学外連携の取組(令和5年度)
京都市立芸術大学では、教育研究の成果を広く社会に還元し、また京都の個性や魅力をより一層高めるべく、伝統産業から先端産業までの各種業界や文化芸術機関、大学等教育研究機関、小中高校など様々な分野と連携を行っています。
このページでは、取組の一部を紹介します。
1 産学公連携事業
京都駅ビル開発株式会社との連携
令和元年度より、京都駅ビル東広場の活性化方策についてのため、京都駅ビル開発株式会社と本学の連携事業として、在学生や卒業生等による作品展示や演奏会等を実施しています。

- 連携先:京都駅ビル開発(株)
◇ 京都駅ビル芸術祭2023(11月22日~11月29日)
京都駅ビル東広場の活性化と京都市立芸術大学で開催するイベントを開催し、美術学部・美術研究科の彫刻専攻、構想設計専攻の学生9名の作品展やパフォーマンス、デザイン科の学生を中心とした「きょうげいB-LABO」による制作ワークショップ、と革製品の販売を行いました。
◇ 京都市立芸術大学移転記念 オープニングイベント&ミニコンサート

京都駅ビル西口広場(JR京都駅 西口改札前)にて、音楽学部の学生らによる弦楽四重奏を披露しました。(2023年10月1日)
その他、京都駅ビル東広場の駅ピアノを活用した「駅ピアノ♪マンスリーコンサート in 京都駅ビル」(各月第2土曜日開催※8月は除く)や、西口広場や東広場を会場とした「GWコンサート」、「クリスマスコンサート」等の季節のコンサートに、在学生や卒業生が出演しています。
京都市内のホテル各社との連携
THE THOUSAND KYOTO(京阪ホテルズ&リゾーツ(株))

京都駅前地域のさらなる発展・魅力向上に寄与するため、令和5年2月にホテル内に新設されたアートギャラリーにおいて、本学生や卒業生による作品展示を行っています。
〈第1回〉 令和5年6月13日~6月27日(在学生3名による漆工・版画・日本画作品の展示)
〈第2回〉 令和5年8 月11日~9月12日(卒業生1名による漆工作品の展示)
〈第3回〉 令和5年10月5日~10月23日(卒業生1名による油画作品の展示)
〈第4回〉 令和6年2月10日~2月27日(卒業生1名による版画作品の展示)
また、ホテル内ロビーの大階段で開催されるクリスマスコンサートに音楽学部学生が出演し、演奏を行いました。(令和5年12月23日、フルートトリオ)
ホテルグランヴィア京都
ホテルロビーにおいて、弦楽専攻生によるソロコンサート等を定期的に開催しています。(通年、計20回)
また、ホテル3階和食レストラン階において開催されている、関西の芸術系大学の学生による「学生日本画作品展示」に毎年参加しています。(令和5年度は2点展示)

ウェスティン都ホテル京都(株式会社近鉄・都ホテルズ)
本学との連携企画 THE WESTIN ART CHRISTMAS 2023《冬の森のギフト 〜冬を過ごす動物たち×春を知らせる花々〜》(11月27日〜12月25日)では、学生作品によって装飾されたクリスマス展示を行いました。
空間デザインは、本学卒業生の西谷伶さんによるものです。
マクドナルド「トレイマットプロジェクト」

