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学外連携の取組(令和2年度)

京都市立芸術大学では、教育研究の成果を広く社会に還元し、また、京都の個性や魅力をより一層高めるべく、伝統産業から先端産業までの各種業界や文化芸術機関、大学等教育研究機関、小中高校など様々な分野と連携を行っています。 

令和2年度の取組事例

1 産学連携事業

アミューズメント関連施設の空間演出デザインの提案

(株)手塚プロダクションと連携し、手塚治虫作品のキャラクターを用いた空間演出デザインの提案に、ビジュアル・デザイン専攻の教員の指導のもと、同専攻の4回生・大学院生が取り組みました。

  • 連携先:(株)手塚プロダクション

art KYOTO 関連企画展示

令和元年度より開催された国際アートフェア「art KYOTO」の主催者から協力要請を受け、同イベントの実施プログラムの一つ、若手アーティスト支援事業として本学卒業生による作品展示を行っています。令和2年度は、11月24日~12月18日までの期間、(株)電通が管理する施設engawa KYOTOにて、「a linkage」と題し、本学卒業生5名の作品展示を行いました。

  • 連携先:文化市民局、(一社)アート東京、(株)電通

グランフロント大阪 クリスマスイルミネーション作品展示

令和2年度、グランフロント大阪で開催される「Grand Wish Christmas」の催しの一つ、三芸術大学の学生によるクリスマスイルミネーション作品展『Students Christmas Installation』に、環境デザイン専攻の教員の指導のもと、デザイン科1回生が取り組みました。

  • 連携先:(一社)グランフロント大阪TMO、(株)ドリル

(株)美濃吉食品の新規ブランドにかかる提案

株式会社美濃吉食品と連携し、ビジュアル・デザイン専攻の教員の指導のもと、同専攻の学生19名が、パッケージデザインを中心とした新規ブランドの提案について、取り組みました。

  • 連携先:(株)美濃吉食品

京都銀行美術研究支援制度

京都銀行が平成13年度に創設した「京都銀行美術研究支援制度」により、本学学生の作品8点が購入され、令和2年12月9日に購入作品の受け渡し式が行われました。その後、令和3年1月12日から2月19日まで本店ロビーにて展示されました。

  • 連携先:京都銀行

京都信用保証協会オフィス玄関における作品展示

京都経済センターの移転に伴い、学生支援を目的とした、本学学生の作品(有償で貸出し)の展示を平成312月より行っています。展示作品は毎年更新を行っており、令和2年度は修士課程絵画専攻(油画)の学生の作品を展示しました。

  • 連携先:京都信用保証協会

クリスマスチャリティーコンサート

令和2年12月12日に、「メサイア」をはじめとして、クリスマスにちなんだ名曲を抜粋でお届けしました。京都新聞との共催により、京都市立堀川音楽高校ホールにおいて開催し、収益は京都新聞社会福祉事業団に寄付いたしました。

  • 連携先:京都新聞

西京医師会ロゴタイプ他のデザイン制作

一般社団法人西京医師会が令和2年度に50周年を迎え、記念ロゴタイプ及び活動時に着用するベストのデザイン制作について依頼があり、ビジュアル・デザイン専攻の大学院生が取り組みました。

  • 連携先:(一社)西京医師会

認知症予防と健康寿命延伸のためのワークショップ

令和元年度より、調剤薬局と医療モールを展開するイントロン(株)からの寄付をいただき、ビジュアル・デザイン専攻が、高齢者を対象とした認知症の予防と健康寿命の延長のためのワークショップを行っています。

  • 連携先:イントロン(株)

機関紙『ひと・健康・未来』表紙デザイン

公益財団法人ひと・健康・未来研究財団から機関紙の表紙デザイン制作依頼を受け、平成28年からビジュアル・デザイン専攻の修士課程学生がその号の特集をテーマにイラストを制作しています。

  • 連携先:(公財)ひと・健康・未来研究財団

2 地域連携事業

京都市動物園 来園記念スタンプ等のデザイン

京都市動物園からの依頼を受け、ビジュアル・デザイン専攻の大学院生等が、来園記念スタンプや顔出し看板などのデザインに取り組みました。

  • 連携先:京都市動物園

京都市立祥栄小学校 「祥栄の森 再生プロジェクト」

祥栄小学校より、敷地内にある憩の場所「祥栄の森」が長年手入れされておらず、活用できていないことから改修案の提案について依頼があり、令和元年度より連携を行っています。令和2年度は、教職課程教員の指導の下、美術学部の学生が、公園内の看板やオブジェなどの作成準備や、児童の皆さんの制作指導や補助を行いました。

