これまでの実施の様子|サマーアートスクール2018
* 掲載内容は実施年度当時のものです。
* 開催会場はいずれも京都市立芸術大学内です。
1. 日本画伝統表現 琳派を学ぼう!
実施日 2018年8月1日(水曜日)〜8月3日(金)各日とも10:00〜17:00(昼休憩1時間を含む)*計18時間
受講料 10,000円(材料費込)
受講者数 30名
形式 実技
対象 経験不問
講師 宇野 茂男(保存修復専攻教授)ほか
内容
2018年度は「大和絵」を取り上げ,金銀の技法を中心に,日本絵画の優美で多彩な表現と繊細な線描の体験や伝統素材について学びました。実習では扇面法華経冊子を取り上げ,伝統的な材料=天然岩絵具や棒絵具を使用し,日本絵画材料の魅力を体感したり,材料についての講義も行いました。
2. 北斎先生曰く 〜書物で読み解く北斎牡丹の描き方〜
日時 2018年8月7日(火曜日)〜8月8日(水曜日)両日とも10:00〜17:00(昼休憩1時間を含む)*計12時間
受講料 10,000円(材料費込)
受講者数 25名
形式 実技
対象 経験不問 *教員免許状更新講習対象講座
講師 大野 俊明(日本画専攻特任教授),川嶋 渉(日本画専攻教授)
内容
葛飾北斎が最晩年に書き記した“ハウツ一本”である画法書『画本彩色通』をお手本に,北斎先生の言葉を読み解きながら,牡丹の花を描きました。
3. カラー再発見 私だけの新しいパレットを作ってみよう
日時 2018年8月7日(火曜日)〜8月8日(水曜日)両日とも10:00〜17:00(昼休憩1時間を含む)*計12時間
受講料 9,000円
受講者数 19名
形式 実技
対象 大学生以上,あるいは同等の美術制作経験のある方
講師 フィッツジェラルド サイモン(油画専攻教授)
月本 ちしほ,中田 有美,長谷川 由貴(ティーチングアシスタント)
内容
本学で30年余り教鞭をとる英国出身の教授を中心に,色を表現に活かし続けた画家の作品などを通して本テーマを学びます。西洋芸術における色彩の歴史的背景や色の持つ意味,効果などを再確認しつつ,また,実践の中で受講生それぞれが自身の新しい色を見つけて,今まで出会ったことのない彩りのパレットを作ってみるという試みでした。
4. 漆講座 ー自分だけのスプーンとお皿を作ろう!
日時 2018年8月7日(火曜日)9:00〜16:30(昼休憩1時間を含む)*計6時間
受講料 10,000円
受講者数 24名
形式 実技
対象 経験不問(ただし小学校4年生以上) *教員免許状更新講習対象講座
講師
笹井 史恵(漆工専攻准教授),栗本 夏樹(漆工専攻教授),安井 友幸(漆工専攻教授),
大矢 一成(漆工専攻講師)
内容
お皿(直径24cm,栗)とスプーン(長さ19cm,欅)を,「拭き漆」という漆の技法で,本漆を用いて変わり塗りの研ぎ出し仕上げを体験しました。
5. 日本仏像史概説
日時 2018年8月8日(水曜日)10:00〜17:00(昼休憩1時間を含む)*計6時間
受講料 3,000円
受講者数 21名
形式 講義
対象 経験不問 *教員免許状更新講習対象講座
講師 礪波 恵昭(総合芸術学専攻教授)
内容
日本の仏像について, 如来・菩薩・明王・天など形式別の特徴にも触れつつ,飛鳥時代・7世紀から鎌倉時代・13世紀までの様式展開を概説しました。
6. 絵の中に入り込もう 西洋絵画の見方
日時 2019年8月9日(木曜日)10:00〜17:00 *計6時間
受講料 3,000円
受講者数 27名
形式 講義
対象 経験不問 *教員免許状更新講習対象講座
講師 深谷 訓子(総合芸術学准教授)
内容
西洋絵画を見る時に役立ちうる観点を全般的に紹介しつつ, 数点の作品を徹底解剖することで, 西洋絵画史の魅力と特色に迫りました。
7. 中高生に向けたデザイン基礎講座
日時 2018年10月28日(日曜日)13:00〜17:00(途中休憩を含む)*4時間
受講料 5,000円
受講者数 40名
形式 実技 / 講義
対象 中学生および高校生
講師
辰巳 明久 (ビジュアル・デザイン専攻教授),滝口 洋子 (ビジュアル・デザイン専攻教授),
楠田 雅史 (ビジュアル・デザイン専攻教授),舟越 一郎 (ビジュアル・デザイン専攻准教授)
内容
「デザインって何?」をテーマにデザインで何ができるのかについての解説(本学ビジュアル・デザイン専攻教員),学内で開催中のビジュアル・デザイン専攻学生の作品を展示した「VD展」でのギャラリートーク,実技授業として色紙を使った色彩構成を行いました。