- 日本マクドナルド株式会社、京都市
本学は日本マクドナルド株式会社と京都市と連携し、マクドナルドの生物多様性に対する取組を消費者に分かりやすく伝えるためのトレイマットデザインの考案を、ビジュアル・デザイン専攻の学生32名が取り組みました。
コンテストで最優秀賞に選ばれた作品は、12月13日から3週間、市内のマクドナルド全店舗で実際にトレイマットとして使用されました。
烏丸六角アートプロジェクト
- 連携先:(株)チャーム・ケア・コーポレーション
首都圏及び近畿圏で有料老人ホーム等を展開する(株)チャーム・ケア・コーポレーションより、本学在学生や卒業生を対象に、継続的な若手アーティストの支援・育成に取り組んでいきたいとの申し出があり、令和5年8月9日に産学協同に関する連携協定を締結しました。
老人ホーム「チャームプレミア京都烏丸六角」(2024年3月開所)の施設内に常設展示する平面作品を、学内関係者向け公募展を行って受賞作品を買い上げていただく「京都烏丸六角アートプロジェクト」と題した事業(開催は令和6年)や、同老人ホームのメインエントランスに展示する立体作品の有償で借上げていただく取組を始めました。
京都信用金庫 カレンダー原画制作
- 連携先:京都信用金庫
京都信用金庫からの依頼により、5つの芸術系大学が輪番制で「卓上カレンダーの原画制作」に取り組んでいます。
平成25年度から始まった本取組で、本学は初回の平成26年(日本画専攻)、平成31(令和元)年(ビジュアル・デザイン専攻)につづき、令和6年度の原画は再び日本画専攻が制作しました。
祇園祭うちわデザイン
- 連携先:株式会社読売連合広告社

本学では株式会社読売連合広告社の依頼を受け、2012年度から祇園祭で配布されるうちわのデザインに取り組んでいます。
美術学部・大学院美術研究科の学生を対象にデザインを募り、令和5年度は応募作品9点の中から採用作品が選ばれました。
グランプリに選ばれたデザインはうちわに仕立てられ、翌年の祇園祭前祭の宵々山、宵山、巡行当日に四条烏丸交差点周辺で配布されました。
中信ビジネスフェアへの出展

- 連携先:京都中央信用金庫
平成18年度から京都中央信用金庫が主催する「中信ビジネスフェア」の産学連携・大学コーナーに出展し、連携の相談などをいただいています。
(令和5年度は10月11日〜12日に開催)
同フェアに併設される中信学生デザインコンテストでは、今年度より始まったロゴマークのデザイン部門において、美術学部版画専攻の学生が「MaQビル管理株式会社賞」を受賞し、同社のロゴマークとして採用されました。
また、中信学生デザインコンテストに出展していた作品をきっかけに、和菓子のパッケージデザインに関する依頼があり、ビジュアル・デザイン専攻の学生が取り組みました。
京都銀行美術研究支援制度
- 連携先:京都銀行
芸術家支援と優れた文化・芸術の創造・振興に寄与することを目的に創設された「京都銀行美術研究支援制度」(平成13年度より開始)により、本学学生の作品8点(日本画2点、油画2点、版画2点、陶磁器1点、漆工1点)が購入され、12月6日に購入作品の受け渡し式が行われました。今回御購入いただいた作品は、毎年、京都銀行本店営業部のロビーにて展示される他、「府庁界隈まちかどミュージアム」等で展示されています。
京都信用保証協会オフィス玄関における作品展示
- 連携先:京都信用保証協会
京都経済センターの移転に伴い、学生支援を目的として、本学学生の作品の展示(有償貸出)を平成31年2月より行っています。展示作品は毎年更新を行っており、これまでに日本画、油画の作品を展示していただきました。令和5年度は修士課程絵画専攻の学生の油画作品を展示しました。
ピアノフェスティバル