  • 連携先:京都市立祥栄小学校

KYOTO駅ナカアートプロジェクト2020

同プロジェクトは、京都で芸術を学ぶ学生作品を展示することで、地下鉄駅構内の活性化を目指す取組です。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により展示期間を令和2年3月24日からから令和2年10月31日までに変更し、地下鉄の各駅構内で「アートのあふれる駅」をテーマにした作品を展開し、学生の視点で駅から京の文化を世界へ発信しました。本学学生は地下鉄二条城前駅の構内で、『運河鉄道「ものを運ぶ運河 人を運ぶ鉄道」』と題して作品を展示しました。

  • 連携先:KYOTO駅ナカアートプロジェクト2020実行委員会(参加12大学、京都市交通局、京都市)

境谷小学校|境谷小レジデンス

平成23年度から境谷小学校と連携し、本学卒業生や在学生が、境谷小学校の空き教室で芸術作品を滞在制作するなど、日常的に児童との交流を行っています。

令和2年度はコロナ禍により、例年行っているワークショップなど多くの取組が中止となりましたが、レジデンスの活動作家で本学の構想設計専攻の大学院生が制作したアニメーション作品を児童の皆さんが鑑賞し、映像作品を通じて芸術に対する関心を持ってもらう機会を設けることができました。

  • 連携先:京都市立境谷小学校

下京渉成小学校|渉成レジデンス

平成27年度から下京渉成小学校で、本学卒業生が芸術作品を滞在制作するなど、日常的に児童との交流を行っています。また、令和2年度に開催された同校の作品展には、レジデンスで活動する作家の他、本学の学生も作品の展示協力を行っています。

  • 連携先:京都市立下京渉成小学校

3 文化団体等との連携

京都市交響楽団との連携協定に基づく取組

日本で唯一の自治体直営オーケストラとして創立された京都市交響楽団と、将来の音楽芸術文化の担い手を育成するため、令和元年8月6日に協定を締結しました。連携協定に基づき、京都市交響楽団の演奏会への学生の出演やリハーサル見学等を実施する目的です。

  • 連携先:京都市交響楽団

KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展への出展

2020年10月31日から12月6日まで京都市京セラ美術館で開催された「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」にて、本学と京セラ株式会社みなとみらいリサーチセンター・塩瀬隆之氏(京都大学総合博物館准教授)・富田直秀氏(京都大学大学院工学研究科教授)とのコラボレーションによる作品を出展しました。

「技術が人間の限界を拡張する」をテーマにディスカッションを重ね、辿り着いた〈答え〉を、本学美術学部日本画専攻教授と大学院修士課程絵画専攻(日本画)修了生2名が三者三様に形象化し、作品にしています。

  • 本プロジェクトへの参画団体としての取組

京都市京セラ美術館「ダイバーズ・ラボ」における動画制作

京都市京セラ美術館では、リニューアルを機に従来から実施してきた教育普及事業を 「“教える” から “学び合い” へ」をキーワードに「ラーニング・プログラム」と名を改め再編しました。その中の一つのテーマとして、より専門的なプログラムを提供する「ダイバーズ・ラボ」において、日本画をより深く楽しんでもらうための動画プログラム「日本画の標本箱」の動画について、本学に制作・監修をお願いしたいとの依頼があり、取り組みました。

  • 連携先:京都市京セラ美術館

北文化会館コンサート

令和2年11月18日に管・打楽専攻がコンサートを実施しました。令和3年2月3日の作曲専攻による新作発表演奏会は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、無観客で演奏をし、その模様を後日動画配信という形で公開しました。

  • 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団

ウェスティ音暦

令和2年11月28日に弦楽専攻がコンサートを実施しました。(令和2年6月に実施予定をしていた管・打楽専攻による演奏会は今年度は中止。)

  • 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団

アンサンブルコンサート

令和2年11月29日、国立京都国際会館にて、施設内の庭園を一般に開放するイベントで音楽学部生が演奏しました。

  • 連携先:国立京都国際会館

地下鉄北山駅アート作品展示

地下鉄北山駅からコンサートホールへ続く地下通路に、デザイン専攻(ビジュアル・デザイン)の大学院生が制作した、音楽にちなんだ作品17点と、本学音楽学部演奏会PR用のフライヤーデザインをポスターサイズにしたもの13点を、令和元年9月9日から令和3年9月まで展示しています。

  • 連携先:(公財)京都市音楽芸術文化振興財団

ピアノフェスティバル

オーディションで選出されたピアノ専攻生が演奏するピアノフェスティバルを、平成23年度からは京都ライオンズクラブの協賛を得て京都府立府民ホール“アルティ”にて開催しています。

令和2年度は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、6月25日には無観客で演奏をし、その模様を後日動画配信という形で公開しました。

  • 連携先:京都ライオンズクラブ

Nuit Blanche Kyoto 2020

「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」は、パリ市が行う一夜限りの現代アートの祭典です。パリの姉妹都市・京都でも、日仏のモダンアートが楽しめる「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2020」が令和2年10月3日に開催されました。

