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3 漆工講座| 末広皿で体験する 根来塗風研ぎ出し〈実 技〉

今回の講座では、黒漆の上に朱漆を塗り重ね、下の黒をあえて覗かせ「根来風(ねごろふう)」に仕上げる方法を体験しました。使用した末広皿は、2024年の震災で被害を受けた輪島市の工房で製作され、傷ついて大量に残されていたものです。その一部を本学の漆工専攻が譲り受け、今回の教材として再生させました。講師があらかじめ塗り重ねておいた皿を、参加者の皆さんがそれぞれ紙やすりを使って研ぎ出し、磨いて仕上げます。手の加減と木地との出会いによって、研ぐほどに現れるさまざまな“景色”を楽しみながらの作業となりました。木地にできた震災の傷もまた、何層も塗り重ねられた漆の内側から美しい模様となって浮かび上がり、世界に一つだけの作品が完成しました。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


  • 実際に漆を研いでみると、思った以上に力がいることがわかりました。思う用の模様にはなかなかならなかったけれど、楽しい時間でした。皆さんの作品を見て、それぞれの模様のバリエーションが素晴らしいと思いました。

  • 実習だけでなく、先生方がそれぞれの専門分野についてのお話もしてくださり、楽しく受講できました。知見が深まり、工芸の丁寧な仕上げや模様を作る面白さの一端にも触れることができ、漆について深く興味を持てる講座でした。

  • 末広皿を輪島から持ち帰られ再生されるなど、時間をかけて準備していただき、作業の面白さだけでない有意義な時間と感じられて良かったです。
  •  実施日| 2026年 8月5日(水)〈3時間〉

     受講料| 10,000円(材料費・資料代込)

    受講者数| 13名

     対 象| 経験不問、小学5年生以上

    講 師| 笹井 史恵(漆工専攻教授)栗本 夏樹(漆工専攻教授)
         安井 友幸(漆工専攻教授)大矢 一成(漆工専攻准教授)

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