1. センター概要

京都市立芸術大学芸術資源研究センター(略称 芸資研,英語表記 Archival Research Center)は,文化芸術都市京都に受け継がれ,また新たに誕生する芸術作品や各種資料などを「芸術資源」として包括的に捉え直し,記録の保存・活用を意味するアーカイブの手法を取り入れ,新たな芸術創造を生み出すための調査・研究機関として,2014年4月に発足しました。
日常的に様々な作品や資料を生み出している芸術大学は,ひとつの巨大なアーカイブと言えます。芸資研では,これからの芸術創造のための資源となりうるものを集めた「創造のためのアーカイブ」を育みます。1880年の京都府画学校創立から140年を超える本学の歴史の中で培われ,現在も生まれつつある教育・研究の成果が,将来の芸術文化・教育の発展に寄与することはもちろんのこと,美術や音楽といった芸術の分野を越え,相互が出会うことにより,これまでにない新しい芸術が京都に生まれ,拓かれることを目指します。
芸資研では,こうした本学独自の新しいアーカイブ基づく基礎研究を進めると同時に,本学の特色や土壌を活かした重点研究に取り組んで行きます。

2. センター概念図

センター概念図

3. 基礎研究

基礎研究では,アーカイブ理論の研究,資料体の調査収集と活用,アーカイブの教育の場での活用を行います。
アーカイブへの理解を共有し,創造のためのアーカイブを構築するために,アーカイブに関連する専門家を招いた研究会を,教職員や学生を対象に随時開催します。そして,本学が所蔵する資料を中心に資料体を調査収集し,そのアーカイブ化を通して,社会への還元として創造的に活用して行きます。さらに,教育の場において,芸術の歴史に向き合うためにアーカイブを用いて,新たな創作・研究を行う能力を育成することに活用します。

(1)アーカイブ理論の研究

アーカイブとは,従来の公文書館から芸術表現の方法まで,様々な意味で用いられています。芸資研では,芸術及び芸術大学におけるアーカイブの可能性を検討し,その理解を深めるために,識者を招いたアーカイブ研究会を随時開催しています。

(2)芸術資源の調査収集と活用

芸資研は,京都芸大が所蔵する芸術作品や各種資料を中心に芸術資源を調査し,創造的に活用する予定です。芸資研には,収蔵庫もなく収蔵品・収蔵資料も多くはないため,芸術資料館や附属図書館と連携しつつ,学内各所に点在する芸術資源の目録作成を進めると同時に,将来的には京都を中心とした学外の芸術資源も含めて,その創造的な活用を推進したいと考えています。

(3)アーカイブの教育の場での活用

アーカイブの発想や方法は,芸術教育においても有効です。芸術家は,芸術作品によって構成される芸術の歴史を踏まえて制作してきたが,現代の芸術家が制作時に向き合う多様な情報環境は,芸術作品に限定されない資料や情報を含んだアーカイブに例えることができます。現代社会にふさわしい創作能力を育成するために,アーカイブの発想や方法を芸術教育に取り入れたいと考えています。

4. 重点研究

重点研究とは,多様な専門分野をもつ学内外の研究者が時限的に推進する研究で,プロジェクト・リーダーが中心となり,一人もしくは数人の研究者からなる研究チームによって実施しています。現在,以下の研究を行っています。

進行中のプロジェクト

オーラル・ヒストリー

芸術関係者に聞き取り調査を行い,口述された内容をオーラル・ヒストリー(口述資料)として記録・保存,研究します。本学ゆかりの作家を中心に,「戦後日本美術」「京都画壇」「フルクサス」に焦点を当てた研究活動を展開しています。
(2014年度から)

記譜プロジェクト

西洋音楽の記譜法,日本の伝統音楽や民俗芸能を研究し,その解析や再現を進めます。同時に,作品や創作プロセスを含めて記譜法を広く捉え直し,記譜を新たな芸術創造の装置とみなし,表現の多様性を探ります。
(2014年度から)

富本憲吉アーカイブ・辻本勇コレクション

富本憲吉記念館創設者辻本勇氏からコレクションの寄贈を受け,本学の前身である京都市立美術大学に陶磁器専攻を創設した元学長富本憲吉ゆかりの書簡等の資料を調査研究し,中間成果として書籍「富本憲吉『わが陶器造り』」を刊行しました。
(2014年度から)

