京都市立芸術大学芸術資源研究センターでは,アーカイブに関連する研究会を開催しています。
第17回の研究会では,エイズ・ポスター・プロジェクトの活動に関わった,ブブ・ド・ラ・マドレーヌ氏(美術家,本学美術学部教授),小山田徹氏(美術家),佐藤知久氏(文化人類学,同センター准教授)らが当時の活動を振り返ります。
第17回アーカイブ研究会
『エイズ・ポスター・プロジェクトを振り返る』
企画主旨
エイズ・ポスター・プロジェクト[APP]は,パフォーマンス・グループ「ダムタイプ」のメンバーや京都市立芸術大学の卒業生や在学生,京都市内の大学生や有志が集まって,1993年春に京都で開始されました。1980年代に世界各地でHIV/エイズに関するさまざまな活動が高まりましたが,日本では1990年代になってもHIV陽性者やエイズ患者,また様々なマイノリティを排除しようとする状況がありました。APPはそうした状況に対してポスター,フライヤー,スライドショーなどのビジュアル表現やクラブイベントなどによって,自分達の無知・偏見・無関心を見直し,メッセージを発信する活動を行いました。APPの活動には世界各地のNGOなどによって制作されたHIV/エイズに関するポスターの収集もあり,今回はそれらのポスターの一部をカフェスペースに展示し、1980年代から2000年代にかけての世界で制作されたポスターを通してAPPの活動を振り返ります。
*公益財団法人テルモ生命科学芸術財団現代美術助成の支援を受けています。
皆様のご参加をお待ちしています。
タイトル | 第17回アーカイブ研究会 『エイズ・ポスター・プロジェクトを振り返る』 |
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日時 | 2017年5月17日(水曜日) 午後5時半〜午後7時半 |
会場 | 京都市立芸術大学 芸術資源研究センター内 |
事前申込 | 不要 |
参加料 | 無料 |
問い合わせ先 | 京都市立芸術大学芸術資源研究センター TEL:075-334-2217 FAX:075-334−2217 |