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これまでの実施の様子|サマーアートスクール2024

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* 掲載内容は実施年度当時のものです。

* 2024年度の開催会場はいずれも京都市立芸術大学構内です。

講座内容の紹介

1. 東洋絵画の見方 ―中国絵画を中心に― [芸術学講座]

中国の山水画、花鳥画など様々な作品をとおして、東洋絵画を鑑賞する際の基礎知識やポイントについての講義。
本学芸術資料館所蔵の絵画や資料を、細やかな説明を受けながら間近で鑑賞できる時間もあり、より理解を深められる機会となりました。


◀ 明・仇英(印)「採蓮図」部分
 (京都市立芸術大学芸術資料館所蔵)

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・初心者にもわかりやすく、中国絵画について知ることができ、絵画の見方が少しわかりました。

・実際に作品を鑑賞しながらお話を聞けたのがとても良かったです。

・美術品をこんなに近くで見ることが初めてで、その取扱いの様子も直に見られて、たいへん貴重な経験でした。

東洋絵画の見方|実施の様子

実施日時  2024年 8月1日(木)10:00~15:00 (講義/計4時間)

受講料   2,000円(資料代込)

受講者数  24名

対 象   経験不問

講 師   竹浪 遠 (総合芸術学専攻教授)


総合芸術学専攻の紹介ページはこちら

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2. 京都芸大の日本画 裸婦デッサンから学ぶ「線」 [日本画講座]

本学の日本画専攻で2回生を対象に行っている「人体を手がかりとした実技課題」に即し、対象を「線」により捉えて作画を行う日本画表現の基礎的な解釈を、裸婦デッサンを通して学びました。

デッサンを始める前に「描く際の心得」などについてレクチャーがあり、初めての方も安心して挑戦できる内容でした。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・導入から締めくくりまで、本講座の意図がとてもわかりやすかったです。

・デッサンを通して、日頃思い悩んでいることを考える道すじをつけられたように思います。
 世界の見方が変わるような、貴重な体験ができました。

・日本画の捉え方を、少し体験することができました。大学院生の皆さんのデッサンはさすが!と思いました。

実施日時  2024年 8月1日(木)13:00~16:30 (実技/計3.5時間)

受講料   5,000円(材料費込)

受講者数  32名

対 象   経験不問

講 師   小島 徳朗 (日本画専攻准教授)


日本画専攻の紹介ページはこちら

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3. 伝統日本絵画技法 絹本画に親しむ [日本絵画講座]

本講座では日本絵画の伝統素材と表現を学ぶことを目的として、絹に描く「絹本画」について学びました。

日本絵画の特徴ともいえる「ぼかし」の優れた表現や、紙ではできない「裏彩色」の表現の技法など用いた実習をしました。また、「膠」や「胡粉」など、伝統日本絵画の材料についての講義も行いました。

絹本の優美で繊細な表現について、さまざまな角度から理解を深め、その魅力を知っていただく機会となりました。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・絵画の知識や経験のない私にとっては大変難しかったですが、些細なことでも丁寧に教えてくださり、
 楽しく取り組めました。今回の講座でいろいろと知ることができて、日本絵画の見方が変わりました。

・絹本画は初めてでしたが、先生や学生の皆さんの教え方が上手で、最後まで楽しく描くことができました。

・画材の使い方やや表現の方法について学ぶことができ、写真で見たことのある絵の模写は楽しかったです。
 大学受験をますます頑張りたいと思いました!

実施日時  2024年 8月5日(月)〜8月7日(水)各日10:00~16:00 (実技/3日間・計15時間)

受講料   10,000円(材料費込)

受講者数  37名

対 象   経験不問、ただし高校生以上

講 師   宇野 茂男 (保存修復専攻教授) 他


保存修復専攻(修士課程)の紹介ページはこちら

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4. キャンプでも大活躍! 
  うるし仕上げのカッティングボードをつくる。 [工芸(漆工)講座]

食卓やアウトドアのシーンで活躍する、カッティングボード(まな板)を、今回は職人仕様のまな板として人気のあるイチョウの無垢材を使い、「かたちの切り出し」「整え作業」「本漆を用いて拭き漆を施す」という工程で作りました。

電動ジグソーを使って切り出したり、角をきれいに研いで整え、拭き漆で板をきれいに仕上げるところなど、慎重に根気よく続ける作業を経て、思い思いの作品が出来ました。

制作したカッティングボードのサイズは、
長さ25cm×幅15cm×厚み2cm程度です。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・初めて「うるし」に挑戦しました。木材の加工、磨きの工程が進むにつれ、木目の美しさを再発見できました。
 漆を塗るとまた違った顔を見せてくれて、とても心が躍りました。

・漆の色や特徴を知ることができて良かったです。塗り方も難しかったが勉強になりました。

・どのように漆を塗るのかがわかって楽しかった。

実施日時  2024年 8月6日(火)9:00~12:00 (実技/計3時間)

受講料   6,000円(材料費込)

受講者数  14名

対 象   経験不問、ただし小学4年生以上

講 師   安井 友幸 (漆工専攻教授)
      栗本 夏樹 (漆工専攻教授)
      笹井 史恵 (漆工専攻教授)
      大矢 一成 (漆工専攻准教授)


漆工専攻の紹介ページはこちら

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5. 鋳込み体験 ペンダントライトを作ろう  [工芸(陶磁器)講座]

今回は石膏型に液状にした磁器土を流す「鋳込み(いこみ)」という技法でペンダントライトを成形し、型から外した生地の表面に、線を彫りつけたり、粘土を盛り付けたりして、自由に加飾しました。

オリジナルのペンダントライトは後日大学の窯で焼成し、お手元に届けられました。
実際に灯してみた感じはいかがだったでしょうか?

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・どのようなペンダントライトができるかを想像しながら模様を作るのが、難しかったけれど楽しかったです。

・受講対象が子供だけのだったので、子どもを隣で見守りながら一緒に作業を少し体験できました。
 次回は親も作りたいです!

・普段できないことが体験できてとても良かった。普段は入れない大学の内部を見ることができて興味深かったです。

実施日時  2024年 8月6日(火)13:00~16:00 (実技/計3時間)

受講料   8,000円(材料費込)

受講者数  9名

対 象   経験不問 ただし小学生以上、高校生以下

講 師   若杉 聖子 (陶磁器専攻准教授)
      上田 順平 (陶磁器専攻准教授)


陶磁器専攻の紹介ページはこちら

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6. 染料で描き染める  [工芸(染織)講座]

今回は染料を使って色を調色し、木綿の布に刷毛で描き染め、染め上がった布の縁をミシンでかがって仕立てるまでの工程で、オリジナルのハンカチーフを作成しました。

染料独自の発色や、布に染みいる感覚を体験しつつ、使ったり飾ったりするのは、暮らしを彩る工芸ならではの楽しみです。

出来上がった作品はぜひ、生活に潤いをもたらすアイテムとして活用していただければと思います。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・染織のことを詳しく教えていただくことができ、楽しく制作できて、とても充実した時間を過ごすことができました。

・夏休みの自由課題の作品にと、子供と参加しました。親子で楽しん取り組め、参加して良かったと思いました。
 家では出来ないので良い経験でした。

・染める作業はとても楽しかったです。この大学に行きたい思いが強まりました。

実施日時  2024年 8月6日(火)13:30~15:30 (実技/計2時間)

受講料   2,500円(材料費込)

受講者数  14名

対 象   経験不問 ただし小学生以上

講 師   藤井 良子 (染織専攻准教授)


染織専攻の紹介ページはこちら

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7. アートとか、哲学とか、心理学とか  [リベラル・アーツ講座]

この講座では、本学の「リベラル・アーツ」= 「自由に生きるための技芸」という理念に基づき、広い意味でのアートについて考えました。

グループディスカッション形式のワークショップを行い、芸術、哲学、心理学を横断する自由な思考を巡らせていただきました。

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・離れた世代の方々と話す機会は初めてで、とても楽しかったです。
 さまざまな立場の人間が集まって会話することにより、考えの違いや思い込みで判断していたことにも気付かされ、
 たいへん良い経験となりました。

・「リベラル・アーツ」という主題が良かったです。
 講師の先生方がとても民主的でリベラルでヒューマンな雰囲気で、安心して参加できました。

・「哲学的対話」の考え方など、普段働いていない脳の部分が刺激されたようでした。

実施日時  2024年 8月7日(水)13:30~16:00 (講義/計3時間)

受講料   500円

受講者数  29名

対 象   経験不問(初心者の方も受講可)

講 師   戸澤 幸作 (共通教育(哲学)講師)
      堀田 千絵 (共通教育(心理学)准教授)


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8. 京都画壇と京都芸大 ― 「京都芸大〈はじめて〉物語」展によせて  [芸術学講座]

京都市立芸術大学芸術資料館の「京都芸大〈はじめて〉物語」展(8月12日まで開催)によせて、京都画壇の著名な日本画家と本学との関わりを紹介しました。

資料館で作品を直接鑑賞しながら説明では、本学設立に関わった画家たちの逸話や、展示作品の修復にまつわるエピソードなどにも触れ、作品や大学の歴史をより知ることができる内容となりました。


◀ 「京都芸大〈はじめて〉物語」展 展示作品より
  幸野楳嶺 《龍馬負河図図》(部分)
  (京都市立芸術大学芸術資料館蔵)

 受講者の皆様の感想より *一部抜粋  


・芸術資料館での解説が非常にわかりやすくて良かったです。運筆絵手本についてよくわかりました。

・近代京都画壇について、画学校創設から現在に至るまでの京都芸大の歴史について、大変わかりやすい解説でした。
 他講座で聴いた中国絵画の内容と相まって理解が深まりました。

・先生のお話し振りが初心者でもわかりやすい感じで、とても楽しく拝聴しました。
 資料館では、作品や展示資料にまつわる“ウラ話”も聞けて面白かったです。

実施日時  2024年 8月10日(土)13:00~16:30 (講義/計3.5時間)

受講料   1,000円(資料代込)

受講者数  30名

対 象   経験不問

講 師   田島 達也 (総合芸術学専攻教授)


総合芸術学専攻の紹介ページはこちら

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