総合基礎実技アーカイブ

本学美術学部の新入生全員が各専攻に分かれる前に受講し,分野を横断する柔軟な基礎力の育成を図る授業「総合基礎実技」の課題と成果を資料化し,芸術教育に新たな展望を開くことを目指します。
(2014年度から)

京都工芸アーカイブ

少子高齢化による工芸の担い手不足は京都の伝統産業において最も深刻な課題となっています。本プロジェクトでは未来の学生や研究者が,過去を知り制作や研究に活かすことのできる工芸情報をアーカイブしすることを目的としています。
(2015年度から)*2018年度「京焼海外文献アーカイブ」から「京都工芸海外アーカイブ」に変更,2019年度「京都工芸アーカイブ」に変更

美術関連資料のアーカイブ構築と活用

名画の中の人物や著名人に扮する作品で知られる森村泰昌(1951-)や,仏教美術,京都の文化,また美術作家の作品や展覧会の記録など幅広く撮影し続けた写真家井上隆雄(1940-2016)らの,各種関連資料のアーカイブ構築と活用について実践的に取り組みます。
(2014年度から)

現代美術の保存修復/再制作の事例研究―國府理《水中エンジン》再制作プロジェクトのアーカイブ化

2014年に急逝した國府理(本学美術研究科 彫刻専攻修了)の《水中エンジン》(2012年)の再制作プロジェクトの記録と関連資料のアーカイブ化を行います。また,動態的な作品における「同一性」「自律性」の問題や,作品がはらむ本質的な批評性と「再制作」の関係など,この再制作のプロセスが提起するさまざまな問いについても検討します。
(2017年度から)

京都美術の歴史学– 京都芸大の1950年代 –

本学の戦後の再出発となった1950年代に焦点をあて、新たに実施された教育カリキュラムについて、美術史・社会史・教育史の横断的観点から研究します。初年度は彫刻科とデザイン科を中心に調査を行い、復興期の京都にて教育が根付いた背景を検証します。
(2017年度から)

崇仁小学校をわすれないためにセンター

京都市崇仁地区では,2023年の芸大移転にともなって,建築物やモノや風景のありようが,急速に変化しています。記憶を呼び起こす物質的な「よすが」と,それによって喚起される個々人の記憶の両方を創造的に記録・保管・継承する方法を,コミュニティ・アーカイブ的な手法を用いながら実践的に研究します。
(2018年度から)

美術工芸のリソースに関するアーカイブズの試行

美術工芸品を形作る制作道具やそれを用いた技は、作品のリソースとして極めて重要な存在ですが、保存活用の手立てに十分な仕組みがありません。そこで、公共機関や地域・所有者などと協働しつつ、資料調査のあり方や実物保存および活用の方向性の仕組みの構築を試みます。
(2019年度から)

バシェの音響彫刻プロジェクト

1970年の大阪万博で制作された17基のバシェの音響彫刻のうち、これまでに修復された6基の音響彫刻の構造と響きを体系的なアーカイブに残し、部材の劣化を防ぐメンテナンスを施すと共に、まだ復元されていない部材についても調査します。またそれらを用いた新たな創造活動の可能性を探っていきます。
(2019年度から)

原版と銅版画作品のアーカイブ

著作権等の問題から通常は廃棄されてしまう銅版画の原版を、技法・素材など関連資料の記録や、刷られた作品とともに保存することで、高度な技術力を必要とする銅版画技法を継承し、実践的な資料として研究し活用します。
(2019年度から)

絵具に問う

絵画を彩る絵具は、画家が描いた痕跡です。よって我々は、画家が用いた材料や技法、表現の意図、画家がおかれていた状況などを絵具に問うことができます。本プロジェクトは、絵画からより多くを学ぶ環境を整えることを目的とし、保存修復専攻の研究活動によって得られた絵具に関する調査データのアーカイブを目指します。
(2019年度から)