- 連携先:京都ライオンズクラブ(協賛)
オーディションで選出されたピアノ専攻生が演奏するピアノフェスティバルを、平成23年度からは京都ライオンズクラブの協賛を得て開催しています。
令和5年度は6月12日に、京都府立府民ホール“アルティ”にて開催しました。
クリスマスチャリティーコンサート
- 連携先:京都新聞
平成22年度から京都新聞との共催により開催しています。令和5年度は、12月23日に「クリスマスチャリティーコンサート オペラ 森は生きている~12人の歌手のおくりもの~」と題して、大学院修士課程声楽専攻の学生たちが林光作曲のオペラ『森は生きている』を演奏しました。本演奏会の収益は京都新聞社会福祉事業団に寄付し、地域福祉の向上に活用させていただいています。
機関紙『ひと・健康・未来』表紙デザイン
- 連携先:公益財団法人 ひと・健康・未来研究財団
公益財団法人ひと・健康・未来研究財団が毎年4回発刊する機関紙「ひと・健康・未来」の表紙等のデザイン制作に、ビジュアル・デザイン専攻の学生が取り組んでいます。
おひがしさん門前フェスタ EN
- 連携先:真宗大谷派 東本願寺
東本願寺で勤まる慶讃法要と、東本願寺前市民緑地オープンを記念して開催された「おひがしさん門前フェスタEN」において、その中のイベントの一つである「門前マルシェ」に、美術学部工芸科の学生がブース出店しました。(門前マルシェ開催日:令和5年4月15日、16日、22日、23日、29日)
ケアしあうミュージアム事業
- 連携先:社会福祉法人グロー
同法人が企画した「ケアしあうミュージアム事業」にビジュアル・デザイン専攻が連携協力を行っており、盲ろう者との美術鑑賞(令和4年度)とその成果展示(令和5年度)に取り組みました。
「京ばあむ」のオリジナルパッケージデザイン
- 連携先:(株)美十
本学の移転と同時期に新たに京都駅前に工場をオープンされた(株)美十から、連携事業の提案があり、同社の主力商品である「京ばあむ」の限定オリジナルパッケージデザインを総合デザイン専攻の学生7名が制作しました。
株式会社髙島屋京都店「T8」開業記念 オリジナルビニールバッグのデザイン
- 連携先:(株)髙島屋京都店
(株)髙島屋京都店で令和5年秋に新たに整備された専門店区画「T8」の開業記念商品として、オリジナルビニールバッグのデザイン制作の依頼があり、本学学生を対象に募集を行い、最優秀賞受賞作品が商品化されました。
野村證券京都支店の店頭ディスプレイにおける作品展示
- 連携先:野村証券(株)
野村證券(株)京都支店の協力の下、同支店の店頭ディスプレイに染織専攻の学生2名の作品を展示するとともに、キャンパス移転のPRを行いました。(令和5年5月2日~7月31日)
アクアコートの新たな活用方法の提案
- 連携先:グラフィック・パッケージング・インターナショナル(株)
グラフィック・パッケージング・インターナショナル(株)から同社の紙製品「アクアコート」の新たな活用について相談があり、デザインB専攻が授業の課題として取り組み、令和5年7月3日、同社に向けてアイデア提案のプレゼンテーションを実施しました。
※アクアコートとは、水中や濡れた場所でも使用できるエポキシ系の「水中硬化型防水塗装材料」です。
京都人×Next Generation Artists 2024
- 連携先:京都ライオンズクラブ
京都ライオンズクラブ主催の「京都人×Next Generation Artists 2024」展に本学卒業生が出品するとともに、エキシビジョンとして、本学作品展の受賞学生2名(油画専攻4回生、日本画専攻3回生)が参加しました。(開催期間:令和6年3月26日~31日)
京都市との連携

