美術学部デザイン科では,平成24年度から株式会社読売連合広告社の依頼を受け,祇園祭の山鉾巡行(現在の前の祭)の前3日間に四条烏丸周辺で祭客に配布するうちわのデザインを制作しています。
本年度は,デザイン科1回生33人が作品を制作し,小山格平教授及び京都市観光部,読売連合広告社関係者等による審査会で,グランプリに鈴木結菜さん,準グランプリに高橋涼さんと西畑那美さんが選ばれました。
12月19日に本学で表彰式が開催され,読売連合広告社地方局の川口高明局長から「今年で3年目の取組となりますが評判がすこぶる良く,さすが京都芸大と感銘を受けています。来夏の祇園祭でこのデザインのうちわが京のまちにゆらめき,訪れた人々に涼を呼んでくれることを期待しています。」とのお言葉を頂戴しました。
また,グランプリを受賞した鈴木結菜さんは,「今年初めて祇園祭を見たのですが,街中でこれほどのお祭りができる京都の文化水準の高さに驚きました。こういった賞をもらえて光栄です。」と話しました。


グランプリに選ばれた鈴木さんの作品は,北山杉の間伐材や宇治川のヨシ紙など京都産の材料により,うちわに仕立てられ,来夏の祇園祭で約57,000本,協賛企業に約15,000本が配布されます。