タイムベースドメディア作品アーカイブにおける鑑賞性の保存・修復・再創造

芸術資源研究センターで構築されているダムタイプ作品「p/H」のデジタル・アーカイブを活用し、仮想現実(VR)シミュレーターの制作を行います。舞台装置やパフォーマーの動きなどを3次元シミュレーター内で再現し、情報技術を用いたアーカイビングを考察するとともに、VRによる作品鑑賞を介してアーカイブ閲覧の今日的可能性について検証します。
(2019年度から)

歴史的音源で検証する20世紀ピアノ黄金期の音色

歴史的音源と大型蓄音器を使い20世紀前半のピアノ黄金期の音色の魅力をオリジナルのサウンドで検証。当時の巨匠達が愛用した欧米のトップピアノメーカーの個性溢れる音色を解説を交えて最高級蓄音器の音で紹介。エラール、プレイエル、ベヒシュタインなど、今や殆ど聴く機会の無いピアノの銘器11社の音色の聴き比べを予定。
(2020年度から)

THEATRE E9 KYOTO 上演作品アーカイブ

2019年6月にオープンしたTHEATRE E9 KYOTOで上演される舞台芸術を記録し,後世に残していくアーカイブを作成します。そのための方法論と仕組みづくりを劇場と共同で行い,3年後には劇場のみで自律的にアーカイブを続けていける環境を整えていくことを目指します。
(2020年度から)

映像配信のアーカイブ実験室

動画や写真や音楽(将来的には3D点群スキャン画像など)を,ネットワークサーバー上に構築したアーカイブ・データーベースで管理することを通して,過去の資源を再活用する方法を確立します。それらを通して,芸資研をスタジオとして映像配信とそのアーカイブを蓄積するシステムやワークフローを整備し,開かれた実験室とします。
(2020年度から)

京都芸大国際交流アーカイブ

本学の交換留学経験者に対する聞き取り調査を中心に,その経験を文章化・可視化し,比較可能にすることで,芸術大学における交換留学の多様な特性や効果について理解するためのアーカイブ活動を行います。またその活動を通し,留学参加者以外にも,その効果を波及させる手法について研究します。
(2021年度から)

Stone Letter Project

京都市立芸術大学に約50年間保管されていた日本専売公社で制作されていたタバコのラベル印刷の石版原版約340枚を分類し,明治から「石版印刷」の黄金期に至るまでの石版印刷がどのように展開し,現在のデザインと美術の分野で果たした役割と意義を改めて考察・検証する事を目的としています。それと同時に,京都芸大の教育的資料として記録し,保管・継承する方法を考察します。
(2021年度から)

MIMIC

MIMICは,現在活動を続けるアーティストが,自分たちの活動する地域で,当事者自ら行う記録・調査を通じて,既存の美術史におけるアーティストの語り方を考えるためのプロジェクトです。調査者となるアーティストが,対象に選んだアーティストの技法やテーマを「模倣(MIMIC)」し,作品を制作する過程や対象との対話を記録します。
(2021年度から)

日本文化〜記憶から伝承へ〜

「日本文化を考える」を主題とし,彬子女王殿下の講義を通して日本文化を様々な視点から学生と共に捉え直し,創作活動へと展開します。
(2021年度から)

発想の現場としてのドローイング・アーカイブ

創造活動の手前側(もしくは奥側)として位置づけることができる「ドローイング」について,「イメージ」と「描く」という行為の間にある相互関係のありように焦点を当てその実態を捉えること,またその後の教育や研究において利用可能なアーカイブとしての土台を形成することを目指します。
(2022年度から)

抽象のしくみ––観賞・批評・教育に向けてのアプローチ

造形表現のプロセスに関与する抽象能力に着目することで,造形表現ひいては表現全般の普遍的な仕組みについて研究します。この過程で得られる成果を元に新しい評価基盤の構築と鑑賞方法の提案,さらには実技と理論を交えた実用性のある教育資源として取りまとめ,現場への還元を目指します。
(2022年度から)

芸術系大学シラバスのアーカイブ

シラバスは大学がどのような学生を理想としているかを記したものであり,大学からの受験生や学生へのステートメントである。京都市立芸術大学のウェブ閲覧可能になる前のシラバス・学事要綱をアーカイブ化し,歴史的変遷を研究することで大学の持つ芸術に対する見方を理解していく。
(2022年度から)