◇ KYOTO駅ナカアートプロジェクト2023
- 連携先:KYOTO駅ナカアートプロジェクト2023実行委員会(参加10大学、京都市(交通局、文化市民局))
京都で芸術を学ぶ学生作品を展示することで、地下鉄駅構内の活性化を目指す取組に、本学も参加しています。
令和5年度は「京都をアートで元気に」を創作テーマとして令和5年11月10日から12月20日まで期間展示を行い、本学は、修士課程デザイン専攻(環境デザイン)の学生による作品を、地下鉄京都駅南改札口内の通路壁面で展示しました。
◇ 下京・南まちなかアート(令和6年3月1日〜3月20日)
- 連携先:京都市(下京区役所、南区役所)
南区役所、下京区役所が連動して同時開催する、市民に身近な芸術に触れていただくイベント「下京・南まちなかアート」に、本学も美術・音楽の両側面で協力を行いました。
◇ ニュイブランシュKYOTO(9月30日)
- 連携先:京都市(総合企画局)、アンスティチュ・フランセ関西
京都市とアンスティチュ・フランセ関西が毎秋開催する、パリ市発祥の「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」に着想を得た、一夜限りの現代アートの祭典のオープニングイベントで、音楽学部の学生によるサクソフォン四重奏を披露しました。
また関連企画展として、本学ギャラリー@KCUA(アクア)での「Kazumichi Komatsu & OASIS 2 presents 「Faded Yah Man
4」(パフォーマンス等)、本学芸術資料館の芸術資料収蔵品活用展「うつしのまなざし」が参加しました。
◇ 京都市自治記念式典・市歌斉唱
- 連携先:京都市(総合企画局)
10月15日にロームシアター京都メインホールにて開催された京都市自治記念式典のオープニングセレモニーにおいて、音楽学部声楽専攻の学生による市歌斉唱を披露しました。
◇ はたちを祝う記念式典配布用エコバッグデザイン
- 連携先:京都市(子ども若者はぐくみ局)
「京都市はたちを祝う記念式典」において新成人に配布されるエコバッグのデザイン制作に、総合デザイン専攻の学生が取り組みました。
◇ 京都市学校歴史博物館サイン計画の作成
- 連携先:京都市学校歴史博物館
既存の施設内の案内表示を、統一性のあるデザインに一新するためのサイン計画について依頼があり、ビジュアル・デザイン専攻で取り組みました。
2 小学校・中学校等との連携事業
渉成レジデンス

