作品を制作してきました。「彫刻作品を制作することで,自分の身体を外部化して保存すること」をテーマとする谷中の作品には,メディアからイメージが氾濫する一方で生身の身体が軽視されがちな現代における,「彫刻」としての一つの態度を見ることができましょう。
本展では,谷中らしいダイナミックで有機的な形態の彫刻シリーズの他に,パフォーマンスの様子を撮影した写真作品も展示されます。
素材と身体の関係を,フォルムを介して呼び起こすという命題を現代彫刻に復権しようとする意欲的な若手作家の作品を是非ご覧ください。
日時/会期 | 平成26年1月11日(土曜日)~1月26日(日曜日) 午前11時~午後7時 (入場は午後6時45分まで) 月曜日休館(月曜日祝日の場合は翌火曜日休館) |
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会場 | 堀川御池ギャラリー(Gallery C) |
住所 | 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1 |
入場料 | 無料 |
主催 | 京都市立芸術大学 |
問合せ先 | 教務学生支援室 事業推進担当 TEL: 075-334-2204 |
交通・アクセス |
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