ギャラリー・アクアにおいては、芸術資料館収蔵品活用展『横内健太郎「誰もに何かが(Something for Everyone)』を開催しました。

また、京都コンサートホールでの演奏会「パリ白夜祭への架け橋――現代アートと過ごす夜 京都コンサートホール×ニュイ・ブランシュ KYOTO 2020 ながれ うつろう 水・線・音」では、本学の上中あさみ非常勤講師や本学卒業生らが多数出演しました。

  • 連携先:京都市・アンスティチュ・フランセ関西

国立民族学博物館共同研究「拡張された場における映像実験プロジェクト」

文化人類学・民族学および関連分野の特定のテーマについて、国立民族学博物館内外の専門家が共同で実施する研究に参画しました。

  • 連携先:国立民族学博物館

バシェ音響彫刻 特別企画展

昭和45年の大阪万博のために製作された音の鳴るオブジェ「バシェの音響彫刻」の修復・復元プロジェクトによる展示を、令和2年117日~1220日に行いました。関連イベントとして、ギャラリートーク、シンポジウムの他、音響彫刻を演奏する特別コンサートを開催し、オンライン無料ライブ配信にて公開しました。

  • 連携先:東京藝術大学ファクトリーラボ
  • 協力:大阪府、バルセロナ大学、万博記念公園マネジメント・パートナーズ(BMP)、 
       L’association STRUCTURES SONORES BASCHET(フランスのバシェ協会)、バシェ協会(日本)

4 他大学との連携

京都大学

大学間教育連携に関する協定

令和2年3月10日、京都大学と平成17年9月28日に合意した「京都大学と京都市立芸術大学の大学間交流に関する覚書」を踏まえ、更に教育及び人材育成の分野で包括的に緊密な協力・連携を深めることで、教育内容の充実、教育人材の育成及び大学間教育連携の推進に寄与することを目的に、大学間教育連携に関する協定を締結しました。

京都大学デザインスクール

京都大学が平成25年度から大学院の専門を横断して設置している教育・研究組織である「デザイン学ユニット」に、本学は正式な連携校として協力し、同組織主催のデザインスクールでは本学デザイン科の教授が講師として参加しました。平成31年3月のユニットの解散後も、引き続きデザインスクールには実行委員会に参加し協力しています。

非活動高齢者を巻き込む介護予防ナッジのデザイン

令和元年より、京都大学医学研究科の研究グループの研究にビジュアル・デザイン専攻の教員及び学生が参画しています。

アートとヘルスケア融合による健康コミュニティのデザイン

平成30年度より、京都大学医学研究科人間健康科学系専攻と共同研究を実施。介護付き有料老人ホーム「ゆうゆうの里(宇治市)」をフィールドとして、ビジュアル・デザイン専攻の教員及び大学院生が取り組んでいます。

大阪大学

医療・看護・工学・芸術×問題解決型イノベーション Let’s making happen

大阪大学との共同授業として、実践的医看工芸ものづくりワークショップを実施し、ビジュアル・デザイン専攻の教員及び大学院生が取り組んでいます。(令和2年度は9月に全3回で実施)

京都芸術教育コンソーシアム

子供たちの「生きる力」の育成と芸術創造都市・京都の創生に向けて、芸術系5大学(嵯峨美術大学、京都精華大学、京都芸術大学、成安造形大学、京都市立芸術大学)と京都市、京都市教育委員会等で設立した「京都芸術教育コンソーシアム」では、議長校を務めています。令和2年度は、コロナ禍でも可能なかたちでの連携授業等に取り組むとともに、芸術教育フォーラムArt-e Kyotoにも参加しました。

  • 連携先:芸術系大学、京都市教育委員会

京都アカデミアフォーラム

京都大学を中心に京都府下の9大学が、京都の文化・芸術・科学について「学術面から情報発信する場」として、平成29年7月3日に「京都アカデミアフォーラムin丸の内」を開所し、各大学主催によるセミナー等や各大学が連携したイベント等の企画を実施しました。

令和2年10月12日〜10月16日の「京都アカデミアウィーク2020」では、本学の大嶋義実副学長が「本邦におけるフルートオーケストラの誕生とその隆盛‐京都の作曲家を中心として」と題して、当時京都芸大作曲科教授で後に同日本伝統音楽研究センター初代所長を務めた故・廣瀬量平氏の楽曲を中心に、フルートオーケストラの歴史を紹介しました。

  • 連携先:京都府下の大学

全国芸術系大学コンソーシアム

東京藝術大学を中心に国内の芸術系大学及び芸術系学部・研究科が連携・協力して設立した「全国芸術系大学コンソーシアム」に、本学も協力しています。

  • 連携先:全国の芸術系大学

京都・大学ミュージアム連携

平成23年度に14大学15ミュージアムが相互の活性化と京都からの文化発信を目指して、「京都・大学ミュージアム連携」を発足し、本学も連携団体として参画しています。

  • 連携先:大学博物館