平成27年度から下京渉成小学校で取り組んでいる事業で、本学卒業生が芸術作品を滞在制作するなど、日常的に児童との交流を行っています。また同校の作品展では、レジデンスで活動する作家や本学の学生、卒業生も作品の展示協力を行いました。
- 連携先:京都市立下京渉成小学校
下京区の小学校におけるコラボレーション授業
令和5年12月1日、8日、13日、20日の4日間、京都市教育委員会の協力のもと、下京区にある京都市立下京雅小学校、梅小路小学校、下京渉成小学校、洛央小学校の4校で、「地域とつながる音楽教育」プログラムの一環として音楽学部の学生が4年生の授業内で鑑賞教材の演奏を行い、学級担任の先生方等とのコラボレーション授業を実施しました。
- 連携先:京都市立下京雅小学校、梅小路小学校、下京渉成小学校、洛央小学校
3 文化団体等との連携
京都市交響楽団との連携協定による取組
- 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団(京都市交響楽団)
学生に実践的な学びの場を提供し、将来の音楽芸術文化の担い手を育成するため、日本で唯一の自治体直営オーケストラとして創立された京都市交響楽団と、令和元年8月6日に締結した連携協定に基づき、京都市交響楽団の演奏会への学生の出演やリハーサル見学等を実施しています。
令和5年度は、本学の学生が京都市交響楽団演奏会に11回(延べ16名)出演しました。
関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル
- 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団
平成23年より、関西の8つの音楽大学(本学の他 大阪音楽大学、大阪教育大学、大阪芸術大学、神戸女学院大学、相愛大学、同志社女子大学、武庫川女子大学)合同の演奏会を京都コンサートホールで開催しています。第12回となる令和5年度は9月16日に開催しました。
Kyoto Music Caravan 2023
- 連携先:京都市、京都コンサートホール(公財)京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市交通局
本学のキャンパス移転及び文化庁京都移転を記念して、令和5年4月から令和6年3月の1年間にわたるコンサートシリーズを、四者共同主催で開催しました。
市内11区の名所や観光地での、本学在学生や卒業生等による無料コンサートのほか、本学構内に設置した「堀場信吉記念ホール」では、京都市でクラシック音楽を学ぶ子どもや学生たちによるスペシャル・コンサートを開催しました。
京都国立近代美術館ホワイエコンサート
- 連携先:京都国立近代美術館
平成17年度から京都国立近代美術館と本学の共催で同館1階奥のホワイエにおいて、本学関係者などの講演と音楽学部生によるコンサートを行っています。
6月24日の第1弾「60年目の出逢い」では、美術館開館60周年記念展「Re: スタートライン 1963-1970/2023」にちなんで、作曲専攻の学生たちが創作した多様なアンサンブル編成の作品を発表しました。
11月18日の第2弾は声楽専攻学生による日本歌曲のコンサートを行いました。
文化会館コンサート
- 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団
京都市北文化会館で開催する、令和5年度の「文化会館コンサート」シリーズの第1弾、管・打楽専攻生による「秋の音(ね)~アンサンブルの調べ~」(11月15日開催)では、G.ドニゼッティ作曲〈木管楽器のためのシンフォニア〉など、打楽器、金管楽器、木管楽器それぞれのアンサンブルの重厚なサウンドを体感できる、迫力のあるアンサンブルをお届けしました。
また第2弾の作曲専攻による新作発表演奏会「Birth of Music」(令和6年2月2日)では、作曲専攻生が創作した多様なアンサンブル編成の作品を発表しました。
ウェスティ音暦
- 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団
京都市西文化会館ウエスティで開催する「音暦シリーズ」の令和5年度第1弾「吹奏楽とアンサンブルで紡ぐ名曲たち」(6月3日)では、管・打楽専攻生が重奏曲や吹奏楽曲をお届けしました。第2弾「私たちのウルトラソウル」では、弦楽専攻生が、J.ブラームス作曲〈弦楽六重奏曲第2番 変ロ長調 作品18 第1楽章〉やP.ウォーロック作曲〈カプリオール組曲〉など、室内楽曲から大編成の曲まで幅広い演奏を披露しました。
北山駅 アートプロムナード作品展示
- 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団,京都市交通局
演奏会等へ向かう人々の期待や高揚感を高めるとともに,駅の賑わいを創出することを目的に,京都コンサートホールの最寄り駅である地下鉄烏丸線北山駅に学生のアート作品を毎年展示しています。
令和5年12月から令和6年9月までは「京都コンサートホールに響く音楽」と題して、本学の版画専攻の学生による作品を展示しました。
学生たちは京都コンサートホールを見学したり演奏会を鑑賞し、建物内で繰り返される構造要素や音楽から感じる音の重なりと響きから得た印象をもとに創作に取り組みました。
THE GIFT BOX アーティストが提案する特別なギフト
京都市立芸術大学にゆかりのある若手作家及び音楽家を迎えて、絵画や工芸作品の展示販売やコンサートを実施しています。令和5年度は12月16日、17日に開催しました。
4 他大学との連携
京都大学
〈大学間教育連携に関する協定〉
本学は京都大学と平成17年9月28日に合意した「京都大学と京都市立芸術大学の大学間交流に関する覚書」を踏まえ、更に教育及び人材育成の分野で包括的に緊密な協力・連携を深めることで、教育内容の充実、教育人材の育成及び大学間教育連携の推進に寄与することを目的に、令和2年3月10日に締結しました。