芸術資源循環センター

アーティストのアトリエから出る魅力的な廃材を”副産物”と呼び,回収,販売する資材循環プロジェクト。作品の制作過程で副次的に生まれてくる”副産物”は,アトリエの片隅に置かれいずれは捨てられる運命にあったモノたちです。それぞれの作家の感性を帯びた作品未満のそれらのモノたちに敢えてスポットを当てることで,ものの価値や可能性について改めて考える機会をつくります。
(2022年度から)

 

 


終了したプロジェクト

フルクサスのオーラルヒストリー

1960年代から美術,音楽などの各分野のアーティストが分野の枠を越えて展開した国際的な芸術運動「フルクサス」に携わった人々にインタビューし,その基礎資料を作ることを目的とします。
(2014年度~2018年度)

みずのき作品群の保存とアーカイブ作成への協力と作業支援

みずのき美術館(京都府亀岡市)による,同館所蔵作品群の保存状況の改善とアーカイブ作成事業(保存の為の再整理作業,画像撮影,作品記録リスト作成,引っ越し作業等)への協力および作業支援を通じて,所蔵作品群,および「みずのき寮絵画教室」,「みずのき寮絵画クラブ」の実態調査を行います。
(2017年度~2018年度)

Sujin Memory Bank Project

過去を保存し未来へと継承することは,アーカイブに期待される機能の一つです。残されたものの事後の検証・活用に,写真を含む映像が果たす役割や可能性について,実践的な立場で研究に取り組み,ワークショップ等で考察を深めます。
(2015年度~2018年度)*2018年度「映像アーカイブの実践研究」から変更

ASILE FLOTTANT 再生~ル・コルビュジェが見た争乱・難民・避難~

ル・コルビュジエがデザインした 難民収容船のリノベーションが完成することを機に,「ル・コルビジェが見た争乱・難民・避難」をテーマとした展覧会とシンポジウムを東京で開催する。また,パリのセーヌ川に係留されている船の内部で現代日本建築家展を行い,出版も行う。
(2017年度)

美術教科書コレクションアーカイブ作成

本学美術教育研究会が長年にわたり収集した明治時代からの図画工作・美術教科書は図書館に寄贈され,現在1400冊以上のコレクションを形成しています。美術だけでなく教育や社会の歴史を辿るうえでも非常に重要かつ貴重なこれらの教科書は,経年劣化が著しいため,アーカイブ化し,今後のさまざまな活用に向けての道を拓きます。
(2015~2019年度)

奥行きの感覚アーカイブ

絵画や彫刻をはじめとするさまざまな芸術作品に感じられる「奥行きの感覚」が研究対象です。この感覚の背後には,視覚にとどまらない共通感覚や,複雑な仕方で読み解いている多様な情報や質が存在します。そうしたものを検討・整理,アーカイブしながら「奥行きの感覚」の客観化を目指します。
(2015年度~2020年度)

うつしから読み取る技術的アーカイブ

「高細密複写」と違い,「写し」や「模写」はその行為を通じ作品の背景を読み解き,技法,素材を後世へと引き継ぐ大事な役割があります。「写し」「模写」を技術,技法,素材から考察し,そのアーカイブの可能性と汎用性を模索します。
(015年度~2020年度)*2016年度,法隆寺金堂壁画における「複写と模写」から変更

音楽学部・音楽研究科アナログ演奏記録デジタル・アーカイブ化

本学には音楽学部創設以来の貴重な演奏記録が保存されていますが,収録当時の記録媒体は寿命が短く,劣化が激しいものがあります。これらのデジタル化を進め,整備活用のために調査を行います。
(2015年度~2021年度)

 

5. 研究組織

センターでは,所長とプロジェクト・リーダーを中心に様々な調査研究に取り組んでいきます。また,センターの研究プロジェクトに大きく寄与する専門家等を,特別招聘研究員(非常勤)としています。

