



「エイズ・ポスター・プロジェクト[APP]」は,京都市立芸術大学の卒業生や在学生,京都市内の大学生や有志が集まって,1993年春に京都で開始された。日本では1990年代になってもHIV陽性者やエイズ患者,また様々なマイノリティを排除しようとする状況があり,APPはそうした状況に対してポスター,フライヤー,スライドショーなどのビジュアル表現やクラブイベントなどによって,自分達の無知・偏見・無関心を見直し,メッセージを発信する活動を行った。APPの活動には世界各地のNGOなどによって制作されたHIV/エイズに関するポスターの収集もあり,今回は1980年代から2000年代にかけて世界で制作されたポスターの一部(佐藤知久所蔵)をカフェスペースに展示した。研究会では,かつてエイズ・ポスター・プロジェクトの活動に関わったブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏,小山田徹氏,佐藤知久氏,伊藤存氏らが,それぞれ異なる立場からの関わり方や印象深いエピソードについて語った。 (さらに…)
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チリ出身でニューヨーク在住のアーティスト,建築家,映像作家であるアルフレッド・ジャー氏の講演を芸術資源研究センターで行った。本レクチャーは,東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻における講演を皮切りに,森美術館,京都精華大学,金沢21世紀美術館など,いくつかの場所を巡回したものであり,「IT IS DIFFICULT」と題された。 (さらに…)
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アール・ブラウン(1926-2002)は,アメリカの実験音楽家グループであるニューヨーク・スクールの一員で,ジョン・ケージと並び,音楽における不確定性,記譜法の革新に対して独自の表現を追求した作曲家である。第15回アーカイブ研究会では,アール・ブラウン音楽財団ディレクターのトーマス・フィヒター氏を迎え,アール・ブラウンの作品とそのアーカイビング,普及のための活動についてお話しいただいた。 (さらに…)
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第14回目のアーカイブ研究会では,美術家木村友紀さんにお話しいただいた。彼女は,蚤の市などで入手した既製の写真を空間に展示するインスタレーションを発表してきた。 (さらに…)
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第13回アーカイブ研究会は,美術家の川俣正氏をお招きして,「インターローカルなアーカイブの可能性」と題して,お話しいただいた。 (さらに…)
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第12回アーカイブ研究会は,アーティストで翻訳家の奥村雄樹氏をお招きして,「不完全なアーカイブは未来のプロジェクトを準備する」と題し,近作の説明を中心にお話しいただいた。 (さらに…)
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第11回アーカイブ研究会では,戦後日本前衛美術研究家であり,福岡アジア美術館に勤務される黒ダライ児(黒田雷児)氏をお招きし(「アーカイブで書き出す複数の歴史」あらため)「歴史をかきまわすアーカイブ」と題してお話いただいた。 (さらに…)
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第10回アーカイブ研究会では美術家、映像・音響作家、映像人類学研究者として活動されている春日聡氏を招き、春日氏の記録映画『スカラ=ニスカラ バリの音と陶酔の共鳴』の上映会とレクチャーを開催した。 (さらに…)
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第9回アーカイブ研究会は,批評家の石岡良治氏をお迎えして,「文化の領野と作品の領野 アーティファクトとしての視覚文化」と題するお話をしていただいた。 (さらに…)
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第8回アーカイブ研究会は,作家の笠原恵実子氏をお招きして,「唯一のひとつを集積すること」と題して,お話しいただいた。 (さらに…)
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