祇園祭の「鷹山」は,文政9(1826)年の暴風雨により大損害を被り,翌年より,祭りの巡行から退いておりました。近年,鷹山を復活させる気運が高まり,約200年ぶりにあたる令和4年(2022)年の夏に,正式に巡行への復活が予定されています。
京都市立芸術大学の学生と教員は,鷹山の復活の一助となるべく,平成29年より,美術学部専攻横断型授業「テーマ演習」の一つとして,「祇園祭の鷹山の復興デザイン計画」の授業に取り組み,鷹山の衣裳や裾幕のデザインを制作してきました。
令和4年3月13日(日曜日)には,縄を絡めながら山を組み立てる練習と,音頭取りのかけ声などの練習が実施されます。この際に,学生がデザインした鷹山の「音頭取り」の衣装と「車方」の法被(はっぴ)が初のお披露目となります。
皆さま,是非お越しください。
※ 音頭取り:山に乗って音頭を取って合図を掛ける役
※ 車方 :山の進行を制御する役


縄絡み(なわがらみ)と音頭取りの練習の御披露目
- 日 時: 令和4年3月13日(日曜日) 午後3時より ※小雨決行予定
- 場 所: 京都市中京区衣棚町41 山音株式会社の前
- 音頭取りの衣装デザイン:堀切 美希(染織専攻,デザイン当時3回生)
- 車方の法被デザイン:永井美帆(日本画専攻,デザイン当時3回生)