閉じる

共通メニューなどをスキップして本文へ

ENGLISH

メニューを開く

テーマ演習

本学独自の横断型教育カリキュラム「テーマ演習」とは

テーマ演習は、総合基礎実技と並ぶ、本学独自の教育カリキュラムです。

一定のテーマに沿って、学生と教員が専攻を越えて、実践的な研究活動を行うことで、芸術に関わる幅広い視野と探究心、そしてコミュニケーション能力を養います。研究テーマを学生から提案できることもこのカリキュラムの魅力の一つです。

テーマ演習の一例

街道をめぐる

取組の様子

2023年度に歩いた道は《沓掛街道》。ルート決めや地図の作成、宿やバス確保など企画のすべてを学生が主体となって行います。街道を歩いた後は、その体験をもとに成果物として作品を作ります。

アートブックをつくる

取組の様子

アートブックやZINEについての歴史や表現などを深く知り、主にリソグラフ(デジタル孔版印刷機)を使用して、複製できるアートワークとしての本を制作します。

和菓子の文化史

取組の様子

和菓子の歴史や技法・表現を、教員の講義や各自の調査を通じて学び、テーマに沿ったオリジナル和菓子を作ります。老舗和菓子店の体験教室にも参加するほか、アイデアや設計図、試作品などを皆で共有し、レシピブックを完成させます。

歴史文化遺産活用とまちづくりの実践

取組の様子

「歴史文化遺産活用とまちづくりの実践」では京都市下京区の七条高倉角に建つ町家「田中家」を舞台に田中家の歴史などについて学びながら、学生視点で町家の今後の活用の仕方について検討・実践を行っています。今年度は田中家の周りの探索をはじめとしたリサーチにより、その土地の文化や建物について知識を深め、有形文化財に登録されている長谷川家住宅の見学から昔ながらの町家やそこに眠る品々の歴史や価値について学びました。

抽象のしくみ

取組の様子

「抽象」と聞くと、抽象絵画や抽象彫刻などを思い浮かべられるかもしれません。しかし、抽象美術に限らず、私たちは普段から無意識のうちに抽象能力を働かせています。2022年度は、「装飾」をテーマに、「意味」「パターン」「機能」というそれぞれの観点から「装飾」における抽象の関わりを読み解くための制作課題を試行し、装飾についての検証を行いました。

科学・芸術・社会の相互作用

取組の様子

「科学・芸術・社会の相互作用」の主な目的は、芸術以外の専門分野を学ぶ他大学の学生と交流してお互いに学び合うことです。お互いの研究室/アトリエを訪問したり、それぞれの研究/制作を紹介したり、一緒に何かを作ったり考えたりするワークショップをしています。​授業名に「社会」が入っていることからも分かるように、科学・芸術の価値や評価基準、政治や経済との距離感、ジェンダーギャップやハラスメント、労働条件など、コミュニティとしての科学と芸術が社会との間で抱えている問題に関心を持つ人も多く、そういう話題で議論をしたり、スピンオフ的に勉強会を開いたりもしています。

祇園祭の鷹山の復興デザイン計画

取組の様子

江戸時代の文政9(1826)年の暴風雨により損害を被り,祇園祭の巡行から退いていた山鉾のひとつである「鷹山」が,約200年ぶりに正式に巡行に復帰するに当たって,その復興プロジェクトに取り組みました。「音頭取り(山鉾を先導する人)」や「車方(車輪を操作する人)」の衣装や,山鉾の下部につける「裾幕」などをデザインしました。「鷹山」の歴史的復活に,学生がデザインした衣装や裾幕が使われ,歴史に残っていきます。

創造・発見・感動!小学生へのメッセージ

取組の様子

小学生とのワークショップ企画に毎年取り組んでいます。2016年度の企画は,「お祭りの主役は君だ!〜big fan(うちわ)fun(楽しい!)fan(ファン[愛着のある])〜」と題し,京都市立境谷小学校の土曜チャレンジ教室でワークショップを実施。当日は,カラーインクを用いて作ったカラフルな紙を,準備した団扇の骨に貼り付け,さらに各自思い思いのデコレーションを施して『オリジナルうちわ』を制作しました。

共有空間の獲得

学生達と自主運営の図書小屋を製作。自由に図書の寄付,貸出が出来る新しい拠点が出来ました。

取組の様子
取組の様子

その他さまざまなテーマ演習が行われています。

  • 「奥行きの感覚」
  • 「リトグラフによる京都芸大の一断面」
  • 「つちのいえ」
  • 「Talking about Art―芸術とは,ことばとは」
  • 「新・音響彫刻プロジェクト」
  • 「音楽学部と美術学部の吹き溜まり」