組織図

センター・スタッフ

所長            森野 彰人(美術学部教授)
副所長           砂原 悟(音楽学部教授)
副所長           武内 恵美子(日本伝統音楽研究センター准教授)
専任研究員         佐藤 知久
兼担教員          石原 友明(美術学部教授)
              岡田 加津子(音楽学部教授)
              川端 美都子(音楽学部准教授)
              砂原 悟
              砂山 太一(美術学部准教授)
非常勤研究員        高嶋 慈
              滝 奈々子
              竹内 直
              𡌶 美智子
              橋爪 皓佐
              藤岡 洋
客員研究員         あごうさとし
              石谷 治寛
              井上 航
              加須屋 誠
              川崎 義博
              紀 芝蓮
              菊川 亜騎
              林田 新
              前﨑 信也
              牧田 久美
              矢津 吉隆
              山下 晃平(美術学部非常勤講師)
              山田 毅
客員教授・特別招聘研究員  彬子女王殿下
              森村 泰昌
客員教授          建畠 晢
特別招聘研究員       塩見 允枝子(現代音楽作曲家)
              加治屋 健司

プロジェクト・リーダー

戦後日本美術のオーラル・ヒストリー
加治屋 健司

京都・近代絵画の記憶
松尾 芳樹(芸術資料館学芸員)

伝統音楽の記譜法からの創造
武内 恵美子

音と身体の記譜研究
竹内 直

感覚のアーキペラゴ
高橋 悟(美術学部教授)

富本憲吉アーカイブ・辻本勇コレクション
森野 彰人

総合基礎実技アーカイブ
高瀬 栞菜(美術学部非常勤講師)
中井 友路(美術学部非常勤講師)

京都工芸アーカイブ
前﨑 信也

美術関連資料のアーカイブ構築と活用 森村泰昌アーカイブ
加須屋 明子(美術学部教授)

美術関連資料のアーカイブ構築と活用 井上隆雄写真資料に基づいたアーカイブの実践研究
正垣 雅子(美術学部准教授)

現代美術の保存修復/再制作の事例研究―國府理《水中エンジン》再制作プロジェクトのアーカイブ化
高嶋 慈

京都美術の歴史学– 京都芸大の1950年代–
菊川 亜騎
深谷 訓子(美術学部准教授)

崇仁小学校をわすれないためにセンター
佐藤 知久

美術工芸のリソースに関するアーカイブズの試行
畑中 英二(美術学部教授)

バシェの音響彫刻プロジェクト
岡田 加津子(音楽学部教授)

原版と銅版画作品のアーカイブ
大西 伸明(美術学部教授)

絵具に問う
高林 弘実(美術学部准教授)

タイムベースドメディア作品アーカイブにおける鑑賞性の保存・修復・再創造
砂山 太一

歴史的音源で検証する20世紀ピアノ黄金期の音色
梅岡 俊彦

THEATRE E9 KYOTO 上演作品アーカイブ
あごうさとし

映像配信のアーカイブ実験室
石谷 治寛

京都芸大国際交流アーカイブ
金田勝一(美術学部教授)

Stone Letter Project
田中 栄子(美術学部教授)

MIMIC
安藤由佳子(美術学部准教授)
熊野陽平(美術学部非常勤講師)
岡本秀

日本文化〜記憶から伝承へ〜
彬子女王殿下

発想の現場としてのドローイング・アーカイブ
谷内春子(美術学部講師)

抽象のしくみ––観賞・批評・教育に向けてのアプローチ
小島徳朗(美術学部准教授)

芸術系大学シラバスのアーカイブ
玉澤春史(美術学部客員研究員)

芸術資源循環センター
矢津吉隆 (芸術資源研究センター客員研究員)
山田毅(芸術資源研究センター客員研究員)

(2022年度4月1日現在)

6. ロゴデザインについて

concept

芸術資源研究センター設立時のキーワードである「創造のためのアーカイブ」を形にした。分野を越えて様々な芸術や資料が集められ,相互に出会い,新しい価値や芸術が生まれている瞬間を,いくつもの円の重なりが響き合う部分を切り出すことで表現しています。隣り合う重なりの矩形は少しアールを持たせ柔らかい印象とともに,モザイクのように色を変えることで,多彩な芸術が集まっていることも意味しています。またこの矩形はいくつも隣り合うことでパターン模様として広がりを持つことも出来,これは,芸資研から,様々な芸術が広がりを持たせながら多様に生まれていくことも期待させてくれます。

舟越一郎(美術学部教授)

 

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