◇ クロックタワーコンサート
~京都大学と京都市立芸術大学による交流の午後~
平成17年度から始まったコンサートで、京大百周年時計台記念館百周年記念ホールにおいて実施しています。
令和5年度は「モーツァルトと一緒に楽しむ交響曲の歴史の旅」と題して5月21日に開催し、指揮専攻生と中田延亮非常勤講師による指揮で、本学アカデミーオーケストラが数々の交響曲を奏でました。
◇ 京都大学デザインスクール
京都大学が平成25年度から大学院の専門を横断して設置している教育・研究組織である「デザイン学ユニット」に,本学は正式な連携校として協力し,同組織主催のデザインスクールでは本学デザイン科の教授が講師として参加しました。平成31年3月のユニットの解散後も、引き続きデザインスクールには実行委員会に参加協力しています。
京都大学・京都工芸繊維大学との連携
京都クリエイティブ・アッサンブラージュ
京都市立芸術大学、京都大学、京都工芸繊維大学を中心に、時代の最前線で活躍するデザイナーやアーティスト、起業家らが結集し、社会人を対象とした創造性育成プログラムを実施しています。
〈文部科学省「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」受託事業〉
大阪大学との連携
◇ 医療・看護・工学・芸術×問題解決型イノベーション Let’s making happen
大阪大学との共同授業として,実践的医看工芸ものづくりワークショップを実施し、ビジュアル・デザイン専攻の教員及び大学院生が取り組んでいます。(令和5年度は7月〜9月に全6回実施)
◇ 骨盤臓器脱をアートの力で周知するプロジェクト
女性に多い骨盤臓器脱という病気に関する社会への周知方法について依頼があり、ビジュアル・デザイン専攻で取り組んでいます。
令和5年度は、動画やイラストレーション、パンフレットを制作しました。
京都芸術教育コンソーシアム
- 連携先:芸術系大学,京都市教育委員会
子供たちの「生きる力」の育成と芸術創造都市・京都の創生に向けて、芸術系5大学(嵯峨美術大学、京都精華大学、京都芸術大学、成安造形大学、京都市立芸術大学)と京都市、京都市教育委員会等で設立した「京都芸術教育コンソーシアム」では、議長校を務めています。令和2年度は、コロナ禍でも可能なかたちでの連携授業等に取り組むとともに、芸術教育フォーラムArt-e Kyotoにも参加しました。
京都アカデミアフォーラム in 丸の内

- 協賛:京都府下の大学及び企業
京都大学を中心に京都府下の9大学が、京都の文化・芸術・科学について「学術面から情報発信する場」として、平成29年7月3日に「京都アカデミアフォーラムin丸の内」を開所し、以後毎年、各大学主催によるセミナー等や各大学が連携したイベント等の企画を実施しています。
令和5年10月23日〜10月27日の「京都アカデミアウィーク2023」で開催されたセミナーでは、美術学部の吉田雅子教授が「祇園祭の山鉾の復興:文化財の新調の現場から」と題して講演しました。
全国芸術系大学コンソーシアム
- 連携先:全国の芸術系大学
東京藝術大学を中心に、国内の芸術系大学及び芸術系学部・研究科が連携・協力して設立した「全国芸術系大学コンソーシアム」において、令和元年度より文化庁からの委託事業「文化芸術による子供育成総合事業」を受託し、本学も協力しています。
京都・大学ミュージアム連携
- 連携先:大学博物館
平成23年度に14大学15ミュージアムが相互の活性化と京都からの文化発信を目指して、「京都・大学ミュージアム連携」を発足し、本学も連携団体として参画しています。
5 連携協定
京都市立美術工芸高等学校との連携協定
京都市立美術工芸高等学校と「包括連携に関する連携に関する協定」を締結しました。(締結日:令和6年1月19日)
本協定は、大学と高校が包括的連携のもとに教育・研究及び芸術文化の分野で相互に協力し、それぞれの教育の振興及び地域の芸術文化を基軸としたまちづくりの振興と人材育成に寄与することを目的としたものです。
京都工芸繊維大学及び京都美術工芸大学との連携協定
京都工芸繊維大学、京都美術工芸大学及び本学は、緊密に連携を図りながら、伝統工芸及び伝統建築・文化等を通じてアート及びデザインに関する教育研究を充実させることを目的として、連携協定を締結しました。(締結日:令和